岬の午後は
美しい睡臥への誘い
潮風のささやきと
枯草の匂いのなかで
陽だまりの子猫をまねて
あおむけに眠るとき
まぶたの奥に
海鳥が軽やかに舞い
あの秋の
思いは 清冽な
ただ一筋の願いとなって
なつかしくよみがえってくる
渚では
風や波や
櫓櫂の音が流れ
広がりゆくさざ波を追って
晩秋の陽光が
やさしく微笑んでいる
毎日 好きなものと出会えたら
人生はどんなに素晴らしくなるだろう
音楽や 街や自然や 人との出会い
一日一日が輝いてくるだろう
毎日 好きなものがつみ重なったら
人生のどんなドラマが生まれるだろう
憧れや 夢や希望や 詩との出会い
一日一日が一層輝いてくるだろう
世界は美しいものであふれている
青空や 光や風や カモメの飛翔
行きかう人の微笑や 話し声
毎日 ぼくらは何かと出会っている
世界はいきいきと動いている
夕映えや 季節の花や 海の眺め
子どもたちの笑顔や 歌う声
毎日 ぼくらは何かと出会っている
一日一日変化していく周囲の世界
好きなものとの出会いは
ぼくらにいのちを与えてくれる
生きる歓びを与えてくれる
毎日 好きなものと出会えたら
人生はどんなに素晴らしくなるだろう
毎日 好きなものがつみ重なったら
人生のどんなドラマが生まれるだろう
好きという言葉には
エネルギーがある
人を動かす力がある
好きという言葉には
不思議なエネルギーがある
人生を変える力がある
好きというたった一言で
出会った人もいるだろう
結婚した人もいるだろう
好きという言葉は
世界中のたくさんの人の
ドラマをつくったことだろう
好きという言葉には
シンプルな美しさがある
優しいひびきがある
好きという言葉には
信頼のメッセージがある
未来を変える力がある
冬のなかにも春がある
まばゆい春への憧れがある
店先でサイネリヤの花を見て
ここにも春があると思った
公園でツバキの蕾を見て
ここにも春があると思った
花壇で菜の花を見て
ここにも春があると思った
川岸でカモメの飛翔を見て
ここにも春があると思った
浜で光る海を見て
ここにも春があると思った
部屋で桜文鳥の巣作りを見て
ここにも春があると思った
冬のなかにも春がある
まばゆい春への憧れがある
季節は春にむかって
一日一日ひかりに満ちてくる
戸外を歩いていくと
ぼくらは新しい変化とめぐりあう
海にも 空にも 大地にも
一日一日ひかりが満ちてくる
まばゆい春にむかって
季節はゆっくりめぐっていく
季節はまばゆい春にむかって
一日一日ひかりに満ちてくる
内面を歩いていても
ぼくらは新しい変化とめぐりあう
夢にも 憧れにも 希望にも
一日一日ひかりが満ちてくる
まばゆい春にむかって
ぼくらはゆっくり歩いていく
まばゆい太陽の光は
燃える沈黙の輝きだ
ふりそそぐ光のカラット
太陽の光はまぶしい
太陽の光が
海の景色の輝きをつくる
太陽の光が
空の景色の輝きをつくる
太陽の光が
大地の景色の輝きをつくる
海の青 空の青も
太陽の光の贈りものだ
ふりそそぐ光のカラット
太陽の光はまぶしい
まばゆい太陽の光が
ぼくらのいのちの輝きをつくる
心をはげますことは
生きる力をつくる
ときには力強い言葉で
心をはげまそう
心はマシュマロ
いつでもやわらかい
やわらかいから
傷つきやすい
いのちの光と影は
くりかえし訪れてくる
ときには優しい言葉で
心をはげまそう
ときには夢のある言葉で
心をはげまそう
心をはげますことは
生きる力をつくる
木立の中から 小鳥のさえずりが聞こえる
あかるいさえずりは エロスのよびかけだ
エロスは すべてのいのちにめざめるもの
エロスから いのちの未来が生まれてくる
小鳥の卵にはエロスの未来が結晶している
草花の種にもエロスの憧れが結晶している
エロスは すべてのいのちをはぐくむもの
エロスから いのちの世界が生まれてくる
エロスは大地にもある 海にもある
エロスは親鳥にもある 卵にもある
エロスは草花にもある 種にもある
鳥も樹も花も エロスの世界に生きている
エロスは憧れにもある 夢にもある
エロスは音楽にもある 歌にもある
エロスは言葉にもある 詩にもある
ぼくらはいま エロスの世界に生きている
エロスの祝福は 世界中のきれいな娘たち
娘たちの微笑みには エロスの魅力がある
優しいまなざしには エロスの輝きがある
人恋しさの気持には エロスの想いがある
エロスは 生きる力 野生の力 本能の力
エロスが いのちの時間の光と影をつくる
エロスは すべてのいのちにめざめるもの
エロスから いのちの未来が生まれてくる
変化をつくろう
新しいものにも関心をもとう
新鮮な気持で周囲を眺めよう
すべてが新しい未来につながる
いい音楽を聴く
季節の花を眺める
光る海を見る
変化は感覚をフレッシュにする
変化が人生をつくる
変化が未来をつくる
変化をつくろう
きっとすばらしいことが実現する
美しい仕上がりイメージを描く
ここに魔法の扉がある
未来に美しいイメージをもつ
人生はドラマチックに変わるだろう
世界は美しいものであふれている
青空や 光や風や 雲の流れ
季節の花々や 小鳥たちのさえずり
ぼくらはいま詩の世界に生きている
変化をつくろう
新しいものにも関心をもとう
心をひらいて生きていくと
未来は可能性に満ちてくる
冬から春にかけては
裸木のシルエットを眺めてみたい
冬の裸木のシルエットには
心がときめく魅力がある
裸木の一本一本に違いがあって
異なるシルエットを見ることができる
裸木の梢を見上げるとき
梢の間の空を見るのも楽しい
裸木のシルエットは
自然のつくる立体芸術だ
どの落葉樹を眺めても
心に残る美しさをたたえている
戸外で眺める桜の木には
無数の冬芽を見ることもできる
冬から春にかけては
たくさんのシルエットを眺めてみたい
フォトポエムにようこそ!
ご訪問、ありがとうございます。
「フォトポエム 西尾征紀(Nishio Masanori)」は、閲覧数が133万を突破しました。
11月のフォトポエムでは、ことばのフォトポエム。分野別の詩のブログでは,フォトポエムの世界をおとどけします。
西尾征紀には、8つの詩のブログがあります。
フォトポエム、夢の飛翔、ポエムワールド、海のフォトポエム、春のフォトポエム、夏のフォトポエム、秋のフォトポエム、冬のフォトポエム。
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西尾征紀 (Nishio Masanori)