ぼくのこころには
草原を群れ飛ぶ蝶が見える
水色のモルフォ蝶の乱舞が見える
強烈な太陽の陽射しと
積乱雲のかがやき
サバンナの草原を
きらきら飛び交う蝶の群れ
水色のいのちが飛ぶ
華麗に飛び交う
モルフォ蝶は<太陽の蝶>
ぼくの憧れのイメージ
ぼくのこころには
草原を群れ飛ぶモルフォ蝶が見える
*
さなぎのときの
飛翔への憧れを
忘れてはならない
飛べるときに飛ぶのだ!
ぼくのこころのモルフォ蝶よ
いまこそ
虹の高さまで飛ぼう
ぼくのこころには
草原を群れ飛ぶ蝶が見える
水色のモルフォ蝶の乱舞が見える
強烈な太陽の陽射しと
積乱雲のかがやき
サバンナの草原を
きらきら飛び交う蝶の群れ
水色のいのちが飛ぶ
華麗に飛び交う
モルフォ蝶は<太陽の蝶>
ぼくの憧れのイメージ
ぼくのこころには
草原を群れ飛ぶモルフォ蝶が見える
*
さなぎのときの
飛翔への憧れを
忘れてはならない
飛べるときに飛ぶのだ!
ぼくのこころのモルフォ蝶よ
いまこそ
虹の高さまで飛ぼう
緑と陽光のなかを
春の時間がめぐる
春には
さなぎが蝶になる
樹木の花々が咲ききそう
ぼくらの憧れがかがやく
緑と陽光のなかを
春の時間がめぐる
大地には
小鳥たちの歌がながれる
みずみずしい情感が
ぼくらの乾いた心をぬらす
まばゆい春は
いのちに満ちたひととき
緑と陽光のなかを
美しい春の時間がめぐる
一本の梢の上には
青空がある
春の光がある
一本の梢の中には
樹液の渓流がある
夢の素粒子がある
一本の梢の先には
新緑の芽ぶきがある
春待つ心がある
自然の祝福は
一本の梢にも注がれる
夜は小鳥がきて泊る
太陽がめぐる
日時計の影が動く
鳩が飛ぶ 鳩が飛ぶ 鳩が飛ぶ
ひとときの鳩の円舞に
心がスキップする
風が光る 木の葉がきらめく
地面を舞い飛ぶ光の素粒子
光と風のなかでは
すべてがいきいきと優しい
公園の花壇には
もうサイネリアの花が咲いている
ポエムは光
ポエムは風
ぼくは 心につぶやく
野外彫刻の裸婦像の肩に
一羽の鳩が すとんと止まる
公園を歩いていると
柔らかな一枚の羽が舞い落ちてきた
ふうわりと優しく
ぼくの前に落ちてきた
それは鳩の羽
なんのへんてつもない灰色の羽だ
ぼくは 指先に
五センチほどの羽を受け止めると
空を見上げた
曇った冬の空には
一羽の鳩の
飛翔の影さえ見えなかったが
そのささやかな情景は
永い年月 心に残った
人生のひとときの
フラッシュの瞬間の出来事
ときどき鳩の群れを見かけると
ぼくは思いだす
あの日の一枚の鳩の羽と
見えなかったポエムのゆくえを
水仙の花を見た
ひととき立ち止まって
清楚な白い花を眺めた
寒い風のなかで
すくっと立っている水仙の花にも
心を惹かれる魅力がある
清楚な白い花と
細く長い緑の葉の配色も
なかなか素敵だと思う
季節のめぐりは
花との出会いをつくってくれる
花との出会いもいのちの歓びだ
水仙の花は
別名を雪中花という
昔から冬を代表する花なのだろう
水仙の花を見た
気品のある白い花の印象が
爽やかに心に残った