９秒５２？

　北京オリンピックが終わり数日経つが、男子１００メートル金メダリストのウサイン・ボルト選手が、最後のゴールまで本気で走り抜けていたら、いったい記録はどのくらいだったんだろう？…とはオリンピックが終わってからも、ずっと頭の片隅に引っ掛かっていた事だったのだが、２７日のロイターで、ボルト選手のコーチが、「９秒５２で走れる可能性があった」と述べたようだ。ん～、やはりそのくらいは出せたのかな？

　今回の北京オリンピックでボルト選手が出した９秒６９ですら、予測では２０３０年までは、出ないであろうと言われてきた記録だったと言うではないか？弊社は番組リサーチ会社なので、『人類は１００メートルをどこまで早く走れるのか？』について、番組から調査の依頼をされたことがあったのだが、今回統計学者達は９秒４５辺りと言ってはいる。確かに依頼があって調べた時も、その辺の数字だったように記憶している。

　それでは、仮に９秒５２がボルト選手の出せた記録だったとしたら、人類最速の記録から０秒０７しか違わないではないか？ＷＲの９秒６９を出した翌日、アメリカのメディアは本気で走らなかった彼をこぞって非難したが、ボルト選手はあのキャラクターだ。きっと記録を破られた時に、「ボク、あの時本気で走っていたら破られなかったよ」と言う、言い訳の為の欣ちゃん走りだったのかな？…なわけはないな（笑）！？