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三日月の日に誕生したわたし。
gooブログにお引越ししました。

口切茶事

2011-11-08 | お稽古

駅伝の翌日は、口切のお茶事でした。

11月は風炉から炉に室礼が変わり、茶人にとってのお正月といわれています。

  

口切は、八十八夜に積んだ新茶の葉を詰め、封印された茶壷を壷飾りをして封を切るというお茶事です。

席入り→茶壷の拝見→口切→初炭→懐石→濃茶→薄茶という流れで、お茶事が進みました。

  

懐石の献立(覚えている範囲)です。

飯   一文字
汁   結び麩、小豆、辛子
お向  鯛昆布〆、のり、紅花、わさび
椀   海老真丈、松茸、銀杏、水菜、柚子
焼物  鰤
鉢   鴨湯葉巻き、里芋、春菊
和物  柿なます
箸洗  松の実、梅出汁
八寸  子持昆布、栗
湯斗(あられ)
主菓子 粟ぜんざい

 

今回わたしはお水屋の係だったので、写真はほとんど撮れませんでした。

3 4

唯一とれた寄り付き(待合)のお床の写真です。

お軸は画賛。

箱書のある素晴らしい数々のお道具を使わせていただきました。

 

5

本席、後入りの後は床が軸からお花に変わります。

万作の照り葉と白玉椿が入りました。

 

長いお茶事(5時間!)で、ずっと正座のお客様にはちょっとした罰ゲームみたいだったのではないでしょうか?

水屋は本当に勉強になりました。

足りないところばかりで、立派な亭主になれる日が来るとは思えないのですが、一歩ずつ進歩していけるように精進したいです。

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大橋茶寮

2011-07-24 | お稽古

大橋茶寮

葵會のお茶会に行ってきました。

場所は大橋茶寮です。

  

受付を通り、中に入ると外界の暑さから一変。

緑が陽射しを遮り、たっぷり打ち水されてあるお庭は、かなり快適でした。

都心にあるのに、暫し喧騒も時間も忘れてしまう、とても素晴らしい環境です。

  

お席は、薄茶ニ席とお点心席でした。

夏らしい趣向を凝らしたお取り合わせに、お席主の心遣いを感じ、日常から離れたステキな時間になりました。

  

  

たっぷりのお点心も美味しくいただきました。

大橋茶寮

冷静炊き合わせ、キュウリの酢の物、エビのから揚げ、卵焼きなど。

 

大橋茶寮

お向。ホタテに大根おろしのたれがかかっていました。

 

大橋茶寮

鮎の塩焼き。

 

4_2

お椀。じゅんさいとそうめん状になった白身魚のすり身が入っていました。
ゆずの香りが爽やか。

 

 

会場では、社中の方にたくさん会いました。

楽しい時間をありがとうございました!

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義援茶会

2011-06-11 | お稽古
あいにくの雨の中、茶道会館へお茶会に行ってきました。

震災からちょうど3ヶ月、茶道界も心からのお見舞いと、被災地の方々へ心を寄せての義援茶会です。


山里
濃茶席  白梅会  中島宗基先生
薄茶席              石田宗雅先生
薄茶席              中西宗巳先生


薄茶席は二席共、夏らしく涼しげで、重厚な中にも、爽やかさを感じられるお取り合わせでした。

朝から贅沢。
 
 

  
  
  
  
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桜下茶会

2011-04-04 | お稽古

この時期に着飾って出かけることへの葛藤はありながら、土曜日に茶道会館で開かれた桜下茶会のお手伝いへ行ってきました。

年明けから準備を重ねてきたこと、他のお席主の方々から自粛のお申し出がなかったこと、被災地に配慮しながらもやはり変わりない日常を送ることは大切との判断で、中止することなく開催となりました。

それでも義損茶会に変わり、募金箱が設置されていました。

お客様のほとんどが胸を痛める毎日で、久しぶりに気分転換になったとおっしゃっていただきました。

    

<colgroup><col width="88" style="WIDTH: 66pt; mso-width-source: userset; mso-width-alt: 3218" /><col width="119" style="WIDTH: 89pt; mso-width-source: userset; mso-width-alt: 4352" /><col width="170" style="WIDTH: 128pt; mso-width-source: userset; mso-width-alt: 6217" /></colgroup>
真の間 裏千家 茶道会館
明々軒 御家流香道 桂雪会
絵馬席 表千家不白流 岡田宗信先生
至誠軒 裏千家 羽田宗滉先生
市 松 裏千家 梶谷宗里先生
峰春亭 表千家 風間宗厚先生
山茶屋 煎茶道静風流 栗原光恭先生
点心席 山里

  

今回はほとんどお茶席へ入らず(半東を1度だけ)、外で受付やら下足やらを担当したので、写真が撮れず残念。。。

桜づくしのお取り合わせでした。

    

<colgroup><col width="88" style="WIDTH: 66pt; mso-width-source: userset; mso-width-alt: 3218" /><col width="119" style="WIDTH: 89pt; mso-width-source: userset; mso-width-alt: 4352" /><col width="87" style="WIDTH: 65pt; mso-width-source: userset; mso-width-alt: 3181" /><col width="253" style="WIDTH: 190pt; mso-width-source: userset; mso-width-alt: 9252" /></colgroup>
腰掛 「無事」 立花大亀
寄付 吉野山 画 伊川院 晴川院 合作
本席 床 古今集 飛鳥井雅章
季のもの
花入れ 竹一重 銘 山里  
香合 扇面 藤田喬平
風炉先 斐伊川和紙 井谷伸次
松鶴紋丸釜 大西浄長 鵬雲斎大宗匠箱
炉縁 鈴蒔絵
北野棚
水指 萩三嶋 納富晋
時代桜蒔絵 江戸中期
茶碗
 主 花筏  香雲 鵬雲斎大宗匠箱
 替 鶴絵  虫明焼            
茶杓 「花衣」 井口海仙
建水 モール 浄益
蓋置 一葉 金井紫晴
水次 海松波蒔絵
煙草盆 若菜かご
火入れ 紅志野 呂山人
菓子 桜の園 松華堂
桜花 半七 鵬雲斎大宗匠箱
お茶 松の白 上林
替茶器 一入 赤楽

 

それから、券代の半額を義捐金とされたそうです。

茶人は、松風(釜の湯が沸く音)を絶やしてはいけないのですね。

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稲荷茶会

2011-02-20 | お稽古

寒空の中、稲荷茶会に行ってきました。

朝を征する…のセオリー通り、8:30には会場入り。

茶道会館のある高田馬場は、受験生と着物姿の茶人で朝早くから混雑していました。

7席あるうち、5席まわれたので、だいぶ優秀でした。

  

真之間 松扇会
峰春亭(大炉濃茶) 裏千家 鎌田宗節先生
明々軒(大炉薄茶) 裏千家 丸山宗高先生
至誠軒          裏千家 山田宗美先生
山茶屋               表千家不白流 池田宗和先生
市松間           裏千家 池田宗絹先生
絵馬席          香煎席
点心席          喜多見

  

朝イチは大炉の濃茶席に入りました。

昨年、大炉の薄茶席でお手伝いさせていただいた記憶がよみがえり…

たくさんお稽古されたのかなぁ、と思ったり。

お席主は仙台の先生でした。

遠くから東京のお茶会でお席を掛けるのは大変なことだと思います。

伊達のお殿様のお筆の軸など、貴重なお道具を拝見させていただきました。

  

 

稲荷茶会

こちらはお点心。

 

寒かったですが、目の保養と、心からお茶を楽しんだ一日になりました。

私たちの社中も4月にお席を持たせていただきます。

お客さまに楽しんでいただけるような、おもてなしができるようにお稽古に励みたいと思います。

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