88グリーンビートル

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長野 ガーデニングの旅 軽井沢レイクガーデン

2023年08月30日 | 日記
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長野の庭園 軽井沢レイクガーデン

軽井沢の地は、初めて訪れました。高原の木立の中に点在する別荘地で、レイクガーデンは、その一画にありました。

ガーデンの散策路が、広い敷地の大部分を占める"レイク"を囲むように伸びており、二つの小さな島は、ローズガーデンになっています。バラで有名なガーデンだそうで、春から初夏の季節は、多くの見学者でにぎわいそうです。

スケッチをしたいと申し出ると、どの地点でスケッチするか届け出が必要で、そのためにはスケッチポイントを見るため、まずガーデンを一周しなければならず、まあそうまでしてスケッチをしたいわけではないので、見て回るだけにしました。



バラ園














ところで、ガーデンの周囲の境界に沿って大きな別荘が建ち並んでいます。当然それぞれの別荘には広い庭もあります。建物側から見ると、その庭の奥に、低い小さな木の扉があって、住人の人たちは、それぞれの扉を開けて、レイクガーデンに自由に出入りできます。言葉を換えて言えば、別荘の奥庭が、レイクガーデンです。こんな贅沢な庭が持てる人は、王様くらいなもので、面白い発想だなと思いました。


扉から道沿いに、この散策路に出ます。すぐ目の前に、“レイク”が広がっています。(感覚として、湖というには小さく、池と呼ぶには大きいので、名前通り、”レイク”としました。)











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長野 ガーデニングの旅 バラクラ・イングリッシュ・ガーデン

2023年08月29日 | 日記
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長野の庭園 バラクラ・イングリッシュ・ガーデン


ガーデンの端に、ヤブレガサが数株あります。これを見るのが楽しみになっています。


日本で唯一イギリスの王立園芸協会から認定された・ガーデンでは、定期的にイギリスから講師を招いて、寄せ植えの講習会が開かれています。







庭に囲まれた、こぎれいなレストランで、昼食をとりました。

メニューの中に懐かしいフィッシュ・アンド・チップスがあったので、それと一緒にイギリスの飲み物ジンジャー・ビールをたのみました。

イギリスは、これといったおいしい料理のない国で、日本人旅行者の口に合うのは、これしかないというのが、このフィッシュ・アンド・チップスだそうです。タラをふわふわぱりぱりに揚げたものに、ポテトチップスを山のように盛り付けて出てきます。まあ、スーパーで売っている,100円くらいのアジのフライみたいな味です。イギリスに行くときは、すしパックや刺身などについてくる、小袋の醤油をいくつか持っていくといいよと、アドバイスをもらったことがあります。



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長野 ガーデニングの旅 ラカシア・ナチュラル・ヒーリング・ガーデン

2023年08月27日 | 日記
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長野の庭園 ラ・カシア・ナチュラル・ヒーリング・ガーデン





白馬から松本に向かう途中、大糸線でいえば、安曇沓掛駅のすぐ近くにあります。田舎の小さな駅ですので、駅の近くといっても、周囲に家がちょこちょことある程度で、他に何もないところです。

ラ・カシア・ガーデンについてみると、建物も、庭も何もかも真新しく、聞けば今年オープンしたとのことです。ガーデンの前身はこれまであったそうですが、改装というより、前の庭の上に全く新しいガーデンをつくった感じです。










遠くに見える建物の屋根が、研究開発室です。植物の香りで、癒されるガーデンということで、敷地内には、研究開発を兼ねた小工場があり、植物から抽出した精油を、自分の好みに合わせてブレンドし、香りを楽しむ体験ができるそうです。





ここ安曇野も、北アルプスの豊富な雪解け水が湧き出て、小川や池に澄んだ水面を創っています。




ロックガーデン













設計も、植栽も、申し分ないのですが、惜しむらくは、構造物の素材、特にガーデンに味と深みをを持たせる石材の使用が、安直に過ぎた感があります。

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長野 ガーデニングの旅 コルチナ・イングリッシュ・ガーデン

2023年08月26日 | 日記
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長野の庭 コルチナ・イングリッシュ・ガーデン

ホテル

昔のことですが、夏のシーズンを白馬で過ごしていた時期があります。

その後白馬はどう変わったかなと、時々懐かしく思い起すのですが、最近になって、白馬にイングリッシュ・ガーデンがオープンしていると知り、それが今回の長野行きのきっかけとなりました。


コルチナ・イングリッシュ・ガーデンは、ホテルの後ろがスキー場のゲレンデになっており、その左サイドにリフトに沿ってガーデンが広がっています。本場イギリスのガーデン・デザイナーの設計だそうです。






白馬岳の雪解け水が、小川となって、ガーデンの中を流れています。流れに沿って、ギボシが生えています。イングリッシュ・ガーデンには、ギボシは欠かせません。




シダもいろいろ生えていますが、メインのクサソテツ以外名前がわかりません。

シダギボシ








アジサイも数多く植えられていました。


イングリッシュガーデンらしくなる、小端積み。





ハワイでも目にしましたが、溶岩が貼られた壁面から、石が抜け落ちたり、剥がれ落ちたりしています。ホノルルの一流ホテルでも、そんな光景をよく目にしました。ちょうどこの写真もそうです。しかも、それを補修した部分が、余計みっともなくしています。左官職人や、タイル職人は、石を張ろうとするので、モルタルの接着力に頼ろうとしますが、石工や庭師なら、壁面に沿わせて、石を積むので、抜け落ちることはありません。立派な建物なのに、惜しいと思いました。




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長野 ガーデニングの旅 はじめに

2023年08月22日 | 日記
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長野の庭 はじめに



夏の猛暑が続く中、昨年は北海道へ逃げていきましたが、今年は特に予定を立てておらず、そうこうしているうちに、7月を迎えてしまい、具体的な計画もないまま、隣の長野県に行くことにしました。

隣とは言え、長野県は、北アルプス、中央アルプス、南アルプス,八ケ岳連峰と、山ばかりある県で、多少暑さもしのげて、この時期ガーデニングの勉強にはよいところです。。

しかし、宿泊先を探すのが、少し遅かったようで、8月4日以後は、どこのホテルも部屋の空きがありませんでした。その結果、一週間の旅になってしまいました。

長野に行くにあたって、今回は朝ドラの槙野万太郎みたいに、植物のスケッチをすることにしました。

出発前にスケッチブックと、36色の色鉛筆を買ってきました。

訪れた先のガーデンで、草花の前でしゃがんで絵を描いていると、色々な人が声をかけて下さり、中には、スケッチしているところを動画で撮らしてほしいという人もいました。

普通、ひとり旅をしていると、一日誰とも話さないことが多いのですが、今回ガーデンで声をかけてくださった人は、園芸好きの人が多く、
話がはずみました。

これでまた、旅の楽しみ方が増えました。

植物を見たまま正確に描くということは、色々新しい発見があります。

葉のつき方とか、茎の分かれ方とか、これまで適当に描いていたのを、虫の食い後まで忠実に描いていると、種類ごとに個性が感じられるようになります。

今回の旅では、ガーデンのほかに、4つの美術館と、縄文考古館も見て回りました。そのほか、松本城の石垣もじっくり見て、まあまあ充実した一週間の旅でした。

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