マヌケ便り

テレビ番組リサーチ会社の代表をしています。

撮影中のアクシデント

2010-06-04 09:41:05 | Weblog
最初の一日で、絶対に無理だと思った自転車通勤。
また始めた。
遠回りにはなるが、坂道を回避した道を選んで走っているので、そんなに苦にならなくなった。
もう一週間になる。
自宅からオフィスまでは12キロ弱、今は遠回りをしているから14キロくらいあるかも知れない。
だいたい、片道1時間くらいだ。
自転車は車さえ来なければ信号無視が出来る(みんなやってる)ので、車やバイクと通勤時間にそんなに極端な差は出ない。
良い子の皆さんは、真似しないで下さい。
良い子じゃなくても、真似しないで下さい。
信号無視はいけない事です。

ところで写真の風景だが、いつも通る道の脇にある公園のいつもの風景。
人が寝転んでいるのがお分かりだろうか?
自転車通勤は雨の日は出来ないが、晴れた日だと必ず見られる光景である。
いつもの公園のいつもの場所にシートを敷いて、短パン(パンツかも?)姿の格好で寝ているおっさんがいる。
多少肌寒く感じる日でもパンツ一丁だ。
顔も容姿も年齢も、亡くなられた当時のウガンダさんの様。
楽しそうには見えないが、とても楽そうなのでいつも羨ましく見ている。
ところが昨日は、一昨日と全く同じ場所で全く同じ格好で寝ている。
24時間前と全く同じなので、もしかしたら死んでいるのに放ったらかしにされているのかな?
…と思い、自転車から降りて暫し観察して見た。
写真も撮ったりして…(笑)。
微動だにしないので、つまんないから観察をやめてまた自転車を走らせた。
死んでいたところで、私が悪いわけでもないし…。

自転車を走らせたら、白いパンツ(ズボン)を履いた若い女性が自転車で私の前を走っている。
遠い昔の凄い事件を思い出した。
テレビ業界に入って間もない私が、著名なCMディレクターと知り合いになれた。
ある日、その方から電話が入った。
「今度の日曜日にCM撮影があるんだけど、テレビのロケとはまた違ったものがあるから見ておかないか?勉強になるぞ!」と言われ、勇んで出向いて行った私だ。
川沿いの土手のところの道路を、女性歌手が白いパンツを履いて走り抜けると言うシーンからだ。
何回目かのテイク(撮り直し)で、サドルに乗せたお尻の部分が赤く染まり出してきた。
ビックリした。
ビックリしているのは私だけではない。
本人だけが気が付いていなのだが、周りのスタッフもみんな驚いている。
慌てたのはマネージャーだ。
「すみません。カメラ止めて下さい」と言って自分の上着を脱いで、その女性歌手のところに駆け寄り、その上着を腰のところに巻いて車の中へ連れ去って行ったのだ。
直ぐにそのマネージャーは車から出てきて、ディレクターのところに歩み寄り何やら話しをしている。
結局、撮影は中止になった。
その日は、川沿いの土手で日向ぼっこをしながらの昼食会になった。
こそこそと、先ほど起きたアクシデントをネタにした昼食会だ。
オチを付ける訳ではないが、私がかじりついたおにぎりの中身は明太子。
真っ白い米の中に真っ赤な明太子…。
少し前のあのショッキングなシーンを思い出し、食欲を無くしてしまった私だったが…。

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