昨日(15日)にタイ西部のラチャブリ県で行われた世界初!のIBFアジアタイトルマッチでアムナーッ・ルンルーン(タイ)が初のIBFアジアフライ級王座を獲得しました。このアムナーッ、アマ時代に後の金メダリストで今回トップランクと契約した鄒市明、そしてなんと現WBA王者井岡一翔をも破った選手ですよ!!
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(愚連隊の一言)ジョンブンっても今回遠すぎ…文句散々言われるし…
[[ 2013年02月15日 ]] キェックリリン・ジョンブン興行
場所:タイ西部ラチャブリ県ジョンブン郡
<真ん中がプロモーターのジミー・エカラット氏。左が世界王者の熊さん、右がタイのIBFスーパーバイザーのソンポン氏>
▼第1試合:ノンタイトル、4回戦、契約重量126ポンド
パトムシッ・パトムポートーン(Patomsith Pathompothong)(タイ) VS ヨーックンポン・シッサイトーン(Yodkhunphon Sithsaithong)(タイ)
久々にキェックリリンからデビューの新人パトムシッ。今回は歴戦の勇士の感のあるヨーックンポンを中々攻め切れませんでしたが終始前に出続けました。
パトムシッがデビュー戦を判定で勝利してます。
▼第2試合:IBFアジア・フライ級タイトルマッチ
アムナーッ・ルンルーン(Amnat Ruenroeng)(タイ) VS マイケル・ロドリゲス(Michael Rodriguez)(フィリピン)
序盤の2Rにアムナーッの頭がロドリゲスの左目に入りロドリゲス大苦戦。
下手したら棄権か?
と思ったんですがそこは
あたし称「ミニ・フランケン」
というだけにスタミナと闘争心は半端ないです。中盤足元がふらつき中途半端な腰へのクリンチをくりかえして押し倒されたロドリゲス(スリップ扱い)ですがしつこくスリークウォーター式のフックを繰り出してきます。ただあまりにモーションが大きいので打ち終わりの隙をアムナーッに狙われてまたパンチを浴びます。
それでも世界王者になる前のテーパリッと試合をした際でも
「終盤だけ見たらロドリゲス有利じゃね?」
という位の試合をしたロドリゲス。今回試合前にアムナーッとトレーナーに「12R戦うことになるから覚悟しておけよ」といっておいたんですがその通りの展開に。
終盤はやはりアムナーッが疲れてクリンチが多くなりましたがロドリゲスも手数は減って中々挽回にいたらず。
結果はアムナーッが118-110、118-110、117-111でUD勝ち
このアムナーッは元々犯罪者更正施設でボクシングを始め(タイではよく聞くパターンですね)2007年にタイ国内大会に優勝して特赦を得ました。そしてなんと
2007年のバンコクでのキングスカップで後のロンドン五輪金メダリスト鄒市明を準決勝で破っています。
その後鄒市明とは2回戦って2回とも負けてますけどね。(本人いわく1勝1敗でしたが調べたら1勝2敗でした)
その後2007年のSEAGEME(東南アジア大会)で優勝!
そして2008年のキングスカップで
準決勝で井岡一翔を判定で破った上で優勝!!!!
その年の北京オリンピックにも当然出場して準々決勝で敗れましたがその後もキングスカップは2009年、2010年と連覇、SEAGAMEも2009年は優勝。
2010年の中国広州でのアジア選手権の準決勝で鄒市明と対戦してこの試合は判定で負けています。
2012年からキェックリリンプロモーションに所属してプロに転向、この試合に勝って8勝無敗。そして自身初のプロでのベルトとなりました。
まあ鄒市明も井岡も進歩はしているので今現状の比較は出来ませんが中々興味深いですな。
なおIBFアジアのタイトルは中国を中心としたアジア市場に注力すべくIBFが新たに創設したタイトルで本部は現在バンコクにおかれる予定です。
▼第3試合:ノンタイトル、6回戦、契約重量108ポンド
ファーランJr.・サックリリン(Fahlan Sakkreerin Jr)(タイ) VS トンチャー・マヌフォー(Toncer Manufoe)(インドネシア)
元IBFそしてWBF王者のファーラン・サックリリン(タイ)の息子で2010年にデビューしたJr.ですが育ちは遅く、要所で負けが入っています。しかし今回は珍しく(悪ぃ)ファーランJr.の速く厳しいワンツーがきれいに入って1RKO勝ち。
あのパンチは中々良かった。ああいうボクシングが出来るようにちゃんと練習を続けてほしいですね。(本人に届け…)
▼第4試合:女子ノンタイトル、6回戦、契約重量122ポンド
ワンペン・パトムポートーン(Wanphen Pathompothong)(タイ) VS セーッブ・シッアチャーンマノー(Seab Sithachanmanoh)(タイ)
キェックリリンの選手では初めて見る女子選手ワンペンの相手はサイトーン・ポートーンジムと発表されましたが以前たまにゃんことタマミ・トー・ブワマーッとも戦ったことのあるセーッブ・シッアチャーンマノ-でした。しかし両者背丈だけでも
えらい違い…(汗)
試合は3Rに体格で圧倒するワンペンがラッシュを一休みしたところでレフェリーストップでTKO勝ち。まだセーッブは試合は出来たとは思いますけど、はなからミスマッチの試合でした。
▼第5試合:特別試合、4回戦、契約重量122ポンド
チウ・シアオジュン(中国) VS サイチョン・シティチャイ(タイ)
中国のプロモーター、リウガン氏の連れてきたチウが貫禄で2RTKO勝利。
<中国チーム。真ん中がチウ、左隣がリウガン氏。右隣は世界王者熊さん>
ではまた
皆さん、クリックお願いね♪♪
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/fight/tb_ping/20
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[[ 2013年02月15日 ]] キェックリリン・ジョンブン興行
場所:タイ西部ラチャブリ県ジョンブン郡
<真ん中がプロモーターのジミー・エカラット氏。左が世界王者の熊さん、右がタイのIBFスーパーバイザーのソンポン氏>
▼第1試合:ノンタイトル、4回戦、契約重量126ポンド
パトムシッ・パトムポートーン(Patomsith Pathompothong)(タイ) VS ヨーックンポン・シッサイトーン(Yodkhunphon Sithsaithong)(タイ)
久々にキェックリリンからデビューの新人パトムシッ。今回は歴戦の勇士の感のあるヨーックンポンを中々攻め切れませんでしたが終始前に出続けました。
パトムシッがデビュー戦を判定で勝利してます。
▼第2試合:IBFアジア・フライ級タイトルマッチ
アムナーッ・ルンルーン(Amnat Ruenroeng)(タイ) VS マイケル・ロドリゲス(Michael Rodriguez)(フィリピン)
序盤の2Rにアムナーッの頭がロドリゲスの左目に入りロドリゲス大苦戦。
下手したら棄権か?
と思ったんですがそこは
あたし称「ミニ・フランケン」
というだけにスタミナと闘争心は半端ないです。中盤足元がふらつき中途半端な腰へのクリンチをくりかえして押し倒されたロドリゲス(スリップ扱い)ですがしつこくスリークウォーター式のフックを繰り出してきます。ただあまりにモーションが大きいので打ち終わりの隙をアムナーッに狙われてまたパンチを浴びます。
それでも世界王者になる前のテーパリッと試合をした際でも
「終盤だけ見たらロドリゲス有利じゃね?」
という位の試合をしたロドリゲス。今回試合前にアムナーッとトレーナーに「12R戦うことになるから覚悟しておけよ」といっておいたんですがその通りの展開に。
終盤はやはりアムナーッが疲れてクリンチが多くなりましたがロドリゲスも手数は減って中々挽回にいたらず。
結果はアムナーッが118-110、118-110、117-111でUD勝ち
このアムナーッは元々犯罪者更正施設でボクシングを始め(タイではよく聞くパターンですね)2007年にタイ国内大会に優勝して特赦を得ました。そしてなんと
2007年のバンコクでのキングスカップで後のロンドン五輪金メダリスト鄒市明を準決勝で破っています。
その後鄒市明とは2回戦って2回とも負けてますけどね。(本人いわく1勝1敗でしたが調べたら1勝2敗でした)
その後2007年のSEAGEME(東南アジア大会)で優勝!
そして2008年のキングスカップで
準決勝で井岡一翔を判定で破った上で優勝!!!!
その年の北京オリンピックにも当然出場して準々決勝で敗れましたがその後もキングスカップは2009年、2010年と連覇、SEAGAMEも2009年は優勝。
2010年の中国広州でのアジア選手権の準決勝で鄒市明と対戦してこの試合は判定で負けています。
2012年からキェックリリンプロモーションに所属してプロに転向、この試合に勝って8勝無敗。そして自身初のプロでのベルトとなりました。
まあ鄒市明も井岡も進歩はしているので今現状の比較は出来ませんが中々興味深いですな。
なおIBFアジアのタイトルは中国を中心としたアジア市場に注力すべくIBFが新たに創設したタイトルで本部は現在バンコクにおかれる予定です。
▼第3試合:ノンタイトル、6回戦、契約重量108ポンド
ファーランJr.・サックリリン(Fahlan Sakkreerin Jr)(タイ) VS トンチャー・マヌフォー(Toncer Manufoe)(インドネシア)
元IBFそしてWBF王者のファーラン・サックリリン(タイ)の息子で2010年にデビューしたJr.ですが育ちは遅く、要所で負けが入っています。しかし今回は珍しく(悪ぃ)ファーランJr.の速く厳しいワンツーがきれいに入って1RKO勝ち。
あのパンチは中々良かった。ああいうボクシングが出来るようにちゃんと練習を続けてほしいですね。(本人に届け…)
▼第4試合:女子ノンタイトル、6回戦、契約重量122ポンド
ワンペン・パトムポートーン(Wanphen Pathompothong)(タイ) VS セーッブ・シッアチャーンマノー(Seab Sithachanmanoh)(タイ)
キェックリリンの選手では初めて見る女子選手ワンペンの相手はサイトーン・ポートーンジムと発表されましたが以前たまにゃんことタマミ・トー・ブワマーッとも戦ったことのあるセーッブ・シッアチャーンマノ-でした。しかし両者背丈だけでも
えらい違い…(汗)
試合は3Rに体格で圧倒するワンペンがラッシュを一休みしたところでレフェリーストップでTKO勝ち。まだセーッブは試合は出来たとは思いますけど、はなからミスマッチの試合でした。
▼第5試合:特別試合、4回戦、契約重量122ポンド
チウ・シアオジュン(中国) VS サイチョン・シティチャイ(タイ)
中国のプロモーター、リウガン氏の連れてきたチウが貫禄で2RTKO勝利。
<中国チーム。真ん中がチウ、左隣がリウガン氏。右隣は世界王者熊さん>
ではまた
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さて、アムナーッ・ルンルーン選手(タイ)、これまたブレイクしそうと言うか、伝統のフライ級世界チャンプがお家芸の日本人にとって、「強敵あらわる」って感じすね・・・!
ゾウジミン、井岡に勝つって、それだけで、末恐ろしい。
注目したいですね。
さて、本題です。
シリモンコンは、今、どんな状況なんでしょうか?
実はキック関係者の情報では、シリモンコンは、年齢はともかく、いまだにボクシング技術は、ぴか一。
刑務所興行の内容が?ですが、日本のボクサー、キックボクサーでは、単純にパンチに技術だけならまったく、
シリモンコンに歯が立たないだろうと言ってました。
実際はどんな感じなんでしょうか。
あと、刑務所から出れるんですかね?
辰吉時代から、その天才ぶりは良く知っているんで。
では、レポートよろしくです。
ただ今後ナリス・シンワンチャー氏が2ヶ月に1度自主興行を行うとのことなので、その2回に1度はシリモンコンがメインを張るんじゃないかと思っています。(別の2回に一度はジョムトーン)
ま、続報があれば書きますね。