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【終活】高齢者とのコミュ力、イライラにうまく対処

2016年01月21日 23時01分01秒 | 終活
高齢の親との会話がかみ合わず、イライラしたり、ついカッときてつらく当たったり。
そして後悔する。
こんな思いは家族を介護する人なら誰でも経験しているだろう。
そんなとき役立つのが「アンガーマネージメント」と呼び、怒りの感情との上手なつきあい方だ。

横浜市立大学医学部看護学科講師の田辺有理子さんは「まず自分がイライラするポイントや癖を知ることだ」と話す。
イラッとした具体的な状況を簡単にメモに残し、怒りの度合いを10点満点で自己採点する。

すると「反射的に怒るのではなく、状況を客観視するようになってくる」という。
何度かに一回うまくいけばいい、くらいの気持ちで十分だ。

家族間介護では「衰えを本人も子供も受け入れられず、お互いにいら立つことが多い」と専門家は口をそろえる。
田辺さんは看護師経験から、医療関係者ですら患者とのやりとりで怒りを抱くことは少なくないと明かす。
同居家族の介護ならなおさら、怒りを制御するのは難しい。
「相手に怒りをぶつけられたり、自分が苦しくなったりした時は、その場を離れるのも手だ」と助言する。
2016年(平成28年)1月21日付け日経新聞

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介護に向き合う方々の気持ちを少しでも楽にする方法として、有効ではないでしょうか。