激動の幕末維新を背景に、己の思いに忠実に生きた男女の清冽な姿を描く長編時代小説。

大河の影響か、最近やたらと幕末の物語を見たり読んだりします。
そんな世の中で、自分の進む道を聡明なる判断で進む武家の男と、彼をひたすら慕う女性のお話です。
ヒロインの栞はまことに清楚で頭もよく、彼を信じきる、女性の鏡とも言えそうな女性です。
彼女がずっと思いを寄せる男・譲も、人格的にも全てにおいて頼れる立派な人。
そんな完璧な、絵にかいたような組み合わせで、いろいろ紆余曲折もありますが、静かで正統な愛を貫きます。
二人はあまりに完璧で、かえって、最初に譲との縁談話があった五十鈴の物語のほうが気になりました。
二人の間に入る嫌な役回りかと思ってたら、彼女が一番潔くかっこいいキャラクターでした。
初めて読んだ「蜩ノ記」にすばらしく感動したので、こちらも予約を入れ、待ち望んで読みましたが、私は「蜩ノ記」が好きです。


大河の影響か、最近やたらと幕末の物語を見たり読んだりします。
そんな世の中で、自分の進む道を聡明なる判断で進む武家の男と、彼をひたすら慕う女性のお話です。
ヒロインの栞はまことに清楚で頭もよく、彼を信じきる、女性の鏡とも言えそうな女性です。
彼女がずっと思いを寄せる男・譲も、人格的にも全てにおいて頼れる立派な人。
そんな完璧な、絵にかいたような組み合わせで、いろいろ紆余曲折もありますが、静かで正統な愛を貫きます。
二人はあまりに完璧で、かえって、最初に譲との縁談話があった五十鈴の物語のほうが気になりました。
二人の間に入る嫌な役回りかと思ってたら、彼女が一番潔くかっこいいキャラクターでした。
初めて読んだ「蜩ノ記」にすばらしく感動したので、こちらも予約を入れ、待ち望んで読みましたが、私は「蜩ノ記」が好きです。
