わたくしの怒り

なんで 下の記事 みたいなことを書いたのか？ それはね・・

きのう某有名店でお酒を飲んだのです。メニューを見ても聞いたことのない地酒ばかり。ということはきっと舌の肥えた店主がセレクトした自慢のラインナップなんでしょう。バイトっぽい店員さんに「いちばん甘口のはどれですか？」と尋ねてみたところ、「ちょっと聞いてきます」と店の奥に引っ込んでいきました。しばらくして戻ってきたお兄さんいわく

「うちは甘口っていうのは置いてないんですよー」

この時点で40イカリ。でもまぁ、世間は辛口＆焼酎ブームだからしかたないかな。想定の範囲内。

「甘口はないんですが、コレとコレがあっさりしていて日本酒が苦手な方でも飲みやすいですよ」

(｀-´) ぐぁー！ ここで120イカリ！

誰があっさりして飲みやすい酒なんか頼んだ？ 逆やがな逆！ ベッタリ甘くて日本酒が得意な方でないと飲めないようなのがほしいのですよ。

「甘口」と聞いただけで「あ、この人日本酒知らないんだ。ニガテなんだ。じゃああっさりしたのを勧めとけ」と短絡する思考回路が許せない。バイトの兄ちゃんはいいけど、奥で指示を出してるえらい人よ。誰がわざわざ金を払ってまで苦手な酒を飲みに来るかいな。好きだから甘口の日本酒を注文してるんだってば。

(´-｀) わかってないなぁ

でも実はこういう経験はこの店だけじゃなく、流行りのおしゃれな店はたいてい似たようなもんです。全国各地の焼酎をズラリ、そしてすみっこに辛口の日本酒を少々並べただけで「どうだ」と言わんばかりの中身のない店が本当に多い。商売なんだから売れない物を置かないのは道理かも知れないが、飲み屋は流通業じゃないんだから、もっと勉強して本物を目指してくれよ。

何度も繰り返すけど「甘口の日本酒」は昔ながらの日本の大人の酒です。堂々と注文しましょう。