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またまたご当地レトルトカレーネタの連投だ。
今回選んだのは、かつて帝国海軍、現在は海上自衛隊の拠点として国防の要を担う広島県は呉市の『呉海軍亭・肉じゃがカレー』。言うまでもなく呉にとって肉じゃがは、京都府・舞鶴と発祥の地を争う重要な町興しツールであり、かつて呉海軍工廠で製造された戦艦大和と共にこの地を代表するシンボル的存在。それをベースとしたカレーということで、並々ならぬ気合を感じさせてくれる。
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もともと(肉じゃがは)海軍食だったこともあって、パッケージには旭日旗をバックに清白な表情の水兵さんと海軍を示す舵輪のマークが。スパルタンな『鹿屋海軍航空カレー』とは対極にあるテイストながら、ミリタリーカレーとしての矜持はしっかり感じることができる。その気合、しかと受け止めさせてもらうことにするぜ。
味の方だが、紛れもない肉じゃがカレーだ。残った肉じゃがにカレールウを入れて煮込めばこうした味になるにちがいない、という味。甘みが強くスパイスによる刺激を抑えた万人向けのテイストで、傍らに牛乳を置いて食べたくなる。また、じゃがいもやニンジン、コンニャクといった脇役がしっかり存在感を主張しつつゴロゴロ入っている点も好印象だ。喰ってて「モグモグ」という擬音が自然と頭に浮かんできやがる。
ということでこれまた個性的で地域性をしっかり感じさせてくれる当地カレーであった。グノタに限らず子供から老若男女、美醜国籍問わず幅広くオススメできるカレーだと言えよう。