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シンガポールの庭園 はじめに

2019年01月31日 | 日記
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シンガポールの庭(1)

今回のガーデニングの旅は、熱帯植物が生い茂るシンガポールを選びました。

     動画/熱帯植物の庭

小さな島なので、8日間もあれば、十分かなと思って、いつものように半年前に航空チケットを予約しました。手元にお金のあるうちに、心変わりしないようにチケットだけを買って、あとは半年かけて準備していけばいいというのが、私のスタイルです。

11月になって、ガイドブックを買ってきて読み始めると、これがなかなか面白い国だということがわかりました。スケジュールを組んでみたけど、とても8日間では回りきれないことが分かり、電話をして、あと4日くらいチケットを伸ばしてもらうことにしました。

今更私が言うまでもないことですが、シンガポールというのは、名古屋とか、ロスアンジェルスとかいうような、市の名前ではなく、国の名前です。こういうのを都市国家と呼ぶそうです。マレー半島の先端に、ゴマ粒ほどのちいさな島があり、面積は、名古屋市とその周辺の小さな町や市を10ほどくっつけた程度の広さで、そこに600万人ほどの人が住んでいます。

土地に余裕がないので、国民の80%は、高層の公団マンションに住んでいると、ガイドブックに書いてありました。

それからよく耳にする話ですが、シンガポールの島には、どこへ行ってもゴミひとつ落ちていません。まあ、少しは落ちていましたが、0%に近いきれいさです。聞くところによると、「何でも100ドル=8万円」の罰金で、ゴミをポイと捨てると、8万円、その辺でタバコを吸うと、8万円、ペッと唾を吐くと8万円、道路を歩いている鳥にエサをやると、8万円。チューインガムだけは特に厳しく、持っているだけで、なんと80万円の罰金だそうです。

高架の車窓から見る景色で、例えば車の修理、解体業の小工場が一か所にまとまっている一画がありました。こういう工場の類は、たいてい雑然としたものですが、ゴミはもちろん、放置されがちなものも、きちんと四角に積み上げて整頓され、歪んだり、傾いたりしたものはなく、几帳面を絵にかいたような工場地区でした。

見苦しい雑草は、生えておらず、見苦しい電柱も電線もなく、見苦しい姿のホームレスさんたちもいませんでした。これらの美しい景観は、罰則の厳しい法律と、日当1000円から、2000円ほどで働いている外国人単純労働者によって保たれているように思えました。

交通は、電車、バスともに使えるEZチケットというのを買い、それですべて間に合わせました。電車と、モノレールは、12日間の滞在で、全線一通り乗りました。どんな駅に着いても、立派なエスカレーターとエレベーターがあり、駅前には清潔なショッピングモールや、高層ビルが林立しています。

タクシーは広い植物園の外周を、門から門を回るのに使ったくらいです。シンガポールでは、道路を走っているタクシーに手を上げて捕まえることはしないようです。タクシー乗り場で待っているか、電話で呼ぶくらいです。

食事は、行先の駅で降りて、駅前の簡単な食堂で食べるのが一番安くて便利です。通勤や、通学で食事をする人が多いみたいで、値段も200~300円くらいです。私の場合は、時間に関係なく、適当なところがあれば、そこで食事をするという感じです。駅から離れると、食べるものがないので、ペットボトルの水だけ持っていきます。西部劇の映画をよく見るせいか、水だけあればいいというのが染みついています。

ともあれ、ガーデニングの目から見れば、たいへん魅力に溢れた国でした。たくさん写真を撮ったので、特に今回は動画もいくつか撮ったので、順次紹介していきたいと思います。

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