ダイアリー・オブ・カントリーミュージック・ライフ

現代カントリー・ミュージックのアルバム・レビューや、カントリー歌手の参考になりそうな情報を紹介しています

Bon Jovi & Jennifer Nettles ボン・ジョヴィ&ジェニファー・ネトルズ - "Do What You Can" ~ヘビメタ雑誌「BURRN!」でカントリーを紹介~

2020-10-24 | カントリー業界情報、コラム

 

カントリー・チャートでも、チラリとですがチャートインした、

ボン・ジョヴィとシュガーランドのジェニファー・ネトルズ

共演した"Do What You Can"。ジェニファーの歌声は久々に聴き

ましたが、アーシ―に歌い上げる上手さと意気の良さは相変わら

ずです。私がよく聴いたのは、バンジョーやフィドルが響くカン

トリー・バージョンですが、ジョン・ボン・ジョヴィが単独で歌う

バージョンはカントリー楽器が入ってないです。カントリー盤

の方が華やかでイイと思うんですが、ロック・ファンにはそうで

ないでしょうね。

 

 

それより、たまたま本屋で、そのボン・ジョヴィが表紙になってる

ヘビメタ・ロックの雑誌「BURRN!」を、ジェニファーとの事など

書いてないかしらと手に取ったところ、新作「2020」の特集の中

で、最近のニュー・カントリーのアルバムが多数紹介されてたので、

チョッと驚きました。゛移り変わりゆく時代を写し出してきた

遍的名盤゛というスゴイ表題で30枚がリストアップされてたので

すが、その中に、90年代以降のニューカントリーから以下の13枚

コメント付きで紹介されています。

 

ガース・ブルックス 「Ropin' the Wind」 1991年

ビリー・レイー・サイラス 「Some Gave All」 1992年

ブラッド・ペイズリー 「Time Well Wasted」 2005年

シュガーランド 「Love on the Inside」 2008年

ブレイク・シェルトン 「Red River Blue」 2011年

ルーク・ブライアン 「Crash My Party」 2013年

クリス・ステイプルトン 「Traveller」 2015年

キース・アーバン 「Ripcord」 2016年

ルーク・コムズ 「This One's for You」 2017年

ブレット・ヤング 「Brett Young」 2017年

トーマス・レット 「Life Changes」 2017年

ケイン・ブラウン 「Experiment」 2018年

ダン+シャイ 「Dan + Shay」  2018年

 

その他にリストアップされてたロック・アーティストは、(手

元にないのでうろ覚えですが)イーグルスやトム・ペティ、ジ

ョン・メレンキャンプ、CCR等々。ザ・バンドもいたかな・・・

クラシック・カントリーのジョニー・キャッシュやウェイロン・

ジェニングスも取り上げられていましたね。ボン・ジョヴィのルー

ツと、彼らの後を継いだ音楽の両面からの選択で、ハードなロッ

とフォーク/カントリー系の音楽は遠くない、というような事

書かれてあったと思います(立ち読みなので・・・)。さらに、

コラム的に、現在のナッシュビルがアメリカ音楽業界全体とし

ても中心地となっている事も触れられていました。これは、カン

トリー・ファンには既知の事ですね・・・

 

ボン・ジョヴィといえば、もう30年以上前の80年代、MTVなどわが

国でも洋楽がメジャーだった頃に女子にも大人気で、王道のアメ

リカン・ロックだったのです。その後継に、現在のニュー・カン

トリーが居るというのは、至極まっとうな説明であり、わが国で

長い歴史を持つ有名なロック専門誌がそう言ってくれた事は、と

てもうれしく思いました。今のポップ・シーンは、プ・ホッ

プやダンス・ビートが席巻し、かつての「王道の音」をカント

ー・フィールドで引き受けている、という構図でしょうかね。

 

それで、いわゆるカントリーらしいトラディショナル・スタイルが

脇へ追いやられがちになっている訳なのですが、アリーナやスタジ

アムでライブを楽しむ現代においては、それも仕方ないかもしれま

せん。でも、トラディショナルなスタイルは必ずどこかで演奏・製

作され続けていて無くなる事はないのです。テキサスも有りますし、

アメリカは広いのです。

 

「BUURN!」は1984年に今は無き「ミュージック・ライフ」の別冊

として創刊で、なんとなく覚えています。本当に長い雑誌ですね。ヘ

ビメタ・ファンではないので購読した事はありませんが、昔の「ミ

ュージック・ライフ」の雰囲気が残ってるようで、巻頭カラーペー

ジにインタビューを持ってくるなど、あまり理屈に偏ってないイメ

ージを持っています。シンコー・ミュージックの雑誌で、論評する

部分と、チョッとミーハー(?)な部分とのバランスが良く取れて

る、というところでしょうか。

 

ボン・ジョヴィの号には、キッスの懐かしいオリジナル・メンバー、

エース・フレーリーのインタビューや、これも懐かしい(小学生や

中学生くらいの頃、「ミュージック・ライフ」のキッス増刊号で見

た)全盛期のメイク付き写真が載ってたりして、買って読もうか

思いましたが、まだ買っていません。最後は、キッスの話になって

しまいました。

 



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