ラーメン博士

　ここ一週間、体調があまり良くなかったのだが、やっと普段の調子を取り戻した感じがする。食欲も出てきた。そうなると、食べたくなるのがラーメンだ。

　昨夜６時頃だったろうか、社内の大勢いるスタッフの前で、「誰か一緒にラーメン食べに付き合ってくんない？」と、言ってみたのだが反応がない（涙）。何で、誰も相手にしてくれないのかな～と、しょんぼりしていると、スタッフのＳが、「どこに行くんですか？」と訊いてきた。私は、「○○ラーメンに行こうかと思っているんだけど」と言ったら、「そうですか？」と言われ、話が終わってしまった。

　私は、「何だよ～訊いておいて、それでおしまいかよ」と言うと、Ｓは、「みんなはこの後、打ち上げパーティーに出席するんですよ。自分もそちらに行くので、ラーメンにはお付き合いできないんですが、どこに行くのかだけでも知りたかったので」と言っている。

　私はラーメンが大好きだが、弊社の男性スタッフにもラーメン好きは多い。特にＭなどは、都内の主立ったラーメン店はほぼ制覇している。そのＭが話に加わってきた。「今日は出社前に江東区木場の麺屋○○まで行ってきました」と言っている。私が、「オマエ、そこって自宅からかなり遠いだろ？」と言うと、Ｍは、「そうですね～ラーメン代より交通費の方がかかりました」と言って笑っている。

　それから、暫くラーメン談義である。私は、ラーメンに関しての講釈なら、一端のものを持っているつもりだが、Ｍも見事だ。彼は大阪大学を出ているので、学生時代は食い倒れの街大阪で、味覚を磨いて来ている。参った。私は、「オマエには『ラーメン博士』の称号を与えるよ」と言うと、「かっこ悪いからいいです」と言われてしまった。言った私も恥ずかしくなった。子供を相手にしているわけじゃないのに、何をマヌケなことを言っているんだろう…。

　これからは、寒くなってくる季節だ。各局も、ラーメンのスペシャル番組の企画に入る頃である。そこで、私から一言。「各局、各番組制作会社のプロデューサー、ディレクターの皆様、弊社には『ラーメン博士』もおりますので（汗）、何卒『ラーメン番組』のリサーチのご用命は、弊社にお願い申し上げます（ペコリ）」