【当たり前を幸せに変える辛かった日々の本当の意味。】2010.sk
工場までの距離は歩くと少し遠かった。
それでも自転車を買おうとは何故か思わなかった。
期間が過ぎて去っていった労働者が置き去りにしていた自転車を
使っていいよと寮長に言われ
初めて買ってもらったウインカー付きサイクリングのように磨いた。
行動範囲が飛躍的に広がり町のケンタッキーも満喫できた。
ホームセンターでライトも購入し取り付けた。
人生二度目の風を感じた。
こないだその時のことを書いた走り書きのような日記を見つけ
涙が止まらなかった。
まだお店を持つ前のボクは26歳だった。
今月49歳になる。
まだまだだな。