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ロンドンの庭園 フェントンハウスの庭 【記事:写真準備中】

2020年01月03日 | 日記
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フェントンハウス・ガ-デン

ロンドンから帰った翌月、NHK番組「ブラタモリ東京白金台」を見ました。

白金台は、高級住宅地の条件である、「豪邸」、「緑」、「高台」、「治安」の4つがそろっているそうです。

それを見て、すぐにフェントンハウスを思い出しました。

貿易で財を成したフェントンという人が、ロンドンの街を見渡せる高台に、大きな邸宅を構えました。大勢の友人知人を招いて、パーティーや、庭を眺めて、過ごしました。

当時は果物が貴重だったから、果樹園も庭の一画に作りました。

地下鉄のハンプトン駅から、「①緑」に覆われた、「②治安」車が入り込みにくい、曲がった細い坂道を登って行くと、「③高台」にひときわ大きな「④豪邸」が見えてきました。フェントンハウスです。

入場料を払って、まず屋敷の中を見学しました。

多くの部屋には、必ずハープシコードがありました。見学者が、勝手に弾かないように、椅子の上にマツボックリが置いてありました。しかし、いくら豪邸でも、こうもハープシコードはなかったと思うので、当時の楽器のコレクションも兼ねた博物館のような施設だったかもしれません。

最上階の部屋から見る景色は、なかなかいい眺めで、大庭園を備えた、大きな屋敷が眼下に広がっていました。何も視界を邪魔するものがなかった当時は、ロンドンの町が一望できたと思われます。



庭に出ると、典型的な洋風庭園が広がっていました。

まず四方は高いレンガ塀に囲まれています。今は、庭の景観として、これを真似たウオールガーデンが作られていますが、元々は、泥棒の入り込みにくい、刑務所のような高い塀だったのだなと思いました。

このレンガ塀にツタや、バラが這って雰囲気のある庭となっていました。

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