恋染紅葉

映画のこと、本のこと、日々の些細なことを綴ります。

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「くちづけ」宅間孝行

2013-07-24 | 本(た~は行の作家)
これも、映画を見てから読んだもの。

こちらはどちらもよかった。
映画でのキャストが文字の上で喋るように読んでいった。

映画の中ではあったのかな?
原作中、おまわりさんが言う言葉がとてもよかった。
おまわりさんはゲイなんですが、自分もうーやんたちも神様が特別に作ってくれたとかいうところ。
人を、見た目とかいろんなことで見下したりしちゃだめですよね。
何が普通で何が普通でないか、そんなことその人の側から決めたことで、その考えが当たり前のこととは限らない。
神様だけが知ってるし、神様はみな同じに作ったんだよね。

「震える牛」相場英雄

2013-07-24 | 本(あ~さ行の作家)
WOWOWでのドラマを先に見てから読みました。

ドラマは原作とは多少設定が違いますが、どちらもそれなりに引き込まれます。
映像になると役者さんたちに華があるし、エピソードを膨らませているので、原作のほうが地味に感じます。だいたい刑事の田川さんが違う。ドラマは三上さんだもの~

ただ、どちらもこれを読んで(見て)からは、加工ハンバーグとか、安いチェーン店のものは食べたくなくなります。なるべく手作りしようと思ってしまいます。
実際に「ドキッ」としている会社は、まさかないでしょうね・・・?

「沈黙の町で」奥田英朗(朝日新聞社)

2013-07-02 | 本(あ~さ行の作家)
中学二年生の名倉祐一が部室の屋上から転落し、死亡した。屋上には五人の足跡が残されていた。事故か?自殺か?それとも…。やがて祐一がいじめを受けていたことが明らかになり、同級生二人が逮捕、二人が補導される。閑静な地方都市で起きた一人の中学生の死をめぐり、静かな波紋がひろがっていく。被害者家族や加害者とされる少年とその親、学校、警察などさまざまな視点から描き出される傑作長篇サスペンス。


もしかしたらどこにでもあり得るお話か?
最近はいじめ問題に、自治体も学校もかなり神経質になっているから少しは減っているのだろうか?
それでも、きっと水面下ではあるんだろう。
人ってみな、相手のことはよく見えるくせに(特に気に入らないところ。合わないところ)、自分のことはよく分かっていない。

この小説では、それぞれの立場の人みんな何がしかの問題はある。
大人も子供も自分を守りたいがゆえの嘘やら弁明。
誰が正しくて誰が間違っていて、誰のせいなのかをはっきりとさせてはいないが、
きっとそれぞれの立場のみんなに責任があるのだろう。
小説によってその解決方法を導いてもらうのではなく、自分達ひとりひとりが考えないといけないんだ。