酒馬鹿三兄弟、次男の岸壁はしご酒

酒は飲んだら飲まれましょう、しかし仲良く。拙い酒と乱暴ポエトリ月夜の酩酊ランデブー

あいつらがきっと持っている

2012-10-29 18:14:23 | 


もし君に恋が必要なら


きっと俺に相談するのは間違いだ、


 


それは憎しみの形が違うからだろう


もし君に愛が不可欠なら


都会の生き方に習うのがいいだろう


漫然と生きるサラリーマンや、その仲間の女たち


580円のビールジョッキや、リオハのワイン


よくあるトルティージャや、アヒージョを前に語られる


大企業の擁する繁華街の、トイレも清潔に保たれた


レストランに行くといい、


 


みんな恋の話をしているだろう、


男と女が互いの伴侶を目標にしながら


今日の恋を探しているだろう。


 


俺の躍起になっているものときっと違う、


何度か関係は過ぎた愛もあるが


俺の今探しているものは違う


 


自然を愛してなどいない、し、


同性愛ほどなまめかしくも無い


明日の糧に、金稼ぎに血眼になっていることも無い


 


ただ俺は


耳を切るような冷えた夜の中であきらめを探しているだけだ


 


冬の雪の中で流れる体液は驚くほど美しい、


それはきっと慈しみとは違う。


 


君が酔いながら、戸惑いながら探す愛とは


きっと違う。


 


いつか君が同じものを探す時があるなら


俺はいつでも一緒になるだろう。


でもきっとそれは君が神様を裏切る覚悟が出来た時だ



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