車に…轢かれた

　２時間程前の事なのだが、喉が渇いたので冷蔵庫を覘いたら、普段買い溜めしてあるペプシネックスもジャスミンティーも無くなっていた。どうやら息子達に飲まれてしまったらしい。私が好きで買い溜めしてあるので、息子達も好きになってしまったようだ。それでシューズに足を引っかけ、飲み物を買いに出掛けたのである。

　家の前の道路は、そんなに広くはない。車同士が擦れ違う時は、いつもやっと擦れ違っている。大型の宅配の車が停まっている時などは、運転手が戻って来るまで動きが取れない。クラクションの音は年中である。何故にこの道を、一方通行にしないのだろうといつも思っている。広くないと言うより、むしろ狭い道なのに…。

　考え事をしながらフラッとその道路に出たら、軽ワゴンが結構なスピードでやって来た。驚いた私は身体を引っ込めようとしたのだが、踏み出した左足で踏ん張らないと、身体を後ろに引っ込められない。それで左足だけを道路に残こしてしまった。そしたら、前車輪と後車輪で二度も轢いて行った。「ア痛ッ、ア痛ッ」である。

　その瞬間思ったのは、「フラッと飛び出し気味に出てしまった私も悪いが、この狭い道路で飛ばし過ぎだし、もっと前方に注意をして…」と言おうとしたのだが、その車は停まる様子もなく行ってしまった。足の痛みよりも、唖然としてしまった。写真のシューズの汚れは、その車に轢かれた後だ。それにしても、「アレッ？」である。