マヌケ便り

テレビ番組リサーチ会社の代表をしています。

ドレスコード

2007-04-04 03:45:16 | Weblog
 ドレスコードと言う言葉がある。ドレスコードとは服装指定のことで、周囲の雰囲気を損なわないために、場所や時間帯に合わせた服装をすることだが、フォーマルなパーティーなどでは気にしなくてはならないことが多い。スポーツの世界でも、このドレスコードがあるとすれば、やはりゴルフだろう。他のスポーツと違ってお揃いのユニホームと言うものがなく、ウエアは個人のセンスに委ねられるからだ。

 お揃いのユニホームと言えば、卓球競技に持つウエアのイメージは、やはり地味なお揃いのユニホームだ。その卓球界のイメージを変えようとして頑張っている選手がいる。ご存知、四元奈生美選手だ。彼女は自分でデザインしたユニホームで、果敢に試合に挑んでいる。私はこういうパフォーマンスが大好きだ。でもこの前は頭に大きなリボンを付けて登場し、流石にイエローカードを貰っていたようだが(笑)。でも、見事だ。もっとやってという感じである。

 ゴルフの話に戻るが、今は昔ほどではなくなったとは言え、まだまだいろいろなマナーやエチケットに縛られている。ウエアでも、襟付きシャツの着用が義務付けられ、短パンにはハイソックスだ。ところが、今時短パンにハイソックスなど履いたら、“ダサイ”と言うことになってしまう。今は、短パンにもショートソックスが主流だ。だから我々プレーヤーは、マナーと流行の狭間(暗黙の闘いの中?)で、プレーを強いられていることになる。

 私のゴルフ仲間でNさんという人がいる。がさつで服装にも無頓着だ。そんなNさんだから、ゴルフ場にも平気でジーンズを履いて来たりする。会計の時にフロントの人から、「次回お越しになる時は、ジーンズはお控え願いますか?」と言われ、「大丈夫、もうここには来ないから」と言ってしまうような人だ。

 そんなNさんとMゴルフクラブに行ったのだが、ここは来場の際にジャケット着用が義務付けられている。その事を知らないで来てしまった我々は、クラブハウスの入り口のところで、スタッフの人から、「本日、ジャケットはお召しでは?」と言われてしまったのである。そこでNさん、「そんなもん、見りゃわかるだろう?着てねえよ!」と言ったら、ジャケットを羽織られてしまったのだ。もちろんクラブハウスに入場する時だけだ。

 私は、「あっ、そうですか?」と言うくらいの感じなのだが、Nさんはやたらとキレまくっている。プレーが始まっても、「七五三じゃあるまいし、人からジャケットを着せられたのなんか、その七五三ですらなかったよ」と、キャディーさんにまで当たっている。その日のスコア?もちろん、Nさん筆頭に皆ボロボロだ。

 ところでそのジャケットだが、着せられたはいいがやたらと大きい。大は小を兼ねるというが、ある程度誰でも着られるようなサイズのものを用意してあるのだろうが、私が着せられたジャケットは、袖が長くて手まで隠れてしまっている。これではまるで、落語の与太郎がゴルフにやって来たようなものだ。やはり、ここまでの取り決めはなくていいと思う。ステータスが、返って仇になるような気がしてならないのだが…。

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1 コメント

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お気持ち察します。 (Uですが)
2007-04-04 11:48:10
貴殿らしいお小言…いまどき常々耳にしております。
私の感想なぞ既にお分かり(聞きたくもない)と思いますが…ハハ
ゴルフのカジュアルな浸透は喜ばしく思う反面、憂うことも多々。
グリーンジャケット?に袖を通されては、さぞかし照れ臭かろう…
しかしながらメンパーシップにあるゴルフ場はかくもあるべき。
と思っております。

Hawaiiでのゴルフ、強い日差しが草木をビビッドに映し出し、
乾いた風が汗を吸い取っていく…その風光明媚がとても心地いい!
短パン、Tシャツ、素足。アロハのメンバーシップに感謝です。
一方、ここは日本。四季折々の風情が外資系に買い取られる昨今、
日本のメンバーシップはどこへやら。
パブリックの如くビジターに媚びた経営姿勢。幼稚なゴルファーの
無礼な振る舞いに見て見ぬ振りをする、まさにダメ親父の一団。
いまどき「俺の家に来る時は靴下くらい履いてこい」という声は、
すこぶる耳障りがよろしい次第。 失礼申し上げました。

“でもさ、ジャケットのサイズは多分に用意するべきだよな。
見せしめにするようなサービスは確かに格式を逸脱してるね”
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