東方不敗のつぶやき

ジャッキージャンキー

SPL<殺破狼>

2005年11月21日 | 香港電影 2005
製作年度:2005
公司:天影娯楽
原題:殺破狼/SPL
監督:ウィルソン・イップ
出演:サイモン・ヤム、サモ・ハン・キンポー、ドニー・イェン、呉京、ダニー・サマー、廖啓智、谷垣健治、洪天明、惠天賜

一言:出てくる男達が皆シブくてカッコイイ!"アクション馬鹿"ドニー、こんなイイ役やれるとは思わなかったゾ。少しエリート臭いドニーが、サイモンを慕う荒くれ刑事達を解って行くシーンが良いんだよ。コレは私の中でのドニーのナンバーワンにランクされるね。そして、サモもイイなぁ。とてもかつて『燃えよデブゴン 正義への招待拳』なんかでバカやってたと同じ人とは思えんよ。サイモン・ヤムが渋カッコイイのは今に始まったことじゃないけど、とにかく主要キャストのキャラクターは一様に印象的で、素晴らしいものがある。ストーリーも重厚で心に響き、それぞれの父と子のドラマは胸を熱くする。そして何と言ってもアクションだ。現代アクションでありながらほとんど銃が出てきた印象がない程、格闘アクションが熱い。サモVSドニー、ドニーVS呉京は、今まで見ることのなかった夢の対決に近いんじゃないか。特に呉京のキレた殺し屋は凄まじいものがある。今までは笑顔に弁髪、気のイイお兄ちゃん、くらいのイメージだったが、それが覆るような怪演。サモも既に50歳半ばを過ぎてるだろうに、今でもあんなに動けるとは思えなかったよ。ありゃ、ジャッキーより凄いかも。
アクションは全体的に古き良き時代を彷彿とさせる感じでありながら、その全てに痛さを伴う。その辺は『拳覇(マッハ!)』の影響なんかがあるのでは、とも感じられた。そんなアクション、男のドラマの合間の海のシーンも何気に印象的。

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