セミウィンザーノット

ちょっと女性にはわかりにくい話かも知れませんが、かれこれ四半世紀ほど「セミウィンザーノット」でネクタイを締めてきました。結び目が大き過ぎず、しかも左右対称のきれいな三角形になるので人気があって、よく使われる結び方です。

と書いておいて何ですが、私のセミウィンザーノットはなぜかずっと左右非対称だったんです。せっかくひと手間かけてるにもかかわらず「プレーンノット」という手抜き方式そっくりの仕上がり。いつも理由がわからないまま、コソコソ隠れて引っ張って形を整えたりしてそれらしく見せかけてました。

ところがなんと今日、新人さん向けのネクタイの結び方の話題になったときに気づいてしまったのです。私の結び方は最初のステップで左右反対に巻きつけてしまってる。ためしにいつもと逆にして締めてみたら、みごとに左右対称の美しい三角形の結び目が！ これぞ25年目の真実。偽セミウィンザーノット、略してニセミウィンザーノット伝説。

そういえば幼いころ、ひらがなの「み」や「ろ」を左右反対に書いてた自分を思い出しました。