酒馬鹿三兄弟、次男の岸壁はしご酒

酒は飲んだら飲まれましょう、しかし仲良く。拙い酒と乱暴ポエトリ月夜の酩酊ランデブー

UNDER THE CRY

2010-10-22 12:46:57 | 


怒りに任せて猛烈に車を蹴りつけていた若者は
今や拘置所で判決を待っている
あと一歩のところで踏み止まった奴もいるが
その差は僅かなような気がした。

また、仲間の1人は
顔を引きつらせて女の髪を掴み
振り回したりもしていたが、
 
 早晩別れは来るものだ。
そいつは今、一人美味そうにビールを飲んでいるが、
満足しているわけではないだろう。

人の世に、男と女がいる限り。


俺は詩でも書こうと躍起になるが
てんで様にならない
仕事に精を出せと言う上司たちに、帰る時間まで目を凝らされるが
何処かのネジがトンだ俺は、知らない振りで
詩をやっつけようとしている、
要するに
これだって精神の箍が外れているには変わりない。

上手く詩は書けず

俺は怒りに任せ、女を許せず、
不満げにビールを飲むだろう。

この世に酒と女と、文章らしきものがある間は

ジンジャー・スコットに憧れて

2010-10-01 10:54:35 | 






おれはクランベリーの酒さえ飲めず、
少々苛立つようだ
車は涼しい街まで狂ったほど混雑し、
運転を任されるわけで、クランベリーはジュースにしか
ありつけない

太陽が幾ら照っていたって、
車の中はひんやりとしているが、
だからって俺は快適さを望んでいるわけではない。
むしろひと仕事、場で汗でも噴きだしたら
クランベリーのリキュールを飲みたいと思っている

涼みながら滞った道で立ち往生、
そしてなだめる果実の酒も無い、
俺はほとほと不安定になって
車を飛ばす側道で、滅茶苦茶をしようとしてる、

あまりの横暴加減に同乗者は呆れ加減で、ジョークを頼りに
室内を鎮めようとするのに、
ますます俺は苛立って、車を降りようとする、運転を任されているにも
かかわらず


ただ一つ、
日差しの中で甘い酒が欲しい為だけに。