東方不敗のつぶやき

ジャッキージャンキー

ベスト・キッド

2010年08月14日 | つぶやき
ハリウッドで大ヒット中、我らがジャッキー最新作『ベスト・キッド(THE KARATE KID)』。
言わずと知れた80年代同名作のリメイク。オリジナルはもうほとんど憶えちゃいないけど、まぁストーリーラインは似たような流れだった気はする。当初、オリジナルで日系人の"ハゲ爺さん"が演じていたこの師匠役を、我がアイドルであるジャッキーが演じることを知った際、正直違和感を憶えた。そして間もなく公開されたスチール写真を見て、そこに映し出されたジャッキーの何ともくたびれ果てた風貌に、益々不安な想いが先行した。しかしながら、北米公開とともに大ヒットしているとのニュースが届き、さらには作品に対する評判も上々との報を聞くに及び、毎度の如くよせばイイのに結局は楽しみにしちゃってたんであります~

オープニングクレジットでジャッキーの名前が一番に出ないのは寂しいけれど、この映画でのジャッキー・・・ぶっちゃけ悪くないよ!演技的にもようやくハリウッドに認められてしかるべき時が来たんではないか、って気さえする(贔屓目だけど~) しかしながら実際、演技に力を入れたなんつってた『新宿事件』なんかよりも、余程ドラマチックな演技、背中で語る演技してたと思うなぁ~ ある場面では、思わずウルウルしそうになっちゃったよ。映画自体、一人の少年の成長物語として、オーソドックスながら素直に感情移入出来る良作と言えるんじゃないかと思う。
いささかえげつない感じがするいじめシーンや、試合シーンでもやり過ぎ感ある過剰攻撃が個人的には気になったし、主人公の黒人少年と中国人少女の恋愛話なんて不要に思ったけど、その辺はまぁ作品のアクセントと言えるのかな・・・

ジャッキーファン目線では、修行シーンで若干『蛇拳』『酔拳』なんかを思い起こさせ、ジャッキー日本デビュー31年、遂に"そかし"役やるようになったかと、感慨深いものがあった。
そして出来れば、ユー・ロングァンの悪師匠に対し、ジャッキー師匠が正義の鉄拳を叩き込む、なんてシーンがあれば、嬉しかったとこだけど・・・ まぁそれやっちゃうと、結局いつものパターンになっちゃうからなぁ・・・ これはこれで良かったのかも。

そして個人的ツボなシーンは、主人公ジェイデン君(12歳)が、師匠ジャッキーよりプレゼントされた白い功夫スーツを手にするなり、「ブルース・リーみたい!」と思いっきり笑顔で喜ぶとこ!今どきの"メリケン少年"の心の内にも、まだまだちゃんと"あの"ドラゴンがいるんだよ!!その辺は日本の"ゆとりキッズ"諸君にも是非とも見習って欲しいと強く思った次第。

とにもかくにも、ジャッキー最近じゃ珍しく(?)悪くない。そして映画もなかなかよろしいんじゃないかと思われます。ただし、ジャッキー映画とは言えないけどね~

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