マヌケ便り

テレビ番組リサーチ会社の代表をしています。

格差社会

2008-12-28 22:10:33 | Weblog
 今年は、サブプライム問題に端を発した不況の波が世界的に広がった。百年に一度とも言われているこの不況だが、正に世界恐慌の様相だ。日本も言うに及ばずではあるが、もちろんその中にある我がテレビ業界も例外ではない。弊社は今年5月で設立21年目を迎えた。私の場合は設立以前からこの業界にいることになるのだが、これほどテレビ業界に“厳しさ”を感じた事が果たしてあっただろうか?私自身、今年は親友を亡くしてしまい最悪の年だったが、正にそれを象徴するかのような一年になってしまった。

 例年だと年の瀬は師走らしい活気あるニュースが駆け巡っているものだが、今年はろくなニュースしか流れていない。倒産した企業は例年にない数だ。日本のGDPが過去最低の19位になったこともさることながら、各企業は業績の下方修正、赤字決算、そして派遣社員、契約社員の解雇である。内定取消をする企業もあった。大企業でこの有様なのだ。中小企業では内情は火の車、零細企業に至っては、この寒い冬場に冷菜にしか有り付けないような、そんな洒落にもならないような感じではないだろうか?  

 格差社会論争が起きたのが、ちょうど10年前の1998年だった。一億層中流(意識OR家庭)などと言われていた時期の崩壊でもあった。我がテレビ業界も、98年危機などと言われていた時期なのでよく覚えている。その格差社会だが、不況になるほど顕著に現れる。社会的立場の弱いところからその打撃は受けてくる。もう何年も前の歌になるのだが、「ニュースは不況を歌い街には人が溢れた♪」こんな甲斐バンドの歌、『かりそめのスウィング』が頭の中でよみがえってくるようだ。実際に解雇報道は後を絶たない。

 私はロン毛にしているからか、ゴルフなどのスポーツをする時に髪が邪魔をするので必ず帽子をかぶる。その帽子がコレクションになってしまった。それで冬と言えばニット帽だ。載せた写真にはニット帽が3個並んでいる。100円ショップで買った100円の物。ユニクロで買った1,000円の物。そしてブランド店で買った12,000円の物だ。どれがどの値段なのかは写真ではわからないと思う。ところが被っていてもさほど遜色がない。値段にだけ格差を感じでしまう。経済格差も格差社会の一つの現れだとは言うが…。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
面白いですね (らむきな)
2008-12-30 12:17:40
帽子ですか・・・
値段的にイメージするのが私的に・・・
〔チクチク感〕です。
安いのってチクチクしたり、伸びちゃったり。
そんなイメージがあるのですが。
やっぱり、おんなじなんですかね?
子育てしてますが、子供のよだれかけはブランド料だと、思ったことがあります。
実際どれも同じでした・・・・
子供衣料ゎ親の見栄だったりするんだと思いますが・・・
100均のものでも、結構しっかりしているのってありますよね~。
返信する
確かに! (本人)
2008-12-30 17:34:08
子供の頃は、毛糸のチクチク感が嫌でセーターは嫌いでした。
今はニットも随分と製品の質が良くなっていますから、ほとんどそれは感じなくはなりましたけどね。
でも100円のニット帽を買う時には毛触りだけは確かめました(笑)。
流石に、100円ショップで試着するのは抵抗がありましたから(笑)。
素材的にもデザイン敵にも問題はなかったんですが、でも値段が100円と言うただそれだけが恥ずかしくて、買ったはいいが被るのに抵抗があって暫く被らなかったんですが、友人のやっているゴルフショップに被っていったら友人から、「おっ、暖かそうで高そうな帽子」って言われましたよ。
こんなもんなんですね(笑)!?
返信する

コメントを投稿