イタリア、ローマ郊外にあるレビッビア刑務所。ここでは囚人たちによる演劇実習が定期的に行われている。様々な演目を囚人たちが所内劇場で演じ、一般の観客に見てもらうのだ。演出家ファビオ・カヴァッリが今年の演目は、シェイクスピアの「ジュリアス・シーザー」と発表。早速、俳優のオーディションが始まり、ブルータスやシーザーが次々と重装備棟の囚人に割り振られていく。本番に向けて所内の様々なところで稽古が始まる…。
この前の「もうひとりのシェイクスピア」に続き、シェイクスピア繋がりで~
これはドキュメント映画の部類でしょうか。
本物の囚人たちがオーディションから稽古から舞台と「演じて」います。
刑務所の実話モノとしては、コーラスとかは見ますが、演劇というのは初めて見ました。
監督がこちらの刑務所でそういう「実習」がされているのを知り、「映画撮影したいのですが、次はジュリアス・シーザーを演じて下さい」と持ちかけたんだとか。
冒頭は、本番の舞台から始まりますが、
途中でモノクロになり、この日までどういう経緯を辿ったかを遡ります。
まずは、オーディション風景から。
皆さん、素人とは思えないくらい芸達者。さすがイタリア男!(他の国の人もいますが)
そして、日々の練習風景。
それが、もうすでに感情入れまくりで本番さながら・・・というか、これはシーザーやブルータスそのものみたいで、本気度100%役が乗り移っているみたいに見えます。
ジュリアス・シーザーという物語が人を憎み闘い裏切り・・・と、塀の中の囚人たちが歩んできたことに重なるんでしょうか(と、映画評にもあります)
最後、画面はカラーになり本番の舞台へと移ります。
ほんとに上手いです。観客も大喝采。
舞台が終わると、現実に引き戻され、彼らはまた塀の中の独房へともどっていくのです。
皆、強面で、腕に刺青とかあるし、外見上は粗野な感じがしますが、
芸術を知ることにより今までとは考え方も変わり、違う人間になっているんでしょうね。
コーラスもそうですが、心が震えるものに接することで、心が浄化され、自分が犯した罪を償う気持ちになっていくのでしょう。
前もって学習して行かなかったので、意表を突かれた映画鑑賞となりました。
この前の「もうひとりのシェイクスピア」に続き、シェイクスピア繋がりで~
これはドキュメント映画の部類でしょうか。
本物の囚人たちがオーディションから稽古から舞台と「演じて」います。
刑務所の実話モノとしては、コーラスとかは見ますが、演劇というのは初めて見ました。
監督がこちらの刑務所でそういう「実習」がされているのを知り、「映画撮影したいのですが、次はジュリアス・シーザーを演じて下さい」と持ちかけたんだとか。
冒頭は、本番の舞台から始まりますが、
途中でモノクロになり、この日までどういう経緯を辿ったかを遡ります。
まずは、オーディション風景から。
皆さん、素人とは思えないくらい芸達者。さすがイタリア男!(他の国の人もいますが)
そして、日々の練習風景。
それが、もうすでに感情入れまくりで本番さながら・・・というか、これはシーザーやブルータスそのものみたいで、本気度100%役が乗り移っているみたいに見えます。
ジュリアス・シーザーという物語が人を憎み闘い裏切り・・・と、塀の中の囚人たちが歩んできたことに重なるんでしょうか(と、映画評にもあります)
最後、画面はカラーになり本番の舞台へと移ります。
ほんとに上手いです。観客も大喝采。
舞台が終わると、現実に引き戻され、彼らはまた塀の中の独房へともどっていくのです。
皆、強面で、腕に刺青とかあるし、外見上は粗野な感じがしますが、
芸術を知ることにより今までとは考え方も変わり、違う人間になっているんでしょうね。
コーラスもそうですが、心が震えるものに接することで、心が浄化され、自分が犯した罪を償う気持ちになっていくのでしょう。
前もって学習して行かなかったので、意表を突かれた映画鑑賞となりました。