『祈りの幕が下りる時』、観ました。
原作は東野圭吾さんの同名小説で『新参者』の加賀恭一郎シリーズの完結篇。
ある女性の遺体が他人のアパートで発見される。
その女性の身元を調べていくうちに、沢山の点が現れ、それが繋がっていき、
そして、加賀恭一郎の母にも繋がっていく・・・。
原作は読んでいたので2時間に収めるのは大変だなと思いました。
冒頭のお母さんの過去のエピソードが短かったですね。
原作だともっと長いような気がしますが、ドラマじゃないのでじっくり描くのは無理ですよね。
ご遺体の様子をあそこまで見せなくてもとかちょっと思いました。
上手く言えないけど、演出と脚本にちょっとしっとり感?しみじみしたじわじわ来る感じ?がなかったかな。
それでも松本清張の『砂の器』の東野圭吾版みたいな感じで、女性の壮絶な人生には涙しました。
( 映画の『砂の器』は凄いです。)
キムラ緑子さん、迫真の演技でした。
桜田ひよりちゃんの演技に涙。
あの役はすごく難しかっただろうな。
桜田ひよりちゃん、芦田愛菜ちゃんの養護施設のドラマに出てて、最近『相棒』にも出てますね。
いい女優さんになりそうです。
松嶋菜々子さんの演技にも感動。
東京も出てきましたが、滋賀がいっぱい出てきました。
滋賀に住んでる人や行った人はあそこもここも出てるって分かると思います。
原作が未読の人は映画とはまた違った感動があるので読まれたらと思います。
東野圭吾さんの作品は読みやすいのでお勧めです。
加賀恭一郎シリーズ、好きだったのでもっと続いて欲しかったな~。
映画は平日人の少ない時に静かに集中して観たいのですが、家人が休みに観に行くと言うのでどうしても週末ということに。
日曜日に観たのですが、公開直後ということもあって、ちょっとザワザワしてました。
おうちでテレビを観ているみたいな?賑わいでした(-_-;)
テレビでかなり宣伝していたのでテレビで知った人が観に来てたのかな。
もう少し日にちが経って観に行ったら良かったかな~。
長々と書きましたが、感想は人それぞれだと思います。
参考にならなくてすみません。