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2017.10.7 ラピュタ阿佐ヶ谷で川島雄三監督『愛のお荷物』を観る。

2017-10-07 | 映画レビュー
ラピュタ阿佐ヶ谷で川島雄三監督『愛のお荷物』を観る。

開催中の特集上映「昭和の銀幕に輝くヒロイン 轟夕起子」の一本です。モーニングショー企画ですが、なんとか観られました。私は川島雄三作品がかかったら外さないつもりですが、同好の士が多いのでしょうか。10:30の回は空席はわずかです。

産児制限で動く厚生大臣の山村聰の一家に次々と子宝ができるというコメディ。1955年の日活作品です。会話のテンポだけでなく、展開もスピーディーで、飽きさせません。

初見ではありませんが、発見というか、あ、そうなのか、と思うところがいくつかありました。

例えば、北原三枝(いつもながらスタイルいいし、美しい!)演じる秘書が息子の三橋達也と恋仲になります。この北原の名字が「五代」。実は大阪財界の名門一族だということが後でわかります。あのディーンフジオカが演じたあの人ですね。いまならわかります。三橋が凝っている、義太夫かな、素人天狗連の集まりの場として、上野の本牧亭が出てきます。昭和三十年の東京、いつものことながら、モノクロの画面で観ると素敵です。



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