製作年度:1985
公司:湯臣
原題:好小子/KUNG FU KIDS
監督:朱延平
出演者:顏正國、左孝虎、陳崇榮
一言:コレは台湾映画だけど、私の独断でここにて紹介。プロデューサーはキン・フー映画やジャッキーの『成龍拳』なんかに出ていた往年の名女優、徐楓(上の写真の人)。監督は『ドラゴン特攻隊』なんかで知られる、台湾映画界唯一無二のヒットメーカー、朱延平。コレは現地でもヒットしたらしいけど、日本でも結構ウケたよね。後にホウ・シャオシェンやエドワード・ヤン等が台頭し、台湾映画は国際的に評価されることになるが、日本で劇場公開され一般の興行ベースにのった娯楽作品ってのは、この映画くらいなんじゃないかな。ブームとなった"テンテン"ちゃんの"キョンシー"モノだって、所詮はテレビ放映だったしね。個人的にもこの映画、テレビ放映で見てかなり気に入ったものだよ。日本語吹替えがバカで大好きだったなぁ。ストーリーは他愛なく、ギャグはベタ。でも"カンフーキッド"君達のキャラクターはそれぞれが魅力的で映画全体の雰囲気は良く、愛すべき小品といった感じ。今になってから気付いたけど、彼らのおじいちゃんやってたのは『笑拳』の"八本足"だったんだね。公開時"カンフーキッド"君達は来日して、主題歌もレコーディング。それなりに人気も出て、お馴染み"ロードショー"誌の人気スターベスト10では、上位に顔を出したりしていた。それが今じゃ・・・ 一番上の"ドラゴン(顏正國)"は、最近でも水野美紀の台湾映画『現実の続き夢の終わり』なんかに出てたらしいけど、その一方で悪事に手を染め、果ては死刑判決を受ける程の事態に・・・ 後に懲役刑に減刑になったようだが、今も収監の身らしい。真ん中の"ジャッキー(左孝虎)"もそれなりに出演作があるようだけど、ジェット・リーのまがい物"ジェット・レ"を名乗り、『精武英雄』のインチキ続編『精武風雲』なんていう怪しい映画に出たりしてる。一番下の"デブゴン(陳崇榮)"のその後は知らないけれど、彼が一番真っ当な道を歩んでるのかも・・・ まぁ"カンフーキッド"各々の人生はともかく、当時もはや香港映画、功夫映画が当たらなくなっていた日本で、思わぬ人気を獲得したのは、なかなか凄いことだと思うよ。
公司:湯臣
原題:好小子/KUNG FU KIDS
監督:朱延平
出演者:顏正國、左孝虎、陳崇榮
一言:コレは台湾映画だけど、私の独断でここにて紹介。プロデューサーはキン・フー映画やジャッキーの『成龍拳』なんかに出ていた往年の名女優、徐楓(上の写真の人)。監督は『ドラゴン特攻隊』なんかで知られる、台湾映画界唯一無二のヒットメーカー、朱延平。コレは現地でもヒットしたらしいけど、日本でも結構ウケたよね。後にホウ・シャオシェンやエドワード・ヤン等が台頭し、台湾映画は国際的に評価されることになるが、日本で劇場公開され一般の興行ベースにのった娯楽作品ってのは、この映画くらいなんじゃないかな。ブームとなった"テンテン"ちゃんの"キョンシー"モノだって、所詮はテレビ放映だったしね。個人的にもこの映画、テレビ放映で見てかなり気に入ったものだよ。日本語吹替えがバカで大好きだったなぁ。ストーリーは他愛なく、ギャグはベタ。でも"カンフーキッド"君達のキャラクターはそれぞれが魅力的で映画全体の雰囲気は良く、愛すべき小品といった感じ。今になってから気付いたけど、彼らのおじいちゃんやってたのは『笑拳』の"八本足"だったんだね。公開時"カンフーキッド"君達は来日して、主題歌もレコーディング。それなりに人気も出て、お馴染み"ロードショー"誌の人気スターベスト10では、上位に顔を出したりしていた。それが今じゃ・・・ 一番上の"ドラゴン(顏正國)"は、最近でも水野美紀の台湾映画『現実の続き夢の終わり』なんかに出てたらしいけど、その一方で悪事に手を染め、果ては死刑判決を受ける程の事態に・・・ 後に懲役刑に減刑になったようだが、今も収監の身らしい。真ん中の"ジャッキー(左孝虎)"もそれなりに出演作があるようだけど、ジェット・リーのまがい物"ジェット・レ"を名乗り、『精武英雄』のインチキ続編『精武風雲』なんていう怪しい映画に出たりしてる。一番下の"デブゴン(陳崇榮)"のその後は知らないけれど、彼が一番真っ当な道を歩んでるのかも・・・ まぁ"カンフーキッド"各々の人生はともかく、当時もはや香港映画、功夫映画が当たらなくなっていた日本で、思わぬ人気を獲得したのは、なかなか凄いことだと思うよ。
『夫殺し』はタイトルだけは聞いたことありますが、見たことはありません。nanさんのコメントからすると、個人的には全然ダメそうだけど、白鷹と夏文汐が出てるってことなら、少し見てみたいですね。
主題歌も素敵だよね~。
以前、台湾映画祭で湯臣製作の『夫殺し』って映画を見たけど、とてつもなく暗くて寂しい映画でした。主演は白鷹と夏文汐だったけど、収益上がってないだろうなぁ。
CMの件は知りませんけど、彼らが日本で結構人気者だったのは事実ですね。徐楓は確かに大物です。自分は俳優としてもプロデューサーとしても非常に高く評価されてるし、旦那は中国、台湾、香港を股に掛ける、一大企業集団のトップか何かだったはずです。
nanさん
湯臣はこういう娯楽映画をキチンとヒットさせて収益を上げ、『覇王別姫』やブリジット様の『レッド・ダスト(滾滾紅塵)』なんかの文芸大作を作った、って何かで読んだような気がしますよ、事実はどうだか分かりませんけど・・・
まさか、この映画で稼いで『覇王別姫』を撮ったんじゃないよね?
さすが!彼らの「その後」についてまで、しっかりフォローしておられる点が素晴らしい!
ところで、徐楓って、こんなこと(って、どんなこと?)やってるような立場じゃないほどの大御所でしたよね、確か・・(^^;?