ネタじゃないから！

　ソニー・ミュージックの知人から、８月９日に発売する、原口あきまさの『ネタじゃないから！』というＤＶＤの上映会をやるからというので招待された。原口っちゃんとは、知らない仲でもないし、彼の所属するプロダクションとは、社長以下スタッフ、そして所属タレントにも懇意にさせてもらっている方が多いので、もちろん伺うという返事をさせてもらった。

　それが昨夜だ。…と言っても数時間前だ。場所は銀座にある博品館である。多くのメディア関係者が取材に来ていた。盛況で何よりだ。

　意外だったのは、彼がＤＶＤを出すのは初めてだと言うことだ。彼の事だから、既にものまね関係のＤＶＤくらいは出していると思っていたのである。

　今回発売されるＤＶＤは、タイトルが『ネタじゃないから！』というものなのだが、日常ありがちな出来事を１００編もの構成で収録されたものだ。上映会では、その中から数編が抜粋されて上映された。正に誰しもが『あるある』と思えるような事が、おもしろおかしく収録されている。
　
　私も、思わず頷いてしまうような内容だ。会場の中でも共感がこだましている。上映会の途中では、はなわちゃんの応援メッセージ（？）のＶＴＲが織り込まれたり、原口っちゃん自らが同じ事務所の若手芸人との掛け合いで、『あるあるネタ』を披露してくれたりもした。

　そんなステージ上の掛け合いの中で、正に『コレって、数日前に私の周りであった出来事じゃないか！』と言うものがあった。私が数日前に書いた『カラオケ』の内容そのままだ。『一緒になって盛り上がっていたら、違う部屋の人達とだった』とか『部屋を覗き込む奴』だとかだ。

　私は大笑いだ。私はほとんどカラオケには行くことがない。だから先日書いた『カラオケ』の内容は、レアなケースだと思っていたのである。間違って部屋に入ってしまい、気づいてから異様な間ができるという話だ。

　私はこれが、よくある『あるあるな話』だとは思っていなかったのだ。だから、このネタをステージ上で見せられた時に、世の中にはそれだけマヌケが多いんだなと、改めて再認識し笑ってしまったのである。

　とにかく、面白い内容だった。８月９日、皆さんも購入してみては如何だろうか？原口あきまさの『ネタじゃないから！』というＤＶＤだ。一応、セールスはさせてもらったが、当たり前だが私は一切のセールス料は貰っていない。でも、コレを読んで買う人がいるかもしれないので、原口っちゃん、今度メシをご馳走してね！…と。