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ブログタイトルを変更しましたが特に意味はありません。

LEEx30~Pimenta de cheiro

2009年07月05日 01時20分35秒 | CURRY-レトルト・お土産系




1ヶ月以上前のことになるが、季節限定のレトルトカレーである「LEE×30倍」を喰ったのでここに報告しておきたい。

LEEというのはグリコが出している辛さを前面に押し出したパンチあるレトルトカレーで、入門レベルの「×5倍」、中級レベルの「×10倍」、上級レベルの「×20倍」というレギュラーラインナップが存在する。×5倍が一般的なレトルトカレーの辛口~大辛に相当するとすれば、×10倍は激辛、×20倍までいくと対抗馬を挙げられないオンリーワンな辛さとなる。

そして表題の「×30倍」だが、これは辛味ジャンキーのために毎年夏季限定で発売されるシーズナル商品である。LEEが市場に登場して間もない1987年に初お目見えし、以降、何度かの空白期間を挟みつつ今日まで連綿と続いてきた、いわば辛味ジャンキーたちにとっての夏の風物詩。そう、コイツを喰わねえと夏は始まらねえのだ。

これが滅法辛い、というか痛い。「レトルトの激辛なんてqqqq」と思っていると痛い目に遭うどころか、たとえば寝不足などで消化器の働きがマトモじゃないときに喰った日にゃあ、胃腸がビックリして一口毎に猛烈なシャックリに襲われ、「オオレの体内にチェストバスターが巣喰ってやがる!」とパニックに陥ってしまうほど。また、あまりの辛さに水をがぶ飲みすると、(飲む量が尋常ではないため)胃液が希釈されまくり今度は激しい消化不良が待っている(徹夜明けでこれをやってしまい、ストリートでリヴァースした経験アリ)。こんな素敵な責め苦を与えてくれるナイスなアイテムが街中のコンビニやスーパーで¥200そこそこで買えてしまうのだ。

そんな凶暴な「×30倍」だが、ここ最近はより過激さの度合いが増し、「辛味倍増ソース」なる小袋のペーストが添付されるようになっている。これを加えることでその辛さは「×45倍」まで上昇、文字通り身もだえするような責め苦を堪能することができる。

さて、今年のLEEだが、昨年の“ハバネロより辛い唐辛子”との異名を持つジョロキアがベースになった増強ソースから“アマゾンで穫れる激辛唐辛子ピメンタ・デ・シェイロ” ベースの増強ソースへと進化。パッケージと増強ソースにプリントされた“ピメンタ坊や”がこれから始まる激しいプレイを予感させやがる。

しっかり湯煎してよーく増強ソースを混ぜ混ぜして出来上がり。さぁ意を決して一口――
お、意外にも食べやすいぞ。確かに尋常じゃない辛さなのだが、味がしっかりしていることもあって45倍といえどパクパク食べ進めていける。辛さに関しては明らかに昨年のジョロキアの方が上だが、こちらの方が辛さと美味さのバランスの完成度は高い。ああん、ううおという責め苦を受けつつもちゃんとウマ辛さを味わうことができる。水を必要とすることもなくあっという間の完食でい。

つーことで一年ぶりぶりの「LEE×30」。その進化をしっかり体感することができてそれなりに満足させてもらったし、なかなかにいいプレーでもあった。これから秋までの約2ヶ月間、しっかりとその刺激を楽しませてもらうぜ。


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