死ぬかと思った

　今日はゴルフである。珍しく、東北自動車道を利用し栃木まで行ってくる。早いスタートなので、４時半起床で５時の出発だ。なのに、私はまだ起きている。おそらく眠らないままの出発になるだろう。
　
　４時半と言えば、私の普段の就寝時間である。テレビの世界は、普通のサラリーマン社会の９時～５時からはおおよそ懸け離れ、だいたい４時間くらいは裕に後ろにずれ込んでいる。だから私は、テレビの世界に入ってからは半ば夜型の生活だ。
　
　ところがゴルフとなると、普段の就寝時間が起床時間になってしまう。そうそう習慣など替えられるものではない。だから、ゴルフの時はほとんど徹夜に近い状態でのプレーだ。充分に睡眠などとってやった試しがない。

　この前のゴルフも徹夜でのプレーだった。その前日も余り寝ていないので、眠くてしかたがない。前半が終わり、食事を取って後半に入った時には、お腹も一杯になり更に眠さが加速されてしまった。

　後半の確か３ホール目だ。ドライバーショットをした後で、カートに乗り込んだら寝てしまった。「お客さん！」と大声をかけられ飛び起きた。飛び起きたので、キャディーさんも驚いたのだろう？胸を押さえ「ハアハア」している。

　「どうしたの？キャディーさん」と言ったら、キャディーさんは、私が死んでしまったと思ったらしい。ゴルフ場で亡くなる人は結構いるからだ。それにしたって、あの大声はない。驚いて…死ぬかと思った。