《あらすじ》
ユシンが風月主になるためには、あらゆる疑いを晴らさなければならない。
復耶会とのつながりを否定できなければ、風月主の道はない。
「彼らは当家の土地を耕しているだけです」
ユシンはそう言うしかないのだが……。
状況証拠だけでこのような扱いは不当だと、ユシンはソルォンに訴える。
ソルォンは、ユシンが風月主になり、疑いも晴らせる道を探ろうと提案する。
「復耶会の首領の首をとってくれば、 . . . 本文を読む
《あらすじ》
チルスクの意義申し立てに、ムンノはどう答えるのか?
ピダムは全力で戦っていた、と反論するが……。
「この勝負に納得できないのは事実です。
比才は神聖なものでなくてはなりません。
国仙の私は、この勝負を認めません」
ムンノは、チルスク、ミシル、トンマン、現風月主の5人で協議を始めた。
ミシルは、ピダムの気持ちは理解できると擁護する。
ピダムに不正があっても、ユシンには無かったと主 . . . 本文を読む
《あらすじ》
比才に参加したい、と武芸場に乗り込んだピダム。
話を聞いてトンマンは驚き、ミシルは深く考え込む様子。
比才に参加できるのは花郎だけだが、ピダムが国仙の弟子なら、
その資格は十分だ。
反論してきたひとりの花郎を侮辱し、剣を抜かせたピダムは、
その花郎を一撃で倒してしまう。
報告を受けて急いで武芸場に現れたムンノは、内心怒りながらも
ピダムを弟子だと認めるしかなかった。
チルスクの言葉 . . . 本文を読む
《あらすじ》
ソヨプ刀に記された文字は、
徳業日新(国の大業を日々新たにし)
細羅四方(四方を網羅せよ)
そして「三韓一」……。
三つ目の意味は、三韓統一であった。
比才でのムンノの質問には、誰も答えられない。
「残念ながら、誰も正解者がいないようです」
ミシルの言葉をさえぎるように、ユシンが答えた。
「徳業日新 細羅四方です」
「正解だ!そしてそこに隠された意味は?」
ユシンは、これ以上 . . . 本文を読む
《あらすじ》
第1の比才は、ポジョンが正解を出した。
花郎にとって、戦場と日常に違いは無い。
戦場で指揮官が気をつけるべきは「常に全体を見ること」
指揮官の油断は、部隊の全滅につながる。
まずポジョンが1勝。
満足げなミシルと、悔しそうなトンマン。
ピダムは、こっそり聞いてしまったソファの言葉が気になって仕方がない。
そこでムンノのところに行くのだが、
「2番目の比才はなんですか?」などと、 . . . 本文を読む
《あらすじ》
死んだと思っていたソファとの再会。
トンマンは喜び、何があったかすべてを知りたいと言うのだが、
ソファは多くを語らない。
ミシルに捕らわれていたことをトンマンが知ったら……。
自分のために、心配させたくないのだ。
ムンノの出現を知ったミシルは、次の手を打つ。
ピダムはムンノの弟子であるようだし、
ムンノがトンマンを見守っていたとなると、面倒だ。
国仙が復帰すれば、花郎も動揺するだ . . . 本文を読む
《あらすじ》
これまで王室が握っていた神権が脅かされる。
トンマンの決定に、王室は困惑を隠せない。
アルチョンですら、トンマンの決定に納得できない。
ユシンはトンマンを信じているし、
ピダムはトンマンの天才を理解し、決定を高く評価しているのだが。
市井のおおかたの人間は、天文台のことだとて、
新たな神殿くらいにしかとらえていないのだ。
トンマンは、ウォルチョン大師と約束した。
「王女は、神権を . . . 本文を読む
《あらすじ》
太陽が再び現れたその時、人々の視線の先にはトンマンの姿があった。
ミシルは、驚きを隠せない。
トンマンの側に寄り添ったアルチョンとユシンが、高々と宣言する。
「このお方こそ、ヒョッコセ様の予言にあった、開陽者だ!」
(このミシルを騙すなんて……)
群衆の中のチュクパンやコド、龍華香徒の仲間たちが、
口々に双子の王女の存在を王に問いただす。
「噂は本当なのですか!お答えを!」
人々 . . . 本文を読む
《あらすじ》
人々は醜すぎるピダムの顔を直視できず、仮面をつけたまま尋問が行われる。
王も同席しての、尋問だ。
「誰の命令だ」
「誰の命令でもありません。
もし命令だというなら、それは天からの命令です」
ピダムの堂々とした態度は、崩れることがない。
ミシルは、彼の言葉の中に、何かを感じ、質問をした。
「お前が天の意志と通じているというのなら、お前の死期はいつなの?」
今日だと言うなら、明日殺す。 . . . 本文を読む
《あらすじ》
復耶会の人々は、新たな同盟の王、トンマンの前にひざまずいた。
ユシンは、トンマンに告げる。
「私にとって王に仕えることはすべてをささげることだ。
愛することもすべてをささげることだ。
しかし、わたしは自分のすべてをわける術をしらない。
だから、お前への愛を断ち切る。
私はお前に仕え、お前を助け、導くことはできるが、愛せない。
私はお前を選んだが、お前は王を選んだ。
だから私は、お . . . 本文を読む