JAZZマンの夫と黒ラブと私(バニラママ)

クスクスからアハハまで。
一人娘のバニラーネが3年半の仏語学留学でパリから帰国 驚くことにカメラマンになっていた 

こわいよぅ の続き

2005-07-11 19:28:32 | 日常
おまわりさんは、「このままでは帰れない」と言う
「確認しない事には帰れない」と言う
「私が窓を割ることは出来ない、あんた方だったら身内だからいい
 割って下さい」と言う
「死んじゃったりしてたら・・わたし・・入れない・・」
・・・沈黙・・
「割ってくれたら ボクが入りますよ。あんた方は何もしなくていい」
「でも・・コワイ・・コワイよぅ」
「このままじゃ 帰れないんです」とボールペンをいじってる。
ゼブラのボールペンだぁ と職業柄ヘンな事に気が付く。
「ホントに確認とかしなくていいんですか?こわいよぅ」
・・・沈黙・・・
心の中で・・もしもの事があったら どうしよう・・
ワイドショーなんかが来るんだろうなぁ・・夫も巻き添えにしちゃう

おまわりさんが割りやすい窓を探し、割り方を説明しだす。
「あのぅ 数年前にFハウスで建てたんですが そこに連絡して
マスターキーを探していただいてもいいかしら?」
「いいですよ。」
許可をいただいたのでFハウスに電話して探していただく
それも「私、怪しいもんじゃ ありません おまわりさんもここにいて
立ち会っていただいてます」なんてことまで口走ってしまう。

これでFハウスからの連絡待ちということになり、手荒な事をしなくて済んで一段落。
で、じっと家を見る。
心の中で「伯母さんごめんね、よっちゃんのこと頼まれてたのにこんなことになっちゃって。
よっちゃんがあんな孤独な子?(年は恥ずかしくて言えない)なんで何よりも心配してたのに 
ホントにごめんなさい」

そこで突然携帯が鳴る
ギョッ! よっちゃんからだぁ 出てみる、切れた。
「よっちゃんから、かかってきた。でも切れちゃった」
「ホントですか?」
心の中で幽霊かも・・でも、そんなぁ・・
こちらから かけてみる。つながらない。
「ほんとに そのヒトですか?」
「わからない 悪いヒトが持ってるのかも・・・」
夫が言う「もし誰か携帯を持って行っても充電器まで持っていかないよ
もう何ヶ月も経ってるし、本人がかけてきたと思う」
うん 冷静な一言。おまわりさんより冷静ではないか。心強い。
勇気を出してもう一度電話してみる
よっちゃんの屈託のない声が聞こえる
「なにか よう?」
「なぁんだ いまどこ? 別に用事はないんだけどどうしてるかなって思って・・
また 連絡するね。お返事ちょうだいね」
「うん じゃぁ」

突然の思いがけない幕切れで良かったけど,一体なんだったんだ。
おまわりさんに平身低頭謝って、Fハウスさんにも謝って、
夫には感謝とごめんねをし、気が付くとお昼。
まぶしい日差しの中、車の列に混じって会社に帰ったのでありました。

これほど非日常的なことがあろうか、どっと疲れた一日でした。
あれからよっちゃんには連絡を取ってませんが、私達のこの騒ぎを露ほども知らず今頃何してるんだろう。
今度ゴミをなんとかするように言おうっと。あれじゃあ ご近所にご迷惑だわ。

ここまで一気に来てしまいました。
皆さま、長い事お付き合い下さいまして、ありがとうございました。
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1 コメント

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いえいえ (びん)
2005-08-01 23:56:10
ご無事でなによりでした(^-^ゞ
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