酒馬鹿三兄弟、次男の岸壁はしご酒

酒は飲んだら飲まれましょう、しかし仲良く。拙い酒と乱暴ポエトリ月夜の酩酊ランデブー

マーダーオンザライ

2010-07-13 16:11:41 | 
俺は不安でやり場がない。今まで登っていた山に
浮かれた女たちを連れていくなんて。

大抵2人や3人で、
時には神妙に一人で、登り続けた汗だくの山に
繁華街で屯するような女たちを連れて行ってやろうとなんてして
俺はどうかして、
行き場所を失ってしまうかもしれない

別段自然なんて愛してもいないし、
丈夫になるわけもない。

苦しみで一杯の人生がせめて苦しくなくなる程度に
山の方が苦しいだけだ。

息が切れて、足が切れて血を流す、
それが俺には全くお似合いだ。

俺に似合いの場所ではないが、
俺は逃げ込むことだけ考える場所だ、

そんなところにバーやホテルに入り浸る女たちが行ってみたいというのは
それは何なんだ?

俺はそれに妙なお節介を焼いている、
ホテルのダイナーで、十分に満足しているはずの女たちの

愚痴が聞こえるような気がしたからだ。

そいつらにも吐きだす場所が無いから、
そう思ったからだ、が、

俺の居場所は結局無くなって
また酒場に戻るんだろう。



つまりは人の集まらない場所が、
俺には最も似合いと言うことだ

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