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2017.11.10 日比谷図書文化館で台湾のドキュメンタリー『Viva Tonal 跳舞時代(ダンス時代)』を観る。

2017-11-10 | 映画レビュー
日比谷図書文化館で台湾のドキュメンタリー『Viva Tonal 跳舞時代(ダンス時代)』(2003年)を観る。1930年代、台湾のレコード文化がテーマです。日本資本のコロムビア・レコードの関係者や、音盤コレクターたちの証言、記録映像などで構成しています。

日本の統治下。台湾のモダンボーイ、モダンガールのダンスミュージックから始まり、民謡、台湾オペラのレコード録音、台湾歌謡のスタンダード・ナンバーも生まれます。が,戦時色が濃くなるにつれ、日本文化の影響が露骨になっていきます。ダンスブームが転じて、日本の『東京音頭』で盆踊りが大ヒット。李香蘭が人気者になり、『愛国行進曲』が流れ、『雨夜花』などの台湾歌謡は愛国高揚の替え歌にされていきます…。そして太平洋戦争へ。

『セデック・バレ』が描いた霧社事件は1930年、『KANO〜1932 海の向こうの甲子園』も同じ時代、先日観た『日曜日の散歩者』は30年代の台湾でに日本語で台湾文学を志した詩人たちのドキュメンタリーでした。親近感は感じますが、この時代の台湾と日本の関係はビミューです。

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