(今回の興行のMVP、ポーンブーンオーン選手)←バンコク愚連隊が選出
いやあ、タイの興行ってTVの時間に合わせて開始するのでメインの「TVで見せたい試合」が前にきて、あとの方は消化試合って感じになるんですが、昨日の興行では初っ端が塩試合(汗)で後になるほど盛り上がる試合になりました。結果としてはソッがWBOアジアパシフィックとPABAのダブル戴冠に成功、ワンディーがWBOアジアパシフィック王座を獲りました!
(本エントリーの内容は8月15日に訂正しています)
最初に昨日の試合の「観客盛り上がりランキング」を挙げると、
MVP:ポーンブーンオーン・ポー・ウォンポラメーッ
1位(断トツ):O.A.ゴーキェットジム VS ポーンブーンオーン・ポー・ウォンポラメーッ
2位:カニター・ゴーキェットジム VS ペップラカーン・シックルールア
3位(微差):ワンディー・シンワンチャー VS ブリックス・レイ
4、5位がなくて(ええ?)
6位:ソッ・プーンインスリー VS ジャック・アシス
番外:プーパー・ポー・ノップ・ノーイ VS テーパリッツ・シンワンチャー
という感じでした。
女子の2試合がもう
女の意地
を賭けたって感じのものすごい試合になり、最後はあたしもカメラを置いて手に汗握りながらリング上に見入ってました。
では以下レビューです。
[[ 8月11日 ]]
場所:バンコク市バンケー区ムワン寺
<会場はまさにお寺の境内!留まってる車の向こう側がステージ>
<当初の観客の3分の1はお寺付属学校の生徒達でした。汗>
<控え室はテントで仕切り無し。ワンディーのセコンドはシリモンコンのトレーナーでした>
▼メイン:WBOアジア・パシフィックジュニアフェザー級防衛戦&PABAスーパーバンタム級王者決定戦
WBOアジアパシフィック、ジュニアフェザー級王者・PABAスーパーバンタム級2位ソッ・プーンインスリー(Sod Looknongyangtoy)(タイ) VS ジャック・アシス(Jack Asis)(フィリピン)
判定:115-113、114-114、113-115 引き分け
ソッはWBOアジアパシフィックタイトルを防衛、しかしPABAタイトル奪取ならず引き続き空位。
<試合前のセレモニー>
<ベルトを獲ったソッ… しかしぃ…>
ちょっと正直ソッの塩試合の連続にはもう飽き飽きですね。個人的にはソッはもう終りました。(おいおい)彼の試合は3試合見たんですがどの試合も手数が少なく、パンチは単発、ラッシュもなし、 …で、どーやって勝てっちゅーの?という感じです。それと試合中にニヤニヤするな、と。2Rには自陣のセコンドからも「笑うな!」と声がありましたからね。しかしともかく連打がないのが致命傷ですね。4Rのようにいいジャブがアシスの顔面を捉えて相手がロープまで下がっちゃったのに、そこで追い討ちせずに様子見へ…勘弁してくれ(怒)。
あと前々戦のフィリピン人のときのように頭を下げて低くする相手には対処が「全然出来ない」さらに今回はアシスの飛び込むようなジャブを顔面にモロに食らっていました。正直「クリーンヒット数」ではアシスの方が多かったと思いますよ。ソッのパンチは正確性がなく、ナックルパートが全然当たっていません。(一部のジャブと単発のボディーを除く)
この試合と日陰がなく蒸し暑い環境のダブルアタックであたしは熱中症気味で倒れそうな状態になりつつありました…
▼WBOオリエンタル・フライ級王者決定戦
同級6位ワンディー・シンワンチャー(Wandee Singwancha)(タイ) VS (ノーランカー)ブリックス・レイ(Brix Ray)(フィリピン)
判定:115-113 2人、116-112 1人でワンディーが勝利!
<戴冠したワンディー>
熱中症?で倒れそうなあたしを助け起こしてくれたのは柵の中に入ってきて隣で見ていた男の子達に買ってきてもらった「冷たい水」と、ワンディーのファイトでした♪
前のエントリーで「フィリピン側へのお土産ファイトか?」みたいに書いちゃいましたが、ワンディーを見誤ってました。ごめんなさい。
正直、「元世界チャンピオン」の肩書きは伊達じゃなかったです。
<攻めるワンディー。正直ワンディーのパンチは出だしが見つけにくく写真に撮りきれませんでした>
今回は多少トレーニングを積んだんでしょうか(本人に聞いたときは、笑ってごまかされましたが)、12Rにはさすがに脚が止まりがちになったものの、11Rまではフットワークをずっと駆使。ジャブが速い。そしてあの斜め上から放つ右フックもけっこう速い!特に強いジャブを放つ意識をしている選手を久しぶりに見た気がします。強いジャブのダブルとかも出してましたので。好機と見れば突っ込んで行って打ち合いますから冷え切っていた(笑)観客も沸きました。
ワンディーも相手も第1試合と違って表情から真剣そのもの。隣の子供達と一緒になってワンディーの応援しちゃいましたわ。
ああいうファイトを大毅との試合で見せてくれれば良かったのに…
▼ライトフライ級?6回戦
プーパー・ポー・ノップノーイ(タイ) VS テーパリッツ・シンワンチャー
テーパリッが2RTKO勝ち (ムアイサイアムが1RKOと書いているのは誤り)
<プーパー・ポー・ノップノーイ。もう応援せんわい!>
「あたしがちょっと期待してる」と書いた新鋭プーパーはソッ以上の消極ファイトでテーパリッに完敗。あんなファイトしてるようじゃ望みないですね…
<勝ったのはテーッパリッ(左)>
閑話休題…
<今回の美人コンパニオンさん♪>
▼女子フライ級4回戦
カニター・ゴーキェットジム(Kanita Kokietgym)(タイ) VS ペップラカーン・シックルールア(タイ)
判定でカニターの勝ち
<カニター・ゴーキェットジム>
一端醒めてしまった客を熱くさせてくれたのがこのファイト!タイプとしては綺麗なジャブとストレートを放つカニターと体幹が太く打たれ強いペップラカーンの対戦。しかしカニターがただのアウトボクサーではなく連打連打で押し込む押し込む。これに観客は大喜び。そのジャブやストレートが顔面にきっちり入っているにもかかわらず平気の平左で打ち返してくるペップラカーン!(テクはあんまりないんですけどね)
<ジャブを打つカニター。基本は出来てると思います。>
カニターは今後パンチ力のアップをしないといけないですね。
前戦のナムフォン戦ではナムフォンの体格に押し込まれていましたが、今回は力が強めの相手にも負けずに前に出ていたのは良かったです。
▼女子ライトフライ級6回戦
O.A.ゴーキェットジム(O.A.Kokietgym)(タイ) VS ポーンブーンオーン・ポー・ウォンポラメーッ(タイ)
判定でO.Aの勝ち
<O.A.ゴーキェットジム。思ってたより笑顔は可愛い>
そしてタイの興行としては珍しく「トリが一番盛り上がる」ことになったこの1戦。
ファイタータイプのO.Aが接近戦志向、ボクサータイプのポーンブーンオーンが綺麗なジャブとストレートで応戦するも押し切られる展開…と思いきや、そこそこ可愛い顔のポーンブーンオーンが接近戦でも意地を見せます!これで観客の心に火をつけました!(マジ)
<攻めていたOAだったが…>
さらにポーンブーンオーンは当て観がいいですねえ。あたしが見ていただけでも2、3回はきっちりカウンターをいれてました。彼女のパンチが決まるたびに観客が大歓声!対するO.Aも負けじと熱いファイトを見せてくれました。最終ラウンドのコーナーでの攻防ではあたしが近すぎて見えなかったんですが(汗)O.Aが激昂するまでに!
<OAにカウンターを入れるポーンブーンオーン>
タイの女性は男性より「いろんな意味で強い」んですが、その強さを二人が見せてくれました。
O.Aはジャブとかも綺麗な真っ直ぐしたいいものを持っているのに接近戦からのボディーに専念してましたね。どっちが正解なのかな…
しかしこの1戦の報告を受けたゴーキェット氏とかはポーンブーンオーンを自分のグループに引っ張りかねないんで怖いですね。(汗)
ではまた
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いやあ、タイの興行ってTVの時間に合わせて開始するのでメインの「TVで見せたい試合」が前にきて、あとの方は消化試合って感じになるんですが、昨日の興行では初っ端が塩試合(汗)で後になるほど盛り上がる試合になりました。結果としてはソッがWBOアジアパシフィックとPABAのダブル戴冠に成功、ワンディーがWBOアジアパシフィック王座を獲りました!
(本エントリーの内容は8月15日に訂正しています)
最初に昨日の試合の「観客盛り上がりランキング」を挙げると、
MVP:ポーンブーンオーン・ポー・ウォンポラメーッ
1位(断トツ):O.A.ゴーキェットジム VS ポーンブーンオーン・ポー・ウォンポラメーッ
2位:カニター・ゴーキェットジム VS ペップラカーン・シックルールア
3位(微差):ワンディー・シンワンチャー VS ブリックス・レイ
4、5位がなくて(ええ?)
6位:ソッ・プーンインスリー VS ジャック・アシス
番外:プーパー・ポー・ノップ・ノーイ VS テーパリッツ・シンワンチャー
という感じでした。
女子の2試合がもう
女の意地
を賭けたって感じのものすごい試合になり、最後はあたしもカメラを置いて手に汗握りながらリング上に見入ってました。
では以下レビューです。
[[ 8月11日 ]]
場所:バンコク市バンケー区ムワン寺
<会場はまさにお寺の境内!留まってる車の向こう側がステージ>
<当初の観客の3分の1はお寺付属学校の生徒達でした。汗>
<控え室はテントで仕切り無し。ワンディーのセコンドはシリモンコンのトレーナーでした>
▼メイン:WBOアジア・パシフィックジュニアフェザー級防衛戦&PABAスーパーバンタム級王者決定戦
WBOアジアパシフィック、ジュニアフェザー級王者・PABAスーパーバンタム級2位ソッ・プーンインスリー(Sod Looknongyangtoy)(タイ) VS ジャック・アシス(Jack Asis)(フィリピン)
判定:115-113、114-114、113-115 引き分け
ソッはWBOアジアパシフィックタイトルを防衛、しかしPABAタイトル奪取ならず引き続き空位。
<試合前のセレモニー>
<ベルトを獲ったソッ… しかしぃ…>
ちょっと正直ソッの塩試合の連続にはもう飽き飽きですね。個人的にはソッはもう終りました。(おいおい)彼の試合は3試合見たんですがどの試合も手数が少なく、パンチは単発、ラッシュもなし、 …で、どーやって勝てっちゅーの?という感じです。それと試合中にニヤニヤするな、と。2Rには自陣のセコンドからも「笑うな!」と声がありましたからね。しかしともかく連打がないのが致命傷ですね。4Rのようにいいジャブがアシスの顔面を捉えて相手がロープまで下がっちゃったのに、そこで追い討ちせずに様子見へ…勘弁してくれ(怒)。
あと前々戦のフィリピン人のときのように頭を下げて低くする相手には対処が「全然出来ない」さらに今回はアシスの飛び込むようなジャブを顔面にモロに食らっていました。正直「クリーンヒット数」ではアシスの方が多かったと思いますよ。ソッのパンチは正確性がなく、ナックルパートが全然当たっていません。(一部のジャブと単発のボディーを除く)
この試合と日陰がなく蒸し暑い環境のダブルアタックであたしは熱中症気味で倒れそうな状態になりつつありました…
▼WBOオリエンタル・フライ級王者決定戦
同級6位ワンディー・シンワンチャー(Wandee Singwancha)(タイ) VS (ノーランカー)ブリックス・レイ(Brix Ray)(フィリピン)
判定:115-113 2人、116-112 1人でワンディーが勝利!
<戴冠したワンディー>
熱中症?で倒れそうなあたしを助け起こしてくれたのは柵の中に入ってきて隣で見ていた男の子達に買ってきてもらった「冷たい水」と、ワンディーのファイトでした♪
前のエントリーで「フィリピン側へのお土産ファイトか?」みたいに書いちゃいましたが、ワンディーを見誤ってました。ごめんなさい。
正直、「元世界チャンピオン」の肩書きは伊達じゃなかったです。
<攻めるワンディー。正直ワンディーのパンチは出だしが見つけにくく写真に撮りきれませんでした>
今回は多少トレーニングを積んだんでしょうか(本人に聞いたときは、笑ってごまかされましたが)、12Rにはさすがに脚が止まりがちになったものの、11Rまではフットワークをずっと駆使。ジャブが速い。そしてあの斜め上から放つ右フックもけっこう速い!特に強いジャブを放つ意識をしている選手を久しぶりに見た気がします。強いジャブのダブルとかも出してましたので。好機と見れば突っ込んで行って打ち合いますから冷え切っていた(笑)観客も沸きました。
ワンディーも相手も第1試合と違って表情から真剣そのもの。隣の子供達と一緒になってワンディーの応援しちゃいましたわ。
ああいうファイトを大毅との試合で見せてくれれば良かったのに…
▼ライトフライ級?6回戦
プーパー・ポー・ノップノーイ(タイ) VS テーパリッツ・シンワンチャー
テーパリッが2RTKO勝ち (ムアイサイアムが1RKOと書いているのは誤り)
<プーパー・ポー・ノップノーイ。もう応援せんわい!>
「あたしがちょっと期待してる」と書いた新鋭プーパーはソッ以上の消極ファイトでテーパリッに完敗。あんなファイトしてるようじゃ望みないですね…
<勝ったのはテーッパリッ(左)>
閑話休題…
<今回の美人コンパニオンさん♪>
▼女子フライ級4回戦
カニター・ゴーキェットジム(Kanita Kokietgym)(タイ) VS ペップラカーン・シックルールア(タイ)
判定でカニターの勝ち
<カニター・ゴーキェットジム>
一端醒めてしまった客を熱くさせてくれたのがこのファイト!タイプとしては綺麗なジャブとストレートを放つカニターと体幹が太く打たれ強いペップラカーンの対戦。しかしカニターがただのアウトボクサーではなく連打連打で押し込む押し込む。これに観客は大喜び。そのジャブやストレートが顔面にきっちり入っているにもかかわらず平気の平左で打ち返してくるペップラカーン!(テクはあんまりないんですけどね)
<ジャブを打つカニター。基本は出来てると思います。>
カニターは今後パンチ力のアップをしないといけないですね。
前戦のナムフォン戦ではナムフォンの体格に押し込まれていましたが、今回は力が強めの相手にも負けずに前に出ていたのは良かったです。
▼女子ライトフライ級6回戦
O.A.ゴーキェットジム(O.A.Kokietgym)(タイ) VS ポーンブーンオーン・ポー・ウォンポラメーッ(タイ)
判定でO.Aの勝ち
<O.A.ゴーキェットジム。思ってたより笑顔は可愛い>
そしてタイの興行としては珍しく「トリが一番盛り上がる」ことになったこの1戦。
ファイタータイプのO.Aが接近戦志向、ボクサータイプのポーンブーンオーンが綺麗なジャブとストレートで応戦するも押し切られる展開…と思いきや、そこそこ可愛い顔のポーンブーンオーンが接近戦でも意地を見せます!これで観客の心に火をつけました!(マジ)
<攻めていたOAだったが…>
さらにポーンブーンオーンは当て観がいいですねえ。あたしが見ていただけでも2、3回はきっちりカウンターをいれてました。彼女のパンチが決まるたびに観客が大歓声!対するO.Aも負けじと熱いファイトを見せてくれました。最終ラウンドのコーナーでの攻防ではあたしが近すぎて見えなかったんですが(汗)O.Aが激昂するまでに!
<OAにカウンターを入れるポーンブーンオーン>
タイの女性は男性より「いろんな意味で強い」んですが、その強さを二人が見せてくれました。
O.Aはジャブとかも綺麗な真っ直ぐしたいいものを持っているのに接近戦からのボディーに専念してましたね。どっちが正解なのかな…
しかしこの1戦の報告を受けたゴーキェット氏とかはポーンブーンオーンを自分のグループに引っ張りかねないんで怖いですね。(汗)
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感じですが、日本、フィリピンは「出稼ぎ感覚」
タイでは「元王者」としての貫禄を見せなければいけない、のかな?と思います。
あとゴーキェット・シンワンチャー連合ではラタナポンの引退でPABAのタイトルを一つ失ってますんで、「便利に使えるタイトルホルダー」を作ったな、というのもありますね。
まあ、まだ本気になれば力はあるってことかな?
メインのソッ戦boxrecだと引き分けになってるんですが
バンコクさん実際に行ってらしたって事は
こっちが正しいんですよね?
2人目の115-113がソッではなく、ジャック・アシス115でした。
訂正いたします。(汗)
ソッはしかし不甲斐ない試合が少なくとも3試合は続いていますので、期待できないです。
1試合だけなら良いわけも出来ますが…