バンコクから愛を込めないで (ボクシング奈落編)

ボクシングから離れていたあたしは復活するのか(゜Д゜)!?

(タイのボクシング) 見ごたえ満載だったゴーキェット・パクチョン興行!アマラーがOPBF戴冠!

2010年01月25日 16時11分02秒 | タイのボクシング
(写真はOPBF女子アトム級初代王者となったアマラー・ゴーキェットジム)


いや、報告が遅れましたがこの22日に行われたゴーキェット興行はめっさ面白かったんですよね。ワンディー、ウィサヌの積極ファイトによるKO劇と女子の激闘。あたし的には前から注目していたポーンブーンオーン選手がWBC女子ライトフライ級王者ノンムアイと互角以上の戦いを見せてくれたのでマスコミからも注目されたのがうれしいです♪


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では興行の報告です♪


[ 2010年1月22日 ]
場所:タイ東北部ナコンラチャシーマ県パクチョーン郡庁前広場特設会場


今回の会場には主賓として


  タイ政界の重鎮・古豪 チャワリット元首相きたああああ~~!!!



<真ん中がチャワリット元首相>


元若手青年将校団としてクーデターを試みたり、陸軍から政界に転身して新希望党を設立、連立政権の首相としてタイを引っ張り、現在はタクシン元首相をバックアップするような感じの動きも見せるタイ政界の超大物の一人です。

 
  まああたしにゃ関係ないですが(爆)


そんな元首相の御前試合でどんな試合が行われるか!?


第1試合:6回戦、114ポンド
WBOアジアパシフィックフライ級王者ワンディー・シンワンチャー(Wandee Singwancha)(タイ) VS リノ・ウクル(Rino Ukru)(インドネシア


  ワンディーが2ラウンドKO勝ち


<まだまだ健在を示してくれたワンディー(右)>


まだまだ鋭いフックが健在ですね。そして試合前にトレーナーのデヴィッド氏が話していたようにフットワークも健在。よく動いていました。「相手が力不足でパフォーマンスを見せ切れなかった」(デヴィッド氏)感じもありましたがまだまだ出来るところを見せてくれました。最後は右から左フックが相手の右目のあたりに当たって起き上がれなくなりました。立ち上がろうとする相手を気遣ってつきそうワンディーも性格が出てますね。


第2試合:PABAライトフライ級タイトルマッチ
ウィサヌ・ゴーキェットジム(Wisanu Pornobnum)(タイ) VS デニー・チモール(Dani Timor)(インドネシア)


  ウィサヌが2ラウンドKO勝ち



<今回冴え渡ったウィサヌ(右)の左ストレート!>


この前の試合と違って記者会見のときからなんか妙に明るかったウィサヌ・ゴーキェットジムなんですが、前のときはなんか問題でもあったのかね?今回は試合前まで明るくリラックスムード♪
しかし試合に入ると今回は早い動きから突っ込んでの左ストレートがボディーへ、顔面へと冴えに冴えます。すっごいアクティブでしたね。最後はロープにつめての左ストレートで相手を轟沈させました。久々に強いウィサヌが見れましたね。


第3試合:女子、6回戦、110ポンド
ノンムアイ・ゴーキェットジム(Nongmuay Sithkruleor) (タイ) VS ポーンブーンオーン・ポー・ウォンポラメーッ(Pornboonon Por Vongporramet)(タイ)


  両者引き分け!?


今回ノンムアイの対戦予定だった中国人選手が大雪でこれなくなったので、誰が相手になるのかと思ったら


  ビッグサプライズだよ、おい!?


なんと先にゴーキェットのバンケー大会であたしが絶賛した注目株ポーンブーンオーン・ポー・ウォンポラメーッが登場!!



<今後の大注目株ポーンブーンオーン選手>


ポーンブーンオーンについてはまた改めて書きます。それくらい書きたい選手です。
対するノンムアイはあまりいいところがなかったんですが、上に下にと伸びるストレートを武器に遠距離ではいいところも見せたんですがもうひとつ武器がないと厳しいなあ…力強さもあまり感じないですしね。



<伸びるストレート系パンチはいいものがありますが…のノンムアイ>


今回の興行でもこのノンタイトルの試合が一番盛り上がりました。まあ前の2試合も面白かったんですが早い回で終わっちゃいましたからね。なんかポーンブーンオーン選手には


  観客を魅了する何かがあります、絶対


試合的には前回のOAゴーキェットジム戦のほうが激しい戦いで面白かったんですが、今回もなんでかしらないけど観客が沸く、沸く!?





試合後にゴーキェット氏がやっぱり彼女をグループに加えたい意向を発表しましたね。すでに8月12日にあたしが指摘していたことが現実になりました。


第4試合:OPBFアトム級王者決定戦
アマラー・ゴーキェットジム(Amura Kokietgym) (タイ) VS リリー・ラチャプラチャージム(Lilly Rachaprachagym)(タイ)

  ジャッジ 98-92が2人、97-93が1人でアマラーの判定勝ち


<OPBF女子アトム級初代王者となったアマラー>

日本で美人で吉本な(枕詞)秋田屋まさえに勝ったアマラー・ゴーキェットジムが戴冠のチャンスをもらったこの試合の相手はタイ女子プロボクシング界では古豪の一人リリー・ラチャプラチャージム。
若さでどんどん前に出てパンチを放つアマラーに対して、パンチの打ち際にカウンターをあわせてから逆襲にでる展開でアマラーを苦しめます。

あたし的にはリリーが勝ったかと思ったくらいでしたが、会場で見ていたボクシングファン様が納得するように判定はアマラーの勝利。うーん… 最後の2ラウンドはボディーフックでアマラーの動きを落としたリリーのラウンドだと思うし、この点差ほど開いていないと思うんですけどねえ…リングを降りるリリーには「ナイスファイト!」と声をかけてあげました。

まあなにはともあれアマラーおめでとう!


あ、自分としては戦闘モードより、ぷにっとした可愛さのある普段着のアマラーが好きです♪


<ぶにっとして可愛いアマラー♪>


第5試合:女子ムエタイ
ナムターン・ゴーキェットジム(タイ) VS リーナー・ジェー・ディー・ムエタイ(ギリシャ)


<蹴りを放つナムターン・ゴーキェットジム(左)>

今回ナムターンは体格、力の両方でまさるギリシャ人相手に大苦戦!?前蹴り(足の長さ)が互角、くっついたら力で固定されて膝蹴りが出せない、上半身だけ離してひじを打ってくる、と非常にやりにくい戦いになりましたが結果は判定でナムターンの勝利でした。
まあ細かい技術的には勝る部分もめましたからね。途中から前蹴りではなくまわし蹴りでけん制したりとかね。


ではまた



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