タイヤ交換時、インチアップやサイズアップを行う場合もあると思います。
外径が変わるとホイールハウスとの干渉やスピードメータ誤差につながりますので、この確認はお約束です。
しかし Load Index 確認していますか?
プジョー407には 標準で EXTRA LOAD 規格のタイヤが装備されています。
この EXTRA LOAD は欧州のタイヤ規格(ETRTO)で規定されているものです。
日本のJATMA規格では Load Index で示される最大耐負荷荷重は 240KPa の空気圧時となっています。 EXTRA LOAD では この値は 290KPa 時となります。
タイヤ交換時は サイズだけでなく LI値も意識するようにしてください。
また、メーカ毎に独自の規格がある場合もあります。 タイヤ交換時は同一サイズでも耐負荷荷重と空気圧に関して確認してきださい。
参考 BRIDGESTONE タイヤの基礎知識
このサイトを見ると、耐負荷荷重は空気圧によって変化することが分かります。
タイヤの空気圧が下がり過ぎても バーストの危険性があることは、ここで示されている表からも判ります。 高過ぎる空気圧も危険です。 特に EXTRA LOAD規格のタイヤは空気圧にシビアです。
日ごろの管理をお忘れなく。
タイヤの性能と寿命に影響します。
圧力の変換式です。
1 bar = 100000 Pa
1 kgf/cm2 = 98066.5 Pa
1 kgf/cm2 = 0.980665 bar
kgf/cm2 は kg/cm2 と表記する場合もあります。
大まかに 1bar ≒ 1kgf/cm2 100kPa ≒ 1kgf/cm2 で普通問題ありません。
私は、kg/で表示する方が理解しやすいのですが、換算するにはどのようになるのでしょうか?
BSの対応表から、LI:94のタイヤに240kPaまで詰めた場合のLOAD重量が670kgとなるので、それ以上のLOADをkeepするにはXLでLI:98のタイヤに260kPa位入れる必要があるわけですね。
車検証で見ても407の前軸には1000kg以上のLOADがかかっているようですので、空気圧にはいつも気を使っていたほうが安心ですね。
耐負荷荷重が高い場合はそのままでも問題ありませんが、低い場合は空気圧で調整することになります。
しかし、最大圧を超えない範囲です。
耐負荷荷重を低くしてしまっているとタイヤの片減りが発生したり、寿命が短くなったり、最悪は旋回時の急ブレーキ時にバースト。。。