酒馬鹿三兄弟、次男の岸壁はしご酒

酒は飲んだら飲まれましょう、しかし仲良く。拙い酒と乱暴ポエトリ月夜の酩酊ランデブー

マーダーオンザライ

2010-07-13 16:11:41 | 
俺は不安でやり場がない。今まで登っていた山に
浮かれた女たちを連れていくなんて。

大抵2人や3人で、
時には神妙に一人で、登り続けた汗だくの山に
繁華街で屯するような女たちを連れて行ってやろうとなんてして
俺はどうかして、
行き場所を失ってしまうかもしれない

別段自然なんて愛してもいないし、
丈夫になるわけもない。

苦しみで一杯の人生がせめて苦しくなくなる程度に
山の方が苦しいだけだ。

息が切れて、足が切れて血を流す、
それが俺には全くお似合いだ。

俺に似合いの場所ではないが、
俺は逃げ込むことだけ考える場所だ、

そんなところにバーやホテルに入り浸る女たちが行ってみたいというのは
それは何なんだ?

俺はそれに妙なお節介を焼いている、
ホテルのダイナーで、十分に満足しているはずの女たちの

愚痴が聞こえるような気がしたからだ。

そいつらにも吐きだす場所が無いから、
そう思ったからだ、が、

俺の居場所は結局無くなって
また酒場に戻るんだろう。



つまりは人の集まらない場所が、
俺には最も似合いと言うことだ

NEVER MIND

2010-07-01 12:40:57 | 




世の中を憂う年頃は過ぎても、
楽が出来るようになるのでは無い

明日よ信心深く俺に来い、と夕闇に願う、
そんなの不毛だ。

俺には明日に意義があるかも分からない、ただ勝手にやってくる
面倒な灼熱としか思えない日もあり、
反面意味も無く雪なんか降らなければいいのにと、
心底思う。

信心深く、未来が来るわけが無い、
信じているとすれば何も変わらず、変わるわけが無い、
と言うこと。

夢見る頃を迎える前に死んだあの娘の墓のように
ここでは何も変わらず、
だから神も要らないし、
明日を変えるわけも無い。

ただの繰り返しが過ぎていくのを
憂う気持はとっくに失せても

全てが忘れられるわけでもない。

あの娘が好きだった黄色い花は他の色に変わる事は無い。