カプセルホテル

二十年来のカプセルホテルユーザーです。ザ・カプセラー美樹。ひとり旅ではいつもカプセルに泊まります。だって結局いつも旅先では深夜まで飲んで宿に戻ればバタンキュー。そして気がつけば翌朝ですもん。たかだか6時間、しかも眠って過ごすだけのために1万円払って普通のホテルに泊まるなんてもったいない。カプセルなら1泊3千円台です。せっかく男に生まれたんだもの、特権を行使します。（女性が泊まれるカプセルは非常に少ない）

でも私のまわりでは人気がありません。「東京に行くからいいホテル教えて」と言われ、駅から徒歩5分、料金ジャスト3千円でサウナ＆泡風呂付きのとっておきのカプセルを教えてあげても、たいてい採用してくれません。移動手段には青春18きっぷとか高速バスとか、年齢を考えるとかなり無茶な節約をするくせに。私なら料金と疲労度のバランスを考えて移動には新幹線、そのぶん宿はカプセルにしてお金を浮かせますけど、まぁそこは価値観の違いってやつですね。

でももしかするとカプセルって怪しげなところだと思われてたりして。そう言えばサウナのことを性風俗のお店だと思い込んでいて、話をしてたら怒り出した女の子もいたしなぁ。泊まったことのない方にご説明しますと、カプセルと言っても棺おけみたいに小さくはありません。内部は上体を起こしてテレビを見ることができる広さです。ツマミで明るさを変えられるライトや換気扇や目覚まし時計も付いています。だから風呂＆トイレが共用だという以外は、機能的に普通のビジネスホテルと変わりません。

怖い目にあったことは二十年で一度だけですね。隣のカプセルの若い人が突然大声で般若心経をとなえ始めたんです。となえるというか絶叫です。すぐに従業員が飛んできてどこかに連れていかれました。あれは何だったんだろう？

というわけで今日から東京へ行きます。雨だからライカ持っていくのやめよかな。

ではまた来週 (´ー｀ )