Tomorrow is another day.(明日は明日の風が吹く)

①社会保険や労働保険、②終活、③整理収納、に関する新聞・雑誌の記事拾い読み、私の考え、お勧めなどをご紹介します。

【健康】足裏マッサージ

2017年10月30日 23時56分54秒 | 健康
 足裏は第二の心臓と呼ばれていることは、今や多くの方がご存知でしょう。
 足裏には全身の各器官に繋がるツボが集まっているそうです。押してみて痛いところは悪い部分なので、重点的に揉みほぐすと良いそうですよ。

 私が足裏のマッサージに凝り始めたのは、もう5年以上前になります。
 亡くなった父親が使っていた足ツボを押す棒を持っていましたが、全く使っていませんでした。
 試しに使ってみると、なんと気持ちの良いことか。
 「足裏マッサージ」や「足ツボ」などと聞くと、芸能人が台湾や香港で、あまりに激痛に大声を出しているイメージがありましたが、まったく痛くはありませんでした。

 「足裏」で検索すると、実に多くのサイトが表示されます。
 マッサージのやり方というものもあるようですが、あまり難しく考えなくてもいいのではないかと思います。
 ただ、いきなり強く押すのではなく、最初は力加減を考えながら押してみましょう。
 なかなか面倒くさいと感じる方がいらっしゃるかもしれません。
 テレビを見ながらやってみてはいかがでしょうか。
 足裏を押すだけでなく、足の指のグーパー運動や、手の指を足の指の間に一本ずつ挟んで足を軽く回すこともお勧めです。
 ストレッチになり、足首を鍛えられます。 

 いろいろな街角のマッサージ屋さんを利用した時期があり、振り返ってみると、お湯で足を温めてからマッサージを開始する店が多かったです。
 片足ずつマッサージを行い、反対側の足はマッサージの前後ともタオルで包んでいました。
 せっかく温めた足を冷やさないこともポイントのようです。
 自宅だと、お風呂に入った後に行うのが良いかもしれません。

 さぁ、みなさんもぜひ取り組んでみてください!

【健康】NHKスペシャル 人体 神秘の巨大ネットワーク

2017年10月02日 23時52分16秒 | 健康
 「人体は小宇宙」という表現があります。
 大空に広がる大きな宇宙に引けを取らないような世界が私たちの体の中にも広がっているという考えです。
 これまでは脳が人体の中心・司令塔であり、各臓器に指令を出していると考えられてきました。
 ところが最新の研究では、各臓器間にはネットワークがあり、脳を経由することなく直接やりとりをしているそうです。
 「酸素がほしい」「リンは足りている」などのメッセージ物質が発せられ、受け取った臓器がそのリクエストに沿って働くことで体が円滑に維持されているとのことです。
 病気になるのは、間違ったメッセージが発せられることが原因らしいです。

 9月30日の「プロローグ」、10月1日の第1集「腎臓が寿命を決める」までが放送されました。
 再放送はそれぞれ3日深夜と4日深夜です。
 来月以降は月1回、来年3月には2回の放送で、プロローグを含めると全8回です。
 ご興味のある方は是非ご覧ください。

 番組サイトのリンクを貼っておきます。
 http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20170930

 余談ですが、出演者のタモリさんと久保田祐佳アナウンサーが並んでいるのを見て、今の全国展開になる前に関東近郊だけを扱っていたころの「ブラタモリ」を思い出して、しばし感慨に浸っておりました。

【健康】ナッツ食べてリスク減

2017年03月20日 22時32分16秒 | 健康
 最近、コンビニエンスストアの棚にクルミ、アーモンド、ピーナッツといったナッツ類が増えたような気がします。
 私も便利なパウチタイプをいつも持ち歩いて少しずつ食べています。

 ナッツ類は、脂質を多く含み、少量でもカロリーの多い食品ですが、不飽和脂肪酸、カルシウムなどのミネラル、食物繊維といった栄養素が豊富に含まれています。
 ひとにぎり(30グラム程度)のナッツ類を毎日食べることが勧められており、肥満の解消の他、メタボリックシンドロームや高血圧などの予防に効果のあることが、多くの研究で確かめられています。

 米国のルイジアナ州立大学の研究チームが1万4386人のデータを解析したところ、ナッツ類を日常的に食べている人は、そうでない人に比べ肥満が25%少なく、腹囲が大きい人が21%も少ないことが示され、血糖を下げるインスリンの効きが悪くなる「インスリン抵抗性」も改善していることが示されました。

 さらに、ナッツ類にはがんの予防効果もあるという研究結果も出ています。
 ハーバード大学などの研究チームはナースをはじめとした医療従事者12万人近くを追跡したところ、ナッツ類を多く食べるほど全死亡率が減少し、がん死亡も有意に少なくなることが分かりました。
 もちろん、喫煙や運動などの生活習慣や果物や野菜の摂取量など、がんに関するほかの要素の影響を排した上での結果です。

 また、メイヨークリニックとミネソタ大学の合同研究チームが、食事と発がんリスクとの関連を調べた36件の研究を、統合的に分析する「メタアナリシス」という解析をしたところ、がんの罹患(りかん)リスクはナッツによって有意に減少することが明らかになりました。
 特に子宮体がんの発症リスクは42%も減っていました。
 すい臓がんで32%、直腸がんで24%も減少し、がん全体では15%減と見積もられました。

 カロリーの高いナッツで肥満のリスクが減るのは、満腹感を得られ食事の量が減るからだと言われていますが、個人的な体験からも納得です。

 がん予防のメカニズムは分かっていませんが、がんのリスクを高める肥満やインスリン抵抗性を改善することがポイントかもしれません。
 (東京大学病院准教授 中川恵一)
 (平成29年3月16日付け日経新聞 がん社会を診る より)

 私自身も食塩不使用のミックスナッツをよく食べています。
 効果を知らずにいましたが、がん予防にも繋がるのなら嬉しいですね。

【健康】こころの健康学 新年度の不安

2017年03月06日 18時58分37秒 | 健康
 新年度を前にしたこの時期は、年代を問わず不安になりやすい時期だ。
 様々な変化が起きるために、新しい環境にうまく溶け込めて力を発揮できるかどうか心配になるからだ。

 子どもたちは、進学する学校や新しいクラスの雰囲気になじめるかどうか考えて不安になる。
 そうした子どもたちを受け入れる教師もまた、新しい生徒を迎えてクラス運営がきちんとできるか心配になる。

 働いている人たちも同じように、異動などで新しい環境に足を踏み入れなくてはならなくなる。
 異動はなくても職場の組織替えや人間の交代があったり新しい仕事を与えられたりし、その中でうまくできるか考えて心配になってくる。

 家庭を預かっている人たちは、子どもや働いている人たちが新しい環境になじんでいけるか心配だし、自分がそうした人たちを上手に支援できるかどうか考えて不安になったりもする。

 不安は、この先何が起きるかわからないから注意をするようにということを伝える心の警戒警報の働きをしている。
 だから、新しい状況を前にして不安になるのはやむを得ないし、必要なことでもある。
 経験がない状況に足を踏み入れると危険な目に遭うもしれない。
 そのようなときに、大丈夫だと楽観的に考えると、取り返しのつかないことになりかねない。

 だからといって心配しすぎるのもよいことではない。
 不安だからといってやみくもにブレーキをかけてしまうと、何もできなくなる。
 こうしたときには、思い切って先に進んで、現実の問題にひとつひとつ対処していくことが大切になる。
 (認知行動療法研修開発センター 大野裕) 
 (平成29年2月26日付け日経新聞「日曜に考える」より)

 今年度もあとひとつき。
 多くの人が不安を抱くころです。
 私自身も不安に感じるのは同じです。
 不安があるから慎重になれると前向きに考えてみましょう。

【健康】前向きな気持ちに まず笑顔や姿勢を意識

2016年08月01日 00時51分32秒 | 健康
 坂本九さんのうち「上を向いて歩こう」の作詞などでよく知られる永六輔さんが亡くなった。
 以前に通っていた理髪店のラジオから流れてくる永さんの軽妙な語り口が好きだっただけに、とても残念な思いがする。

 「上を向いて歩こう」というのは、心の健康にとっても大切な発想だ。
 悲しいからといって下を向いて歩いていると、ますます気持ちが沈んでくる。
 上を向いて歩けば、心が強くなる感じがする。

 ある本にシンクロナイズドスイミングの選手の笑顔について書かれていた。
 選手は、会場に入るときに満面の笑みを浮かべている。
 演技をする前にさぞ緊張しているはずなのに、なぜあのような笑顔になれるのか不思議に思っていたが、その本によると、意図的に笑顔を作っているのだという。

 逆にそうしなければ、プレッシャーに押しつぶされてしまう。
 そうならないために笑顔を作る。
 笑顔になれば緊張が和らいで、演技で本来の力を発揮できる。

 これは「外から内へ」と呼ばれるこころの働きだ。
 一般に私たちは楽しいから笑うと考える。
 悲しいから泣くというのも同じだが、これは内(こころ)が外(表情や態度)に影響するという意味で、「内から外」への影響と呼ばれる。
 逆に、表情や態度がこころの状態に影響することが研究からわかっている。

 笑顔になればポジティブな情報が入りやすく、緊張が和らぐ。
 背筋を伸ばして前を向いて歩けば、気持ちも前向きになってくる。
 まさに「笑う門には福来たる」だ。
 だからこそ「上を向いて歩こう」の歌に励まされた人が多かったのだろうか。
 (認知行動療法研究開発センター 大野裕)
 (平成28年7月24日付け日経新聞 「こころの健康学」より)

 やる気が起きなくても、とりあえず形から入ってみるという方法もあります。
 感謝の心が本心から持てなくても、常に口にしていると、こころもその気持ちになれるとも言います。
 まずは騙されたと思ってやってみましょう。