水ぬるむころ

歯みがきにお湯を使わなくてよい季節になりました。なんでお湯を使うのかというと歯にしみるんですよ。なんで歯にしみるかというと、ぐぉぉぉ怒りがフラッシュバーック！

20年も前の話ですが、不二家のノースキャロライナ（＠ ← コレ）に歯の詰め物を持っていかれてしまったので、職場の近くにあった「受付嬢も衛生士も技工士も全員超美人」というウワサの歯医者さんに予約を入れました。行ってみてびっくり。まちがいなくウワサは真実です。清楚な奥さまタイプから元気なアイドルタイプまで、明らかに偶然じゃない美人率！ビジネス街の中にあっておそくまでやってるので、当然 お客さん 患者は男性ビジネスマンばかりです。常連度を競い合うかのようになれなれしい口調で次々と美人たちに話しかける連中が数名いて、待合室には妙な殺気が充満シテマス。

清楚な奥さまタイプの衛生士さんに「歯のツヤ」をほめられてぽゎゎ～んとなってるスキに、歯科医のおやじが「あーこっちも予防のために削っときましょー」とか言って虫歯でも何でもないところを追加で４箇所も削りやがりました。まったく自覚症状のなかった部分がそれ以来しみるしみる。水道の水を直接口に入れると気絶しました。トンカツ屋さんの冷やした刻みキャベツでさえ悲鳴をあげながら食べる日々。あまりにひどいのでクレームを付けると、透明マニキュアみたいなコーティング剤を塗って「これで大丈夫ですよ～」って、そんなもの半日もしないうちにはがれて効果ないわい！

まんまと美人歯科の思うツボにはまったわけですが、そうこうしてるうちに私の転勤が決まってこの件はウヤムヤになってしまいました。20年たって気絶するほど痛くはなくなったけど、いまだに歯みがきはぬるま湯でないとつらいです。アイスクリームは歯に当たらない食べ方を習得したので大丈夫です。もしいま同じことが起こったら残りの人生をかけてでも決着つけてやるけど、当時は本当におとなしくていい人だったからなぁ・・。

まぁこれが私が美人がきらいな理由です。トラウマ。

(´-｀)