【機械任せのカジノ法案】

【機械任せのカジノ法案】

機械任せのカジノ法案
(きかいまかせのかじのほうあん) いや
機械任せの重半博奕
(きかいまかせのちょうはんばくち)　
とでも言おうかな　??

先日こんなことがあった
クレーンゲームが好きな障碍(しょうがい)を持つ
娘とショッピングモールへと出かけた時のこと
だった・・・

その日　祭日ということもあって
子供や老人　老若男女(ろうにゃくなんにょ)で
ゲームセンターも込み合っていた

すると急勝(せっかち)な娘が　パパの見てない
うちに急に近くのパチンコ台に100円玉を投入
したのである
娘が自分も出来ないパチンコ台に100円玉を投入
したことで　パパはビックリ！
パパは慌てて返却ボタンを押したのだけれども
玉が出たのか? 出なかったのか??
後の祭りで　絵柄のスロット(ルーレット)が回って
しまっていた
そして　バラ桁　数字で絵柄は止まった

パパは　すでにスロット(ルーレット)が回ったのなら
仕方がないと残り玉を流そうとハンドルを握る

するとパチンコ台は玉が流れるどころか!?
ウン　とも　スン　とも　動かないのである

パパは返却ボタンを押したから　誤動作(ごどうさ)を
起こしたのかなぁ?? と思って従業員を呼んだ

すると　従業員の人も　不思議そうにして
それから自分の財布からおもむろに100円玉を
取り出して機械(パチンコ台)に投入・・・
やはり1回　スロット(ルーレット)が回って
動かなくなった

それから　従業員さんが　機械(パチンコ台)を
遠目に見て説明を始めた
「アッ　このパチンコ台は100円玉を入れて
絵柄が揃わないと遊べないヤツですネ」って

そして
「あれと同じヤツです」と言って
二台先のスロットマシーンを指さしたのである

従業員に文句を言ってもしょうがないのは
分かっているのだけれども　思わず　
口からこんな言葉がこぼれてしまった

俺の言葉・・・
「それってゲーム??」
「手を触れないで100円玉入れて絵柄が合わないと
遊べないって??」

そして俺は思った・・・
「これはゲームでは無い　博打(バクチ)だ」と
「機械が勝敗を分ける機械仕掛けの博打だ」と

そして連鎖(れんさ)するように　カジノ法案が頭に
浮かび　背筋に寒気が走った
ゾク　ぞく　ゾク　っと　ね

何もわからない(理解しないで)で　おこなった
たった一回　ほんの一回の　自体が取り返しの
つかない状況を招くかもしれない　
この100円玉が1.000円札なら?? 10.000円札
なら??

それは　恐ろしい
きっとゲームセンターでこうなのだから
カジノが出来たら合法的に行うだろうと思える

そう思った出来事である

それにしても　最近のショッピングモールの
ゲームは　子供と同じぐらいに老人が多い
サギで騒がれる世の中で　サギとは言わないまでも
サギ的要素を感じる

よく娘が失敗することに
クレーンゲームでこんなことがある　
100円のクレーンゲームと
同じような品物が200円のクレーンゲームにも入っている
ことがよくある　　　それは良いとしても・・・
倍の価格だから　取りやすいかと思えばそうでも無く
娘は　よく200円のクレーンゲームに100円玉を入れて
「動かない」と係員を呼びに行くのである
すると　良い係員さんだと　タイムオーバーで前に入れた
100円玉が流れてしまっていても　　　　
「100円入れてね」っと
更に100円玉を入れると1回やらせてくれるのだけれども

係員さんによってはタイムオーバーですと　100円玉が
向こうになることがある　(何も戻ってくることも無い)
また　100円玉機と間違えて　200円の機械に100円玉を
入れると返却されないように出来ているようである

其処にもまた　カジノに共通する恐ろしさを感じるので
ある
老人を騙すサギが多くなったように
このようなゲームもまた多くなっている

昔、玉を一玉　一玉入れた時代とまでは
行かなくても　もう少しゲームの世界でも
バリアフリーに貢献(こうけん)しても良い
ように思われる

哀れみ深い主の御手の中に・・・
エーメン

金昌民牧師(船橋市純福音愛隣教会) 「2013年3月22日」音声プログhttps://bethesda.at.webry.info/201903/article_16.html