(写真は初のWBAアジア王者、フォンルアン(左)とラチャサック)
世界統括団体WBAの地域王座に新しく「WBAアジア」(WBCアジアではない)が登場。23日に初のタイトルマッチが行われ、バンタム級とスーパーバンタム級の王者が誕生しました。
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(愚連隊の一言)寒い、寒すぎる…(ガタブル)←バンコク在住
マジに最近ずっと寒くて、
「冬のない国に行きたい…」
とバンコクで思ってるバンコク愚連隊です。マジにずーっと寒すぎです。
寒いの嫌い!
っていうかむしろ
冬眠してぇ…
って感じです。
さて、本題なんですが、世界にはボクシングの世界統括団体がいくつもあるわけなんですが(WBA、WBC、WBO、IBF、WBF(A/B)、IBOなどなど)、それに加えてさらにそれぞれに
地域団体が存在します。
日本で知名度が高いのはWBCの下部団体になるOPBFですな。しかし地域団体もけっこうな数があって、アジア方面を統括する地域団体だけでも
・WBC - OPBF、ABCO(WBCアジア)
・WBA - PABA
・WBO - WBOアジアパシフィック、WBOオリエンタル、WBOチャイナゾーン
・IBF - IBFパンパシフィック、IBFアジア
とありまして(WBFなどもアジアパシフィック王座などあり)、さらにWBCのようにユース王座、インターナショナル王座(WBA、WBOにもあり)、さらにWBCアジアのように傘下にコンチネンタル王座を設けているような地域団体もあります。
そんな中、今回新たな地域王座が立ち上がりました。
WBAアジア
うーん…
今まではWBAではPABAがユーラシア大陸からアジアにかけて広範に担当してきていたんですが、そこにさらに「アジア」王座を追加(分離ではない)してきました。
最近ではIBFがパンパシに加えてアジア王座を作ったんですが、こちらはパンパシが本部がオーストラリア、アジアがバンコクで運営主体も異なるのに対して、PABAとWBAアジアは本部こそ前者が韓国のソウル、後者がバンコクと違うものの、代表者は同じヤンスップ・シム氏。実働部隊も重なる状況で
何故分ける必要があったのか?
という代物。
個人的にはこの動きはPABAを代表する人物だった(過去形)アラン・キム氏の失脚と関連する動きじゃないかと思っています。日本では表立って報じられていないようですが、PABAそしてWBAのアジアを代表する人物として日本のボクシングファンにも知られているアラン・キム氏は実は今年10月のWBA総会終了後間もなく更迭されています。WBAアジア創設の話が流れたのがこのアラン・キム氏失脚とほぼ時を同じくしての話だったのでなんらかの関連性を感じさせるものです。
しかしまさにWBAのアジアを代表する人物として各地のプロモーター、そしてWBA中枢と太いパイプをもっていたアラン・キム氏の退場が今後のアジアのWBAの中での地位に影響を与えないか心配です。(PABA、WBAアジア代表のシム氏は英語は話せない。ただし英語を話せる人物が今傍についていますが)
なんせ直接の関係者でさえ
「何故WBAアジアを作ったのかわからない???」
というほどのこの王座。PABAと併存して地域ベルトの数を増やすだけなのか、それともPABAと地域的にすみ分けていくのか今後注意が必要です。
以下、興行内容です。
[[ 2013年12月23日 ]] ゴーキェット・バンコク興行
場所:タイ・バンコク市内チャリーナホテル特設会場
▼第1試合:ノンタイトル、6回戦、契約重量108ポンド
パイパロップ・ゴーキェットジム(タイ) VS ヘリ・アモン(インドネシア)
<攻めるパイパロップ(右)>
元WBAミニマム級暫定王者パイパロップとインドネシアの元WBOアジアパシフィック王者のヘリ。
しかしヘリは体格差を考えても強いボクサーではないなあ…試合はパイパロップの攻勢をしのいだヘリが、3R開始直前に肩の異常を訴え、試合開始後もコーナーから立たずにTKO負けに。
▼第2試合:WBAアジア・バンタム級タイトルマッチ
ラチャサック・ゴーキェットジム(タイ) VS パンチャー・シラバン(インドネシア)
<初戴冠となるラチャサック(右)>
ハードパンチャーで知られるラチャサックはガードが甘いため苦戦も多いのですが今回はしぶといインドネシア人を2Rロープ際のパンチで倒してKO勝ち。以前に比べてはるかにガードに意を割いている部分が見え、進歩の跡は見えました。彼がWBAアジアの初の王者となりました。
る▼第3試合:WBAアジア・スーパーバンタム級タイトルマッチ
フォンルアン・ゴーキェットジム(タイ) VS ブディ・リッキー(インドネシア)
<この日一番の写真、ってフォンルアンが打たれてますが…>
PABA王座奪取失敗→兵役、とブランクを作りピークを逃した感のあるフォンルアン。強いイメージのあったのはPABA王座挑戦前の頃か。PABA王座戦でレイ・ミグレノに敗れてからボクシングの内容もさえないんですが今回も同様。
1Rいきなりブディのオーバーヘッドの右ストレートを顔面に受けてぐらつく大ピンチ。その後も2度ほど顔面にパンチを受けて必死に立て直し、ブディが早くもガス欠?になった2Rに反撃してTKO勝ちを収めましたが非常に危うい試合でした。まだ王座挑戦は早かった気がします。
▼第4試合:ノンタイトル、6回戦
ヨクトーン・ゴーキェットジム(タイ) VS デーン・カラシンスーンキラバンモット(インドネシア)
可哀そうに、ボクシング慣れしていない選手をヨクトーンが撲殺…(汗)力量差がありすぎる試合はいかんなあ…
さて、こうしてスタートしたWBAアジア王座ですが、彼らの世界ランキング上の取り扱いなど含めて今後どうなっていくのか、しばらく生暖かく見守っていこうと思います。
本当にどうなるやら…(汗)
ではまた
皆さん、クリックお願いね♪♪
世界統括団体WBAの地域王座に新しく「WBAアジア」(WBCアジアではない)が登場。23日に初のタイトルマッチが行われ、バンタム級とスーパーバンタム級の王者が誕生しました。
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マジに最近ずっと寒くて、
「冬のない国に行きたい…」
とバンコクで思ってるバンコク愚連隊です。マジにずーっと寒すぎです。
寒いの嫌い!
っていうかむしろ
冬眠してぇ…
って感じです。
さて、本題なんですが、世界にはボクシングの世界統括団体がいくつもあるわけなんですが(WBA、WBC、WBO、IBF、WBF(A/B)、IBOなどなど)、それに加えてさらにそれぞれに
地域団体が存在します。
日本で知名度が高いのはWBCの下部団体になるOPBFですな。しかし地域団体もけっこうな数があって、アジア方面を統括する地域団体だけでも
・WBC - OPBF、ABCO(WBCアジア)
・WBA - PABA
・WBO - WBOアジアパシフィック、WBOオリエンタル、WBOチャイナゾーン
・IBF - IBFパンパシフィック、IBFアジア
とありまして(WBFなどもアジアパシフィック王座などあり)、さらにWBCのようにユース王座、インターナショナル王座(WBA、WBOにもあり)、さらにWBCアジアのように傘下にコンチネンタル王座を設けているような地域団体もあります。
そんな中、今回新たな地域王座が立ち上がりました。
WBAアジア
うーん…
今まではWBAではPABAがユーラシア大陸からアジアにかけて広範に担当してきていたんですが、そこにさらに「アジア」王座を追加(分離ではない)してきました。
最近ではIBFがパンパシに加えてアジア王座を作ったんですが、こちらはパンパシが本部がオーストラリア、アジアがバンコクで運営主体も異なるのに対して、PABAとWBAアジアは本部こそ前者が韓国のソウル、後者がバンコクと違うものの、代表者は同じヤンスップ・シム氏。実働部隊も重なる状況で
何故分ける必要があったのか?
という代物。
個人的にはこの動きはPABAを代表する人物だった(過去形)アラン・キム氏の失脚と関連する動きじゃないかと思っています。日本では表立って報じられていないようですが、PABAそしてWBAのアジアを代表する人物として日本のボクシングファンにも知られているアラン・キム氏は実は今年10月のWBA総会終了後間もなく更迭されています。WBAアジア創設の話が流れたのがこのアラン・キム氏失脚とほぼ時を同じくしての話だったのでなんらかの関連性を感じさせるものです。
しかしまさにWBAのアジアを代表する人物として各地のプロモーター、そしてWBA中枢と太いパイプをもっていたアラン・キム氏の退場が今後のアジアのWBAの中での地位に影響を与えないか心配です。(PABA、WBAアジア代表のシム氏は英語は話せない。ただし英語を話せる人物が今傍についていますが)
なんせ直接の関係者でさえ
「何故WBAアジアを作ったのかわからない???」
というほどのこの王座。PABAと併存して地域ベルトの数を増やすだけなのか、それともPABAと地域的にすみ分けていくのか今後注意が必要です。
以下、興行内容です。
[[ 2013年12月23日 ]] ゴーキェット・バンコク興行
場所:タイ・バンコク市内チャリーナホテル特設会場
▼第1試合:ノンタイトル、6回戦、契約重量108ポンド
パイパロップ・ゴーキェットジム(タイ) VS ヘリ・アモン(インドネシア)
<攻めるパイパロップ(右)>
元WBAミニマム級暫定王者パイパロップとインドネシアの元WBOアジアパシフィック王者のヘリ。
しかしヘリは体格差を考えても強いボクサーではないなあ…試合はパイパロップの攻勢をしのいだヘリが、3R開始直前に肩の異常を訴え、試合開始後もコーナーから立たずにTKO負けに。
▼第2試合:WBAアジア・バンタム級タイトルマッチ
ラチャサック・ゴーキェットジム(タイ) VS パンチャー・シラバン(インドネシア)
<初戴冠となるラチャサック(右)>
ハードパンチャーで知られるラチャサックはガードが甘いため苦戦も多いのですが今回はしぶといインドネシア人を2Rロープ際のパンチで倒してKO勝ち。以前に比べてはるかにガードに意を割いている部分が見え、進歩の跡は見えました。彼がWBAアジアの初の王者となりました。
る▼第3試合:WBAアジア・スーパーバンタム級タイトルマッチ
フォンルアン・ゴーキェットジム(タイ) VS ブディ・リッキー(インドネシア)
<この日一番の写真、ってフォンルアンが打たれてますが…>
PABA王座奪取失敗→兵役、とブランクを作りピークを逃した感のあるフォンルアン。強いイメージのあったのはPABA王座挑戦前の頃か。PABA王座戦でレイ・ミグレノに敗れてからボクシングの内容もさえないんですが今回も同様。
1Rいきなりブディのオーバーヘッドの右ストレートを顔面に受けてぐらつく大ピンチ。その後も2度ほど顔面にパンチを受けて必死に立て直し、ブディが早くもガス欠?になった2Rに反撃してTKO勝ちを収めましたが非常に危うい試合でした。まだ王座挑戦は早かった気がします。
▼第4試合:ノンタイトル、6回戦
ヨクトーン・ゴーキェットジム(タイ) VS デーン・カラシンスーンキラバンモット(インドネシア)
可哀そうに、ボクシング慣れしていない選手をヨクトーンが撲殺…(汗)力量差がありすぎる試合はいかんなあ…
さて、こうしてスタートしたWBAアジア王座ですが、彼らの世界ランキング上の取り扱いなど含めて今後どうなっていくのか、しばらく生暖かく見守っていこうと思います。
本当にどうなるやら…(汗)
ではまた
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