（写真の左からスア、パッチャイ、スックカセム）
昨日は結局知り合いとのアポ取りがうまくいかずに試合のほうも見にいけませんでした。仕方ないので家に戻ってＴＶ観戦してたんですが…試合内容が内容だったんで途中でまた爆睡してしまった…（泣）そんなわけでレビューは３試合ですが、しかしなんともはや、な試合ばかりでした…
タイへの旅のホテルの予約はこちらからどうぞ♪
（愚連隊の一言）今回の場所はナコンパトム県のすぐそばです。
まずはちょいとご無沙汰してた本題から♪（ええ？）
今回紹介するのは映画にもなった漫画「２０世紀少年」の題にもなったＴ－ＲＥＸの「20th Century Boy」っす。
この曲の出だしのところが映画「２０世紀少年」のコマーシャルやオフィシャルサイトで散々流れていたので覚えのある方もいるでしょう。
あたしゃ、この「２０世紀少年」の主人公たちよりはちょっと遅れて生まれたので完全に感情移入できるところまで行かなかったんですが中々面白い作品だと思います。もっとも新しい「ともだち」の正体がそれまで噂でしか出てこなかったカツマタ君だったってラストの設定はちょっと…後半になるほど「過去の登場人物」が増えるってのは反則でねえけ?？（汗）
さて、いつもの副題に入ります。昨日行われたヨンユッ（ゴーライ）プロモーションの興行だったんですが、正直
もっと真面目にボクサーを育てようよ…
と思うほど失望しまくった次第…（涙）
今回は興行内容をざっと紹介するだけね♪
[[ ２０１０年０７月１６日（金） ]] ヨンユッ（ゴーライ）・クルンテープトンブリ大学興行
場所：バンコク都の西の端っこにあるクルンテープトンブリ大学内特設会場
タイのテレビ７チャンネルでタイ時間午後３時から午後５時（日本時間：午後５時から７時）生中継。
▼第１試合：ノンタイトル、６回戦、契約体重１２２ポンド
スックカセム・カフェーファーサイ（Sukkasem Kietyongyuth）（タイ） ＶＳ ヴィッキー・タフミル（Vicky Tahumil）（インドネシア）
＜スックカセム・カフェーファーサイ＞
笑顔が魅力のヴィッキーですが、前回の対ウィラポン戦での
足がつって負け（核爆）
に続いて今回も「おまぬ～」（死語）な負け方を見せてくれました。
はなから「勝つ気があるのか？」って感じのヴィッキーはちょちょっとジャブを２発くらい打ってはスックカセムの頭を抱えてクリンチってのを繰り返します。強いパンチを打つシーンはほとんどなし。そんなヴィッキーをロープに押し込んで大振りの右ストレートをぶちこむスックカセム、で１Ｒ終了。
２Ｒは右フックメインで攻めてたスックカセムの右ストレートが避け切れなかったヴィッキーの後頭部（延髄の辺）にヒット。これでヴィッキーが後ろ頭を抑え、レフェリーにラビットパンチのアピールをしながら右の方向に大げさに逃げました。ところがここでレフェリーが試合をストップせず、ストップされるものと思ってコーナーに行きかけたスックカセムが体を返して追撃のパンチを逃げてるヴィッキーの頭に食らわせてダウンを奪います。（汗）立てないヴィッキーを見たレフェリーがカウント途中で試合をストップ…
以前まだ亀田ファミリーにいたときの渡部あきのり選手が無防備に後ろ向いてる相手を殴りたおしてＫＯしたって試合がありましたが、それに似た感じを受けましたね…あれよりはスピーディーな展開でしたが…
あそこはヴィッキーが後頭部を抑えてレフェリーにアピールしてたんだから（実際どんな風にパンチが当たったかはスローで見て判明）レフェリーも試合を止めればいいのにね。可愛そうといえば可愛そうなんですが。しかしそんな勝ち方で喜びの表情をするスックカセムもスックカセムだなあ…攻め方もかなり荒かったですしね。
スックカセムが２ＲＴＫＯ勝ち
▼第２試合：ＰＡＢＡフェザー級王者決定戦
同級５位：パッチャイ・ヨンユッジム（Padjai Yongyuthgym）（タイ） ＶＳ 同級６位：ムハマッド・デス・アフリザル（Muhamad Des Afrizal）（インドネシア）
＜パッチャイ・ヨンユッジム＞
この試合もなんだかなあ～な試合で、ＰＡＢＡ王者にまでなったはずのムハマッドは徹頭徹尾逃げ腰。そのムハマッドをロープに追い詰めたパッチャイは左で相手を抑えておいて右の大振りストレート（思い切りひじを後ろに引いてから打ってます）を何度も何度も打ち込む展開。これの繰り返し。かと思うと土俵上両者五分に組み合ったようなクリンチ…（ボクシングになってない…）さすがに追い詰められるとムハマッドも左フックやアッパーを返したりしますが…１，２Ｒに散々揉みあって疲れたのか３Ｒに少し手数が減った両者ですがパッチャイの連打に後ろに下がるムハマッドにパッチャイの右ストレートがヒットしてダウン。まあパンチが当たる前に体勢を崩して倒れかけてましたね。問題の４Ｒはこれまた組み合いからパッチャイがムハマッドを力で押し倒し、このときかと思うんですが腰を痛めたムハマッドがそれをレフェリーにアピールするもレフェリーは無視して、痛みで起き上がれないムハマッドに対して容赦なくカウントを入れる！（おいおい）そこで立ち上がったものの戦える状態じゃないようなムハマッドにパッチャイが連打を浴びせたところでレフェリーがストップ…
４ＲＴＫＯでパッチャイがＴＫＯ勝ち。
なんかテクニックのまるで感じられない喧嘩ファイト的なパンチのパッチャイにあのレフェリング…
「何これ？ひっでぇ…」
というのがこの試合の感想でした。２試合続けてレフェリングもひどいなあ、と思った次第。ヴィッキーのときはラビットパンチの可能性もあってヴィッキーが明確にレフェリーにアピールしてたんだからあそこで止めるべきじゃなかったか、と思うし、ムハマッドも腰の痛みを明らかにジェスチャーで訴えていたのでそこで一時ストップしてドクターに増させるなりすればいいのに痛みで立ち上がれない感じのムハマッドに対して容赦ないカウント…（倒れたのもパンチじゃなくて浴びせ倒し的な感じだったし）
そしてスックカセム、パッチャイともパンチの出し方もひどかったし。喧嘩と変わらないですねあれじゃ。ヨンユッのジムには西洋人のトレーナーがついているみたいだけどいったい選手に何を教えているのか、と思ってしまいます？ジャブはほとんど使わず、体をくっつけてから出すパンチ出すパンチみな思い切りテレフォンだし。技術に裏打ちされたスポーツじゃなくてただの殴り合いみたいで…しかも２試合とも相手がアピールしてるのを無視して続行してという後味の悪い終わり方。
なんておもってたら次の試合も…（汗）
▼第３試合：ノンタイトル、６回戦、契約重量１２６ポンド
スア・キャリーボーイ（Suor Carryboy）（タイ） ＶＳ ジョネル・アリヴィオ（Jonel Alivio）（フィリピン）
＜全身刺青のスア＞
日本に行ったらてき面試合が出来ないこと間違いなしのスア・キャリーボーイ。前からこの選手の戦い方に疑問を持ってたんですが、今回も相変わらずの戦い方。
ともかく飛び込んでくっついてからボディー連打オンリー…（汗）
３Ｒまでほとんどジャブもストレートも無し。相手のジョネルはこの攻撃に対して飛び込んでくるスアにジャブを入れていきます。そして中に入られると第２試合のように土俵上の争いに…（相撲取りが見せるような押し合いね）
見栄えも実効の点でも劣るスアの攻撃はジャッジにも評価されず。
ジョネルが判定勝ち（ＰＴＳ）
３Ｒまでスアは友か頭を下げて突進して体が接触するまでパンチをださず、そこからボディーを打っていくのみ。以前からそういう戦い方なんですが…彼はパンチを打つときにも頭を下げてからパンチを繰り出すんであれじゃパンチの正確性も出ないだろうし、技術的には激しく疑問です。同じターニンのタプティムデーン（現在はギャラクシーでマネージメント）は同じように筋肉だるまタイプだけど出入りの速いジャブとかも打てますからスア個人の問題なんでしょうが…
▼第４試合：ノンタイトル、６回戦
チェン・マノップルンローッ（Chen Manoprungroj）（タイ） ＶＳ アリエル・デルガド（Ariel Delgado）（フィリピン）
第３試合の終盤には眠気に襲われていたあたしですが、この試合もアリエルの両腕をブンブン振り回すボクシングに感心しながら（もち皮肉）夢の世界に落ちていきましたとさ（おいおい）
結果はアリエルが２ＲＫＯ勝ち
▼第５試合：ノンタイトル、６回戦
チェンイン・ゴー・サクナリン（Chiangyin Kor. Saknarintra）（タイ） ＶＳ モハマッド・ノー・リザン（Mohamad Nor Rizan）（シンガポール）
モハマッドが５ＲＫＯ勝ち
予定されていた第６試合は無かった模様。
ともかく第１試合から第４試合までまさに「大味」な試合の連続で食傷した、というのが本当のところです。そんな中スアＶＳジョネルの試合はジャッジがそれなり機能してフィリピン人選手の勝ちにする良識があったからすこしホッとしてましたけどね。
もっときちんとしたボクシングが見たいですわ…
ではまた
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昨日は結局知り合いとのアポ取りがうまくいかずに試合のほうも見にいけませんでした。仕方ないので家に戻ってＴＶ観戦してたんですが…試合内容が内容だったんで途中でまた爆睡してしまった…（泣）そんなわけでレビューは３試合ですが、しかしなんともはや、な試合ばかりでした…
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（愚連隊の一言）今回の場所はナコンパトム県のすぐそばです。
まずはちょいとご無沙汰してた本題から♪（ええ？）
今回紹介するのは映画にもなった漫画「２０世紀少年」の題にもなったＴ－ＲＥＸの「20th Century Boy」っす。
この曲の出だしのところが映画「２０世紀少年」のコマーシャルやオフィシャルサイトで散々流れていたので覚えのある方もいるでしょう。
あたしゃ、この「２０世紀少年」の主人公たちよりはちょっと遅れて生まれたので完全に感情移入できるところまで行かなかったんですが中々面白い作品だと思います。もっとも新しい「ともだち」の正体がそれまで噂でしか出てこなかったカツマタ君だったってラストの設定はちょっと…後半になるほど「過去の登場人物」が増えるってのは反則でねえけ?？（汗）
さて、いつもの副題に入ります。昨日行われたヨンユッ（ゴーライ）プロモーションの興行だったんですが、正直
もっと真面目にボクサーを育てようよ…
と思うほど失望しまくった次第…（涙）
今回は興行内容をざっと紹介するだけね♪
[[ ２０１０年０７月１６日（金） ]] ヨンユッ（ゴーライ）・クルンテープトンブリ大学興行
場所：バンコク都の西の端っこにあるクルンテープトンブリ大学内特設会場
タイのテレビ７チャンネルでタイ時間午後３時から午後５時（日本時間：午後５時から７時）生中継。
▼第１試合：ノンタイトル、６回戦、契約体重１２２ポンド
スックカセム・カフェーファーサイ（Sukkasem Kietyongyuth）（タイ） ＶＳ ヴィッキー・タフミル（Vicky Tahumil）（インドネシア）
＜スックカセム・カフェーファーサイ＞
笑顔が魅力のヴィッキーですが、前回の対ウィラポン戦での
足がつって負け（核爆）
に続いて今回も「おまぬ～」（死語）な負け方を見せてくれました。
はなから「勝つ気があるのか？」って感じのヴィッキーはちょちょっとジャブを２発くらい打ってはスックカセムの頭を抱えてクリンチってのを繰り返します。強いパンチを打つシーンはほとんどなし。そんなヴィッキーをロープに押し込んで大振りの右ストレートをぶちこむスックカセム、で１Ｒ終了。
２Ｒは右フックメインで攻めてたスックカセムの右ストレートが避け切れなかったヴィッキーの後頭部（延髄の辺）にヒット。これでヴィッキーが後ろ頭を抑え、レフェリーにラビットパンチのアピールをしながら右の方向に大げさに逃げました。ところがここでレフェリーが試合をストップせず、ストップされるものと思ってコーナーに行きかけたスックカセムが体を返して追撃のパンチを逃げてるヴィッキーの頭に食らわせてダウンを奪います。（汗）立てないヴィッキーを見たレフェリーがカウント途中で試合をストップ…
以前まだ亀田ファミリーにいたときの渡部あきのり選手が無防備に後ろ向いてる相手を殴りたおしてＫＯしたって試合がありましたが、それに似た感じを受けましたね…あれよりはスピーディーな展開でしたが…
あそこはヴィッキーが後頭部を抑えてレフェリーにアピールしてたんだから（実際どんな風にパンチが当たったかはスローで見て判明）レフェリーも試合を止めればいいのにね。可愛そうといえば可愛そうなんですが。しかしそんな勝ち方で喜びの表情をするスックカセムもスックカセムだなあ…攻め方もかなり荒かったですしね。
スックカセムが２ＲＴＫＯ勝ち
▼第２試合：ＰＡＢＡフェザー級王者決定戦
同級５位：パッチャイ・ヨンユッジム（Padjai Yongyuthgym）（タイ） ＶＳ 同級６位：ムハマッド・デス・アフリザル（Muhamad Des Afrizal）（インドネシア）
＜パッチャイ・ヨンユッジム＞
この試合もなんだかなあ～な試合で、ＰＡＢＡ王者にまでなったはずのムハマッドは徹頭徹尾逃げ腰。そのムハマッドをロープに追い詰めたパッチャイは左で相手を抑えておいて右の大振りストレート（思い切りひじを後ろに引いてから打ってます）を何度も何度も打ち込む展開。これの繰り返し。かと思うと土俵上両者五分に組み合ったようなクリンチ…（ボクシングになってない…）さすがに追い詰められるとムハマッドも左フックやアッパーを返したりしますが…１，２Ｒに散々揉みあって疲れたのか３Ｒに少し手数が減った両者ですがパッチャイの連打に後ろに下がるムハマッドにパッチャイの右ストレートがヒットしてダウン。まあパンチが当たる前に体勢を崩して倒れかけてましたね。問題の４Ｒはこれまた組み合いからパッチャイがムハマッドを力で押し倒し、このときかと思うんですが腰を痛めたムハマッドがそれをレフェリーにアピールするもレフェリーは無視して、痛みで起き上がれないムハマッドに対して容赦なくカウントを入れる！（おいおい）そこで立ち上がったものの戦える状態じゃないようなムハマッドにパッチャイが連打を浴びせたところでレフェリーがストップ…
４ＲＴＫＯでパッチャイがＴＫＯ勝ち。
なんかテクニックのまるで感じられない喧嘩ファイト的なパンチのパッチャイにあのレフェリング…
「何これ？ひっでぇ…」
というのがこの試合の感想でした。２試合続けてレフェリングもひどいなあ、と思った次第。ヴィッキーのときはラビットパンチの可能性もあってヴィッキーが明確にレフェリーにアピールしてたんだからあそこで止めるべきじゃなかったか、と思うし、ムハマッドも腰の痛みを明らかにジェスチャーで訴えていたのでそこで一時ストップしてドクターに増させるなりすればいいのに痛みで立ち上がれない感じのムハマッドに対して容赦ないカウント…（倒れたのもパンチじゃなくて浴びせ倒し的な感じだったし）
そしてスックカセム、パッチャイともパンチの出し方もひどかったし。喧嘩と変わらないですねあれじゃ。ヨンユッのジムには西洋人のトレーナーがついているみたいだけどいったい選手に何を教えているのか、と思ってしまいます？ジャブはほとんど使わず、体をくっつけてから出すパンチ出すパンチみな思い切りテレフォンだし。技術に裏打ちされたスポーツじゃなくてただの殴り合いみたいで…しかも２試合とも相手がアピールしてるのを無視して続行してという後味の悪い終わり方。
なんておもってたら次の試合も…（汗）
▼第３試合：ノンタイトル、６回戦、契約重量１２６ポンド
スア・キャリーボーイ（Suor Carryboy）（タイ） ＶＳ ジョネル・アリヴィオ（Jonel Alivio）（フィリピン）
＜全身刺青のスア＞
日本に行ったらてき面試合が出来ないこと間違いなしのスア・キャリーボーイ。前からこの選手の戦い方に疑問を持ってたんですが、今回も相変わらずの戦い方。
ともかく飛び込んでくっついてからボディー連打オンリー…（汗）
３Ｒまでほとんどジャブもストレートも無し。相手のジョネルはこの攻撃に対して飛び込んでくるスアにジャブを入れていきます。そして中に入られると第２試合のように土俵上の争いに…（相撲取りが見せるような押し合いね）
見栄えも実効の点でも劣るスアの攻撃はジャッジにも評価されず。
ジョネルが判定勝ち（ＰＴＳ）
３Ｒまでスアは友か頭を下げて突進して体が接触するまでパンチをださず、そこからボディーを打っていくのみ。以前からそういう戦い方なんですが…彼はパンチを打つときにも頭を下げてからパンチを繰り出すんであれじゃパンチの正確性も出ないだろうし、技術的には激しく疑問です。同じターニンのタプティムデーン（現在はギャラクシーでマネージメント）は同じように筋肉だるまタイプだけど出入りの速いジャブとかも打てますからスア個人の問題なんでしょうが…
▼第４試合：ノンタイトル、６回戦
チェン・マノップルンローッ（Chen Manoprungroj）（タイ） ＶＳ アリエル・デルガド（Ariel Delgado）（フィリピン）
第３試合の終盤には眠気に襲われていたあたしですが、この試合もアリエルの両腕をブンブン振り回すボクシングに感心しながら（もち皮肉）夢の世界に落ちていきましたとさ（おいおい）
結果はアリエルが２ＲＫＯ勝ち
▼第５試合：ノンタイトル、６回戦
チェンイン・ゴー・サクナリン（Chiangyin Kor. Saknarintra）（タイ） ＶＳ モハマッド・ノー・リザン（Mohamad Nor Rizan）（シンガポール）
モハマッドが５ＲＫＯ勝ち
予定されていた第６試合は無かった模様。
ともかく第１試合から第４試合までまさに「大味」な試合の連続で食傷した、というのが本当のところです。そんな中スアＶＳジョネルの試合はジャッジがそれなり機能してフィリピン人選手の勝ちにする良識があったからすこしホッとしてましたけどね。
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