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活動内容や、案内

2回目ハワイの庭園 フォスター植物園

2017年01月15日 | 日記
ハワイの庭(2)フォスター植物園

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今回、一番初めに選んだ見学先は、フォスター植物園です。ここでしっかり植物の知識を身につけて、そのあといろいろまわることに決めていました。

この植物園は、約150年以上前、ハワイ王宮の医師だったドイツ人医師が、王様の命を受けて、熱帯圏の国々から、ヤシなど多くの植物を集め、この地に移植したものです。それらは今ではすっかり大きくなりました。また開発などで絶滅しかけている種類も、この植物園で大切に保護され、元気に生育しています。







午後1時から入館者を対象にした、ガイドがあるというので、予定を変更して、参加することにしました。ガイドをしてもらったのは、植物園でボランティアをしてられる杖をもった年配の方ですが、園内を歩くのも難儀そうで、話す声も小さくて、何人かは耳に手をあてて聞いていました。20人ほどいた参加者も、移動するたびに一人減り、二人減りして、とうとう4人になってしまったので、悪いなと思いましたが、私もそっと抜けました。



植物園の入り口で、なつかしいシダをみました。 イノモトソウの仲間で、マツザカシダです。はじめて名古屋の道路わきの側溝で見つけた時は、新種でもみつけたくらい喜んだものですが、その後フルーツパークの温室庭園や、三貴フラワ―センターなどでも見かけ、シダ図鑑にもちゃんと載っていることがわかり、私のなかでは、すこし値打ちも下がりましたが、美しいことに変わりなく、いまでも私の推すシダのベスト3に入っています。



実は、この植物園には、あれからもう一度訪れました。前回、余計なことに時間を費やして、じっくり見られなかったソテツのコーナーを見るためです。

ソテツは生きた化石と言われているように、恐竜時代を共に生きていた生物です。ソテツの幹をのこぎりで切ると、サクサクしていて、おそらく恐竜たちの大好物だったのではないかと想像できます。そのため、ソテツも葉や付け根に固いとげをもっていたり、毒を持っていたりして、恐竜から食べられないよう自衛していました。そのおかげで今もこうして生き残っています。











因みに、ソテツはヤシではありません。

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