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ブログタイトルを変更しましたが特に意味はありません。

北京・香港・マカオ旅行~香港1日目 「念願の重慶マンションカレー」

2010年03月09日 23時17分20秒 | 旅――海外



香港での投宿先は、九龍サイド、百周年紀念花園前にある3ツ星ホテル『PARK HOTEL』。繁華街はもちろん、地下鉄の尖沙咀駅やハーバーにも近くて便利。


さすが香港だけあり、部屋のセンスの良さは今回の宿の中でもピカイチだ。高層階に部屋を取ってもらったこともあり見晴らしも抜群(天気が良ければね)。もちろんネットへの接続もOK。大きめのビジネスデスクがあるのも嬉しい。


荷物を置いたらすぐに街へ。1年ぶりの香港。やっぱ落ち着く。まずは彌敦道(ネイザンロード)へ出ることにするぜ。


彌敦道に出て辿り着いたのは“魔窟”『重慶マンション』。「ニセモノノトケイアルヨ…」の声を背に受けつつ中へ。


この重慶マンション、実は30件以上のインド料理屋がしのぎを削る、カレー好きにとっては夢のような世界だったりする。そう、今晩は、ここでインドカレーを喰らうのだ。


奥へ奥へと歩いていく。ここまで来ると華人の姿もなければ漢字の看板もない。完全にエスニック・マイノリティたちのテリトリーだ。シーズンオフに加え、21:00過ぎという時間だからか、シャッターを閉めている店が多い。


2Fにやってきた。ここも閑散としていて寂しいがカレー屋はいずれも営業中。一仕事終えた店子たちが軒先のテーブルでカレーをつついている。夢見た光景がそこにある。


そろそろ我々もお店を決めねばならない。選んだのは『伽哩王』というお店。なぜこのお店を選んだかと言えば、「ドーサ」を供する数少ないお店だから(翌日、一人で他のインド料理店を巡り、各店のスタッフに「ドーサある?」と訊いて回ったが、いずれも「ドーサならあの店(伽哩王)しかないよ」という回答だった)。少なくとも2Fでドーサを喰える店は相当に限られているらしい。



で、頼んだマサラ・ドーサ。サックリと絶妙なクリスピー感。そして中にはホクホクとしたスパイシーなポテト。セットされているラッサムに浸しながら喰うと頭を掻き毟りたくなるほど美味い。間違いなく、これまで食べたドーサの中でNo.1の美味さ。相当に我々が美味そうにドーサを喰っていたからか、インド人とおぼしき家族連れがやってきて、「おお、ドーサではないか!」と声を挙げながら同じものを頼んでいた。この重慶マンションでもドーサはそれほど稀少なのか。ちなみに恰幅いいお父さんは、1人でドーサを平らげ、お代わりまでしていた。奥さんや子どもがカレーのプレートを食べているのにお父さんはドーサ一筋。なんというドーサ愛。


カレーだが、マトン系にすることは決めていたのだが、そのマトン系のカレーだけで優に10種類以上あり大いに迷う。メニューとにらめっこし、最終的に「初めての店だから」ということでもっともベーシックそうなマトン・マサラに決定。そして肝心のライスなのだが、嬉しいことにプラオがあったのでそれを頼む。さすが香港だけにライスがちゃんとバスマティ米。肝心のカレーだが、トマトの酸味がほどよく効いていて柔らかく煮込まれたマトンと好相性。プラオとの相性も抜群でスプーン止まらず。香港にきて初っ端からこんな美味いカレーが喰えるなんて最高すぎるぜ。


ということであっという間に食べきってごちそうさま。食べたのは一軒に過ぎないが、十分に重慶マンションのレベルの高さを感じることができた。どの店も必ず客が入っていることから、どこで食べてもまず外れはなさそうである。明日はどの店でどんなカレーに出会えるか楽しみだ。


香港デビューを控えているからか、千明様の看板が街中いたるところに掲げられていた。22:00を過ぎた時間だが、まだまだ香港では宵の口。食後の運動に、彌敦道を北上してみることにしよう。


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