うす曇、気温やや低め。グランドは夜露に濡れたか湿っているが、締まっているのでいい状態。
体調もいい。昨日の練習で調子もいい。
今日は勝つぞ!
朝7時過ぎからグランド造り。
監督もすでに来ていた。
他の役員と協力して、俺たちが試合するグランドのライン引きやベースをセットしたり、ピッチャーマウンドにプレートをセット。
特にプレートは俺が入念にチェック。
マウンドの砂はかなり深いなぁ。投げるたびに掘られそうだ。
開会式を終え、試合は午後なので一時解散。
それまで監督と俺は近くのファミレスで打ち合わせ。
「勝ちたいネェ~」「勝ちましょう!」的な。
11時に再び集まり、練習、オーダー発表。
今日はほぼ、フルメンバー参加。
それだけにスタメンに悩んだ監督。
「守備はワンエラーで交代。」と決めていた。
そして俺は、「フォアボールが4つ連発したら交代してください。」と進言。
その状態からの調整は無理だとわかるから。
幸い、今日は他にもピッチャーがいる。
そして予定よりやや遅れて試合開始。
相手は前回の大会でも当たった「ワンダフルプレーヤーズ」のOBチーム、という事。
でも、見ると若い人もいるし、ワンダフルのレギュラーもいる。
市民大会用に急造した寄せ集めチームと見た。
それなりに油断はできない相手だ。
が、それよりも風が強い。
のちに、茨城のほうでは竜巻も発生した、と言うほど上空では気流が乱れている。
外野からホームに向かっての強風。
砂が舞い、キャッチャーにはつらい状態だ。
時折、審判からもタイムがかかるほど。
が、ピッチャーには有利。
我が方の先攻。
試合展開は例によってよく覚えていないが、無得点だったような。
その裏に3点くらい取られたか?
そして2回表に3点取り返した。と思う。
ビッグイニングはあった。
何点入ったかわからないくらい爆発。
試合も時間がかかり、いよいよ最終回。
確か、5、6点リードで迎えたと思う。
2アウトまでは何の問題もなく進む。
が、ここでいきなりの乱調!
ストライクが入らない。
大きく外れるわけではないけど、高低で外れる。
自分の中で何かが変わったのがはっきりわかった。
たぶん、控えのメンバーを出してあげたい、とか、余計なことを考えてから狂った気がする。
フォアボールでランナーがたまり、打たれた球がいいところに落ちてしまう、そんなパターンで得点を重ねられ、監督一度目のタイム。
「どうする?」
「代えてもらってもいいです。」
ショートに入っていた控えの投手も、「俺もどっちでもいいですよ。」
監督「行っちゃおうよ。頑張ろう!」
俺の続投が決まる。
気を取り直して、最後のアウトを取りに行く。
が・・・・やはりストライクが入らない。
さらに追加点を許したところで再び監督。
「代わろう。」
「はい。」
控えの投手にボールを渡し、「お願いします。」
マウンドを降りた。
代わった彼は昨年は調子がよくなかったけど、今年はいい。
そして、その期待通り、最後のバッターを三振にとって、試合終了!
「12対10」で2回戦進出を果たす。
俺が崩れなければ、もっと楽に大差で勝てたのに・・・・
が、勝ちは勝ち。
来週の二回戦までにさらに腕を磨いて臨むぞ。
今度の相手は市役所チーム。
よく知った顔が多い。
高校野球甲子園経験者もいる。(数十年前だけど)
この大会のための急造チームだったけど、ベテランチーム相手に勝利した、運も持ったチームだ。
あなどれない。
そこに勝って、決勝はいつも一緒に練習している「パーマンズ」とやりたい!
パーマンズは別の山で強豪相手に勝ってくれないと。
さあ、決戦は日曜日!