88グリーンビートル

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沖縄の旅(18) あとがき

2021年03月24日 | 日記
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沖縄⑱ あとがき

今回は、8泊9日の旅でした。

前半の4日間は、高速道路沖縄道の終点、許田IC近くのホテルを拠点に、後半の4日間は、那覇市のホテルに滞在して、南の方を訪れました。

毎日どんよりした日が続き、風が強く、雨もよく降りました。

はじめにスケジュールを決めていたので、造園工事みたいに、今日は雨で休みというわけにはいかず、無理を押して、予定していたところを全部行きました。一人旅だからできることで、何人かで行くと、様子を見たり、中止にしたりする意見に流されがちで、思うような旅ができません。



旅の終わりに、琉球石灰岩を扱っている会社を訪ねました。

事務所でいろいろ話を聞いたあと、専務さんの案内で広い集石場を車で周りました。大きな岩から、石灰岩の砂(張り石の目地に使う)に至るまで、大きさごとに分けて積んでありました。







敷地内には、石を加工する工場もあって、内装、外装用の石材をつくっていましたが、そこは見学しませんでした。これまでに、張り石材は、美ら海水族館の外壁ほか、那覇市内のビルなど、数多く使われているのをたくさん見てきました。





名古屋でも、ホテルやレストランなどの内外装に、需要は多いと思うのですが、難点は運送費です。船で大阪南港に届いて、そこから10トントラックで名古屋まで運ぶとなると、かなりの金額になり、それに石の代金や工賃が加わると、25平方メートルの面積を張るのに、約60万円・・?

そう計算してみると、思ったほど高いものでもないなと思いました。


最後に、コロナの行方について、考えてみました。

コロナが騒がれた、昨年はじめには、気温の上がる5月ごろになれば、新型コロナも、自然に収まるといっていたのに、いまだその気配はなく、近頃では第4波も来るようなことも言われています。おまけに、変異株も現れて、しかも徐々に広がりはじめています。

そのうち第5波も、第6波もやってきて、変異株の方も、つぎつぎ新しいのが現れて、もうこうなると世界中が鎖国状態になり、海外旅行に行ける日など、夢のまた夢ということになるかもしれません。

私自身は、その辺のところを見極めて、もうガーデニングの旅は、日本国内にシフトしていくことにしました。さらに、県外自粛にでもなったら、愛知県内をあっち行ったり、こっち行ったりして過ごします。


ワクチンの接種も始まったようですが、この先どうなるんでしょうか。どんよりした空気が漂う中、今日聖火ランナーがスタートしました。開会までのスケジュールも決まっているので、仕方なくスタートしたようにみえました。

(終わり)

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沖縄の旅(17) 首里城

2021年03月24日 | 日記
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沖縄⑰ 首里城



私の知り合いの高校生は、修学旅行で沖縄に行きました。そして、明日首里城見学というその日の夜に、火災が起こり、本殿が焼失しました。引率の先生や、添乗員の方は、予定の変更先をさがすのに大慌てだったそうです。

予定の変更で済んだ人は、まだいいとして、本当に大慌てした関係者は、たくさんおられたと思います。なにしろ、本殿はじめ、国宝級の貴重な文化財や資料がすべて灰になったのですから。

幸い、すぐ再興の話が出て、寄付や募金も集まり、順調に復元作業に向かって、動き始めています。また、全部焼けてしまったわけではなく、写真にあるように、いくつかの門をはじめ、焼失から免れた建物もありました。

できれば、これをきっかけに、これまで紹介してきた石垣だけの城も、残された資料を基に、当時の建物を再現するといいのにと思いました。、














復元作業始まる


















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沖縄の旅(16) おきなわワールド/玉泉洞

2021年03月22日 | 日記
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沖縄⑯ 玉泉洞とおきなわワールド



沖縄ワールドに着いたみなさんは、たいてい、最初は鍾乳洞に向かいます。

国内最大級の、この玉泉洞は、全長5キロあり、そのうち800メートルほどが一般公開されています。

何度見ても、不思議な光景です。鍾乳石が、いろいろな形にみえるのが面白いです。今回来てみると、写真のようにカラーでライトアップしてあって、幻想的な世界が広がっていました。

観光立県らしく、各施設それぞれが、年を追うごとに工夫を凝らして観光客を迎えているのが、このライトアップひとつみてもわかります。

庭の参考にこそなりませんが、ガーデニングの旅の“おまけ”みたいなこの玉泉洞には、おもしろいので、もう5回ほど入ったと思います。









同じ敷地内に、琉球王国城下町があります。私はしたことがないけれど、ここでは、染め物,紙漉き、陶芸などいろいろな体験ができます。

私は、もっぱら石垣を見ながら、積み方をみています。とてもいい勉強になります。象げ色をした琉球石灰岩は、一見柔らかそうに見えますが、結構固く、石を削り落としながら、合端を合わせていくやり方は、伝統的な技術の継承があるのだと思います。

単に合端を合わせるだけなら、私でもできますが、強度とか、琉球石灰岩の特徴を生かした見た目安定感のあるバランスとなると、沖縄の人にはとても及びません。一日にどのくらいの面積を積めるのか、この目で見てみたい気がします。















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沖縄の旅(15) 福州園

2021年03月21日 | 日記
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沖縄⑮ 福州園/中国庭園



中国と沖縄は、琉球王国の時代から歴史的なつながりが濃く、その縁で中国の福州市と那覇市は、近年になって友好都市を締結しました。

この福州園は、それを記念して、福州から庭園、建築材料を搬入し、福州人の指導の下出来上がったそうです。

これまでに中国庭園は、日本でも、海外でも、いくつか見てきましたが、私には、今一つよくわからない庭園です。

誰に聞いたわけでも、あるいは、そのような本を読んだわけでもありませんが、私なりにこれまでみてきた中国庭園観は以下の通りです。

まず、池があります。池には橋が架かっています。そして、池を鑑賞するための、庵のようなものが、池に突き出ています。庭園樹には、ヤナギやギョリュウのような、しなしなっとしたものが、池のほとりに植わっています。もちろん竹も生えています。そしてこれぞ中国庭園というのが、奇岩の石組です。穴が開いていたり、えぐれていたりしている石を、立てて据えています。
中国人は、仙人が好きなので、岩山の頂上に、仙人の住む祠があります。
多分、伝説か何かそのようなストーリーがあって、それに沿って庭園を一周するようにつくられているのではないかと、私は思いました。

ところで、私も地理は好きな方ですが、寡聞にして福州市がどこにあるのか今もって知りません。















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沖縄の旅(14) 斎場御嶽

2021年03月20日 | 日記
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沖縄⑭ 斎場御嶽(うたき)/沖縄王国最大の聖地

霊力の高い御嶽で、6つ拝所があります。御嶽内のガイドさんから、何か願い事をするよう言われましたが、特に何もないので、コロナの終息と、世界の平和をお祈りしました。

拝所の順番を間違えないように、途中でいわれたので、また一番目の拝所に戻って、願い事をやり直しました。

ここも、9つある沖縄世界遺産のひとつで、それにしては、ただ岩が礼拝の対象になっているだけにしか見えませんでしたが、それは私が沖縄人でないからで、沖縄の人たちにとっては、伊勢神宮にも勝る霊験あらたかな聖地なのかもしれません。

ブラタモリでは、このあと、目の前の神の島、「久高島」に渡るのですが、船の便が少ないそうなので、私は行きませんでした。











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